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不可能への挑戦??

ペルーで糖質制限&グルテンフリー
(&そこそこオーガニック+たっぷり塩分)



「ペルーで糖質制限&グルテンフリー」
2017年、事の発端(パンをやめたら絶好調!)
…は、こちらをごらんください。



2019年1月3日(木) 午後6時の室温25.1℃ 湿度59% 外気温24.4℃ 山の雲が下りてきて、終日静かな曇り
<だるさゼロの年末年始!>


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鮭と卵の自家製燻製



 その後も、糖質(ほぼ絶対)制限&グルテンフリーの食生活、いたって淡々と続けております。
 おかげさまで体調もきわめてよろしいです。


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地鶏のニンニク&ショウガ焼き
玉ねぎとオリーブのサラダ


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地鶏と自家製塩レモンのチェダーチーズ焼き

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サヤインゲンと魚介の炒め煮
イーストで発酵させたら大成功!のアーモンド粉パンとロゼワイン


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豚と野菜の鉄板ニンニク焼き

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地鶏と野菜の蒸し焼き

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残りもの牛シチューのグラタン風
魚介類と野菜のオリーブオイル煮


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冷凍してあった桑の実とヨーグルトで、即席シャーベット。
お皿がきれいだと、何かもっといいものに見えちゃいますね!



 さてクリスマスは、2017年に引き続き、小麦粉なしで「パネトーネに近いお菓子」を目指してみることに。

 万一うまくふくらまないとガッカリなので、イーストとベーキングパウダーを併用しました。
 素人考えの折衷案ですが、さてこれが吉と出るか凶と出るか?!


<材料>

アーモンド粉 300g
ココナツ粉 110g
サイリウム 大さじ7


イースト(甘い生地用) 小さじ2
ベーキングパウダー 小さじ2


ハチミツ 大さじ4
塩 小さじ1
ステビア
 (味を見ながら、ぜったい入れ過ぎ、と思うくらいがちょうどよい量)
粉ミルク 大さじ2


チア(粒) 小さじ5
白胡麻 小さじ10


全卵 7個
酢 大さじ5
ラム酒(レモンの花を漬けて香りをうつしたもの) 大さじ3
とかしバター 120g
お湯 350ml


バニラエッセンス
アーモンドエッセンス
シナモン
ショウガパウダー


干しブドウ 180g
細かく刻んだ無農薬オレンジの皮
(ハチミツに漬けておいたもの) 50グラム



1)干しブドウとイーストは、パンメーカーの所定の場所へ。
2)お湯以外の材料をすべてケースへ。
3)まず250mlだけお湯を入れ、グルテンフリーコースを開始。
 なめらかに混ざるように、様子を見ながら残りのお湯を追加(追加分はミルクにするともっとおいしいかも?)
3)発酵が終ったところで、卵黄(分量外)を上に塗る


 ハチミツや干しブドウは糖質のかたまりですが、クリスマスなので良しとしました。
 でもこのレシピ、干しブドウなしでパンドーロ風に焼いてもおいしそうです。


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めんどくさかったので、今年はパンメーカーのグルテンフリーコースを利用。

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 ただパンメーカーは、ケーキ系のものは上に焼き色がつかないことが多いので、焼成が始まる前に溶き卵を塗りました。
 結果、なかなか良い色に焼けました。


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 さて、焼き上がりを切ってみますと…
 とてもやわらかく、いい感じに焼けています!(干しブドウは好き勝手なところにいますけど…(^-^;)
 アーモンド粉やココナツ粉にありがちなパサパサ感は、まったくありません。すばらしい!


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 一晩おいて24日になったら、もっとしっとりして、カステラそっくりの質感に。
 実においしいです、サイリウムはほんとうに偉大ですね!
 (はじめてサイリウム入りのアーモンド粉パンを食べたときは、繊維質が多すぎて胃につかえましたが、何回か試すうちに平気になりました)


 パネトーネのあのおいしそうな窯伸び感こそありませんが、香りはほぼパネトーネを完コピできたと思います。
 部屋中がクリスマスの香りでいっぱいになりました。
 特にオレンジの皮を入れたのがきいてました!


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 24日の食事のほうは、宿六が大好きなホタテガイを、コンポステーラ風の味付けにして、オーブンへ。
 (パセリ、レモンかライム、シナモンをきかせると、簡単にそれっぽくなります)


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 あとはカジキマグロとエビ、キノコをオリーブオイルで焼いて、ほうれん草のバター炒めを添えて…
 とにかく楽がいちばん。


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実におひさしぶりの小麦のパン君!
いやーお懐かしい!


 でも今年は、禁断の小麦粉パンも用意したのです!
 いえいえ、グルテンフリーから宗旨替えしたわけではないんですよ。


 昨年の大発見は、スペルト小麦(harina de trigo espelta)でした。
 古代小麦とも呼ばれるスペルト小麦は、品種改良(…改悪?)が進んだ現在の小麦と比べると、グルテンの質と量がまったく違っていて、グルテン過敏症の人でも問題なく消化できる場合が多いとか。
 それで前々からとても気になっていたのですが…


 ざんねんながら、私が知る限りまだペルーでは入手できませんし、各国のAmazonにあたってみても、ペルー宛に送ってくれるところは見つかりません。
 そこで、日本のAmazonで購入→海外転送会社→うち、という遠回りをして、ドイツ産の粉1キロを手に入れました。


 スペルト小麦でパンを焼くときは、水などのあんばいがけっこう難しいらしいです。
 でも幸い、当地で買ったPanasonicのパンメーカー(たぶんヨーロッパ仕様)には、ちゃんと「スペルト小麦コース」があるので、その指示通りにしました。


 結果は大成功!
 粉じたいグルテン量が少ないなら、ぺちゃんこになるのでは、と心配でしたが、びっくりするほどふくらんでくれました。
 (写真の通り、ちょっとふくらみすぎちゃったくらいで…逆よりはずっといいけど…)


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このパリパリ感も懐かしい!
(パンメーカーとパン切りナイフ、念のため捨てずにおいてよかった…
これは珍しく宿六の意見が正しかったですね…)


 冷めるのを待ちかねて切ってみると、皮はパリパリ、中はふっくら。
 そして軽くトーストすると、口に刺さるくらいバリっとする、という非常に私好みのパンです。


 でもグルテン害にはこりごりなので、ドキドキしながら、ほぼ決死の覚悟で試食を敢行…
 ふつうの小麦のパンなら、一口で胃がふくれあがるので、本当に恐怖なのです。
 でもこれは半切れ食べても、とりあえず何も起きず…


 味は今の小麦より濃くて、独特の香りもあって、昔スペインの田舎で出てきた大きな丸いパン(ナイフを刺すと抜けなくなるほど皮が固く、でも中はしっとりしている田舎のパン)を思い出しました。

 バターとの相性も最高で、一年半ぶりの小麦パンという感激もあって、宿六と一枚ずつ平らげてしまいました。
 でもその日は、特に何の異常も感じませんでした。
 胃の不調なし、頭痛なし、食後の眠気もなし、です。体重も変化ありませんでした。


 でも翌日は、私だけが遠雷のような、かすかなかすかな頭痛を感じる…ような気がしました。
 ただそれは、季節の変わり目だったからかもしれませんし、心因性の可能性も大きそうです。
 その後、日をおいて、量を変えて何度か試食してみましたが、少なくとも半切れまでなら、頭痛もまったく起きないと確認できました。



 もうひとつ気がかりだったのは、「グルテン依存症の再発」です。
 (これはおそらく現代人の大半が、無自覚のまま陥っている依存症で、毎日何らかの小麦製品を口にせずにはいられない、という状態です。
 私も以前は、毎朝パンをひとかけらでも食べないと、どうしても気が済みませんでした)


 でもこれも杞憂に終りました。
 冷凍庫にたくさんおいしいパンが眠っている、とわかっていても、食べずにまったく平気でいられます。
 また今こうして写真を見て、おいしさを思い出しても、すぐ食べたい、がまんできない、という衝動にかられることもありません。


 たまにおいしいものを作ったときに、ワインに合うから、じゃあちょっと出しましょうか、と思いつく程度です。
 なので、さいしょに400グラムの粉で焼いたパンは、結局二、三か月かけてやっと食べ終えました。


 今後もこれを常食するつもりは全くありませんが(いくらグルテンが少なくても、糖質は糖質ですので)、でもパンのあのおいしさを、一生がまんしなくていい、というのはとても嬉しいことです。
 しっとりしたパンやケーキなら、アーモンド粉とサイリウムで再現できますが、フランスパン系のぱりっとした質感は、代用品がないからです!
 (卵白パンはけっこういいセンいきますが、味がどうしても卵白でしかない(笑)のが難点)


 これからはスペルト小麦粉を、年に1キロほど調達し、誕生日前とクリスマス前にパンを焼けばちょうどいいかな、と思っています。

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 …別においしいものを作らなかった残り物デーも、ワインとパンの一切れで、かなり楽しい食事になりますね。
 はいはい、私がパン好きだってことは認めます、でもその私でもグルテンフリーを平気で実行できてるのですから、迷っている方はぜひ一度お試しを!
 (なぜか始める前から怖がってしまう方、多いのですよね、それこそがグルテン依存症になっている証拠らしいですが…)


 特にそこの、長年花粉症で苦しんでいらっしゃる方!
 今のうちに体内からグルテンを取り除いておくと、次の春はとても楽かもしれません。


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 さて12月25日は、これまたかんたんに、カタクチイワシとホタテガイのオリーブオイル焼きと、地鶏入りサラダにしました。
 さいきん魚の消費量を増やしています、猫も活気づくので。


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 大晦日は、タルトを作ってみることにしました。
 アーモンド粉とココナツ粉、卵、バター、ステビアと塩少々を目分量でまぜて、型に敷いてオーブンで焼くだけです。
 マサパン風の生地なので、粘土みたいに扱いやすくて楽しいです!


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 冷めてから、好きなものを詰めます。
 煮リンゴなど水気が気になるものは、クリスマスのお菓子の残りを敷いて、その上にのせました。
 (リンゴも糖質たっぷりですが、たま〜にだったら問題なしです)


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低糖質タルト三種。
☆生クリームとイチゴ
☆バター煮のりんご(ステビア&シナモン風味)とブルーベリー
☆ライムカード(ライムジュース、卵、バター、ステビア)とブラックベリー



 どれもかんたんなのにおいしくて、大成功でした。
 アーモンド粉のタルトですから、まずいはずもないわけですが…
 次回は生地にステビアを入れないで、ミートパイを作ってみようと思います。


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 12月31日の食事のほうは、メルルーサ入りオムレツと、ムール貝&海老のワイン蒸し。

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 あけて新年一日の食事も変わり映えしなくて、魚介類とキノコのオリーブオイル煮と、オムレツの残りなど。

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 新年二日は、地鶏のフェンネル風味煮込み、サラダ、そしてまたオムレツの残り。

 超高糖質のおせち料理はもう作りませんが、オムレツがちょっとその代役を果たしているのかも…
 新年三日くらいまではしつこく出てきますから…


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残ったライムカードと生クリームで、即席デザート


 かくして、たっぷり食事をしたにも関わらず、消化不良も異常な眠気も一切なしの、ごく快適な年末年始をすごすことができました!
 だるくならないおかげで、新年早々、畑仕事もはかどりましたー(^.^)
 (今年はモロヘイヤいっぱい食べるぞー!)



2018年8月15日(水) 午後11時の室温21.6℃ 湿度65% 外気温17.1℃ きょう日中は快晴!でした、一か月ぶりくらいに太陽を見ました(笑)
<糖質制限&グルテンフリー、一年後の実感>



 糖質(ほぼ絶対)制限&グルテンフリーの食事を始めて、もう一年がすぎました。

 この一年ほど身体が楽で、ついでに始終きげんも良かったことは、物心ついて以来、私はないかもしれません。
 とにかくもう良いことしかありませんので、宿六ともども、やめたり制限をゆるめたりする気ゼロ!で続けております。
 と申しますか、糖質(ほぼ絶対)制限&グルテンフリーが日常となってしまった今では、食餌療法を続けている、という意識ももはやないですね。


 今年はとても雨が多く、例年以上にじめじめ寒い冬ですが、私の鼻アレルギーと喘息は、おかげさまでまったく気配すらありません。
 頭痛、歯痛、背中の痛みなどなど、ありとあらゆる痛みも消えたままです。本当に幸せなことです!


 むかしのように平気で夜更かしもできてしまうので、睡眠不足になりがちなのだけが、ちょっと困ったところです。

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 しばらく食事内容のご報告を忘れていましたので、一気に年末まで戻ります…
 スペイン風オムレツ(ジャガイモ抜き)、生ハム、マッシュルームのニンニク炒め、サラダ、アーモンド粉パン。


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 自家製パネトーネ香料を使ったカップケーキ。
 見た目は地味ですが、ちゃんとクリスマスの香りでした。


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 Oxapampaのチョリソーと芽キャベツ、ズッキーニのニンニク炒め。

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 珍しくお醤油で味付けした、豚とフダンソウの炒めもの、カリフラワーのごはん風。
 これを最後に、いらい和風の味つけのものは、なぜか全くほしくならず一切作っていません。
 日本茶もほとんど飲まなくなりました。


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 二種類の海老と野菜の鉄板焼き、バター味のキヌア添え。
 キヌアはごはん、またはクスクスがわりにするとおいしいので、糖質制限をはじめたころは助かりました。
 でも今はもう、キヌアすら胃に重く感じるので、使わなくなりました。


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 タコと野菜のニンニク&オレガノ風味焼き。
 アーモンド粉とチアのパン。


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 暑い1、2月には、アイスキャンディもたくさん作りました。
 イチゴとヨーグルト、ココアと山羊ミルクなどを使い、甘みはステビアにすれば問題なしです。
 粉ゼラチンを使うと、歯が立たないカチカチ状態にはなりません。


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 海老とほうれん草のバター炒め。
 上のお漬物っぽいのは、自家製ザワークラウト。


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 和食を作らないと、お味噌や納豆などとも自然と縁が切れてしまいます。
 かわりに何か発酵食品をとりたいと思い、ザワークラウト作りを始めました。


 といっても、キャベツやケール、紫キャベツなどを、細かく切って塩もみして、ビンにつめて室温で一週間放置するだけです。
 ブクブクと乳酸菌が大発生して育っていくので、とても楽しいです。
 一度じぶんで作ると、缶入りのはもう食べられません!


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 牛肉とブロッコリーのオリーブオイル炒め。
 生ハム、茹で鶏サラダ、アーモンド粉のパン。


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 前の夏は、カンパリのライムジュース割りをよく飲みました〜
 ふわっと浮かれた旅気分になるので、大好きです。


 少し糖質はありますが、たまにこれくらい飲むのは問題なしです。
 カンパリは、ドライチンザノで割るのも格別ですよね〜


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 暑すぎる日の軽食。
 ケール入りのガスパチョ風スープ(トマト、玉ねぎ、好きな野菜いろいろを、オリーブオイルといっしょにミキサーにかけるだけ)。
 アーモンド粉電子レンジパンの、チェダーチーズ・トースト。


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 豚三枚肉と放牧牛肉の鉄板タマネギ焼き。アーモンド粉パン。サラダ。

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 宿六出張時、ひとりの食事。
 サヤインゲンとチョリソーのニンニク炒め。あースペインのバルだー。


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 以前は特においしいとも思わなかった、生のルクマ。
 糖質制限を始めてからは、ものすごく甘くおいしく感じるので、この秋は堪能しました。
 生クリームをちょっとかけると、それだけで良いデザートに。


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 生のルクマをアーモンド粉とまぜて焼くと、しっとりしてとてもおいしいです。
 ルクマには糖質はしっかりあるので、多少太りますけど。


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 生地に生のルクマをまぜて、とかしバターをたっぷり入れて、マドレーヌ風のお菓子も焼きました。

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 自家製塩鮭、野菜、チーズのオーブン焼き。

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 地鶏とカボチャのシチュー。

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 庭のかたすみで、なぜかマイクロトマトが大繁茂しています。
 蒔いた覚えはないので、小鳥がタネをもってきたのかもしれません。


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 地鶏の燻製。トウガラシと生バジリコソース添え。
 マイクロトマトがかわいくておいしいので、ときどきつけあわせに使っています。


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 カレーやシチューなどの煮込み料理が多いので、残りものの利用法を考えてみました。

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 適当な野菜やチーズ、ゆで卵などの上にかけて、オリーブオイルをたらしてオーブンへ。
 これが変においしくてはまっております。


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 かんたんで時間がかからない上に、いまの寒い季節にはぴったり!なので、もうしょっちゅうこれでごまかしています。

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 焼く前に、アーモンド粉とヨーグルト、粉チーズをまぜて上にかけ、バターをのせて焼くと、ホワイトソース風にもなります。

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 ココナツ粉の電子レンジケーキ。常備の冷凍果物といっしょに。

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 地鶏の香味焼き、魚介類のアヒアコ、アーモンド粉パン。

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 アーモンド粉、ココナツ粉などで作る電子レンジパンは、こんがり焼いて食べるとなかなかのおいしさです。
 これでじゅうぶん満足していましたが…


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 幸いリマでも、サイリウムが手に入るようになり(Mercado Libre)、こういう丸いパンも焼けるようになりました!
 サイリウムをまぜると、生地がくたっと流れなくなるので、型なしで、手で成形して焼けるわけです。嬉し!


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 こちらはアマニと胡麻入りのアーモンドパン。

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 塩鮭とアスパラガス、マッシュルームの鉄板焼き。
 冷凍ホタテガイの、なんとなくコンポステラ風(小麦粉のかわりにアーモンド粉をまぶしてオーブンへ)。


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 ルクマのババロア風。

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 イチゴとブルーベリー、山羊ヨーグルトのゼリー。
 オレンジ色のはアグアイマント(ゴールデンベリー)。


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 地鶏のトマト煮。私が力尽きたときはこれが出ます、目をつむっていてもできるので。

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 メロン&生ハム&オリーブオイルたっぷり。
 アーモンド粉パンと赤ワイン。


 (この一年で酒量はほんとうに増えました…
 以前はすぐ気分がわるくなるので、あまり飲まないようにしていましたが、いっしょに炭水化物(特にグルテンを含むパンやパスタ)をとらないとまったく平気、ということがわかってしまったのです♪)


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 このチリ産の冷凍海老、とてもおいしいんですよね。
 これを塩焼きにしたのと、生ハムとアーモンド粉パンがあれば天国です。


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 宿六との合同誕生日、ケーキがないのはやっぱり寂しいので、夜遅くなってからいーかげんに生ルクマ入りケーキを焼きました。
 見た目はともかく、アーモンド粉とバターをたくさん使ったので、おいしくないわけがありません。


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 カツオとブロッコリーのニンニク炒め。

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 放牧牛カレーとカリフラワーのごはん風。

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 塩鮭とほうれん草、玉ねぎのバター焼き。

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 豚とキャベツの煮込み。

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 今年は庭のレモンが大豊作!
 モロッコで唯一おいしかった、あの塩レモンを作ることにしました。(以前ライムで作ったら、ちょっと違うものになってしまったので)


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 このレモン、黄色いふつうのレモン風ですが、切ると中は緑色です。
 でも味を日本のレモンと比べようにも、宙ではちょっと思い出せないなあ…と思っていましたら…


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 良いところに、M子さんから日本のレモンソースを頂きました。
 さっそく比べてみると、うちの庭のレモンは、やはり日本のものとは少し違うようです。
 かすかに青っぽさが強く、たぶんライムと花粉がまざった品種じゃないかな?と思います。


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 左のカレーのリフォーム料理。

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 さて一か月ほど待って、塩レモンも味が出てきましたので、いろいろ便利に使っております。
 これは塩レモンと塩鮭、ズッキーニ、チーズのオーブン焼き(の準備中)。


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 地鶏と野菜の塩レモン焼き。

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 地鶏とピーマン、キノコ、塩レモンの煮込み。

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 まだ生のレモンも木に残っているので、ホットレモネードにしたり、レモン入りココナツクッキーを焼いたりしています。

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 また海老の鉄板焼き。

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 チョリソーのパプリカ煮込み、メロン&生ハム、イワシ入りサラダ。
 なんというかこの食事療法って、お酒のおつまみばっかり食べている、風でもありますね…


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 ほうれん草カレーとカリフラワーのごはん風。ほんとごはんにしか見えないでしょ?

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 アボカドサラダと、豚と野菜のトマト煮。

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 生ハム、トルティーリャ(卵の)、アーモンド粉パンとサラダ。
 糖質制限&グルテンフリーの食事は、ワインの肴には困らないところが、本当にいいです(^^)


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 リマで入手できる高地の野菜は、味はとてもいいのですが、いかんせん種類が少ないので、さいきんモヤシも作り始めました。
 これはザワークラウト以上にかんたんです!
 一晩水につけたマメ類を、ヨーグルト用水切り容器などに入れて、朝晩水洗いするだけです。
 (チアなど細かいタネは、左下のように、ぬらしたキッチンペーパーに薄く蒔くのがよさそうです、まだ実験途上ですが)


 レンズ豆、大豆、チア、アマニなどいろいろ試していますが、今のところいちばん簡単そうなのは、レンズ豆。
 三日目には食べ始めることができるので、常備体制で育てております。
 生のままサラダに入れると、しゃきしゃきしておいしいです。



2018年4月17日(火) 午後4時の室温24.8℃ 湿度56% 外気温25.5℃ 快晴!
<炭水化物天国ペルーへようこそ?!>


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わが隣村ルリンの、市場内の食堂



 うわ〜!( ;∀;) 食べちゃいけないものばっかり!
 糖質とグルテンと、カゼインとオメガ6系油の殿堂!


 以下、過去に食べてしまったおそるべきペルー料理の数々をお目にかけます。
 初ペルー旅行にいらしたばかりのカルメンM子さまとレイナR子さま、旅の激盛り料理を思い出してお笑いくださいね!


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ワンタ(アヤクーチョ県)のプカ・ピカンテ
(豚とビーツのシチュー)



 ペルー料理の正しい盛り付けかた。
 大量のごはんを山のように盛ってから、その片側斜面に料理をのせます。
 つまり見えているごはんは、氷山の一角にすぎません(少なくとも点線部分まではごはんです)。


 このごはん、長粒米に玉ねぎ、ニンニク、塩、サラダオイルなどを加えて炊くので、パスタの一種のような仕上がりで確かにおいしいです。
 でも私たちは卒業しました…また機会があれば、食べることもあるとは思いますが、今はまったく興味はありません。


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カハマルカの懐かしいレストラン、サラスにて



 この素朴な料理の主役は鶏、のはずですが…
 添え物のジャガイモ&黄色唐辛子シチュー(しみじみおいしい炭水化物大爆発味)とごはんとが結託して、主役のようにふるまっていますね。


 右上の小皿はトウガラシソース。
 店によって、また地方によって、唐辛子ソースの種類がさまざまなのはとても楽しいです。


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バニョス・デル・インカ(カハマルカ県)のお祭り屋台


 郊外からお祭り見物に来た一家が、嬉しそうに食べているのも、てんこ盛りごはんにちょこっとお肉が載った料理。
 そして大量の甘い炭酸飲料….


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ワンカベリカのホテルの食事



 牛ひき肉のスープは、大量のパスタ入り。
 主菜のロモ・サルタード(牛肉、トマト、玉ねぎの炒めもの)、これも白いごはんとジャガイモフライがお皿の半分を占めています。
 お醤油(ここにもグルテンが潜んでいます)たっぷりの味付けの、白いごはん添え、ですから、ロモ・サルタードは日本のみなさんにもいつも大好評。


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 リマでもアンデスでも、どこにでもあるロモ・サルタードですが、こんなふうにジャガイモと玉ねぎばっかりのもありがちですね…

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イスクチャカ(ワンカベリカ県)の定食屋にて、一皿目


 鶏でだしをとったスープは、たっぷりの蝶々型パスタとジャガイモ入り。
 パスタは直接スープに放り込み、くたくたになるまで煮たててあるので、スープにもしっかり溶け出して逃げ場なしです(^-^;
 パスタだけ残しても意味はなさそう…


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同じく、イスクチャカ昼定食の二皿目



 ごはん山のすそで恐縮気味の主菜は、牛肉の煮込みです。
 数ソルの格安定食ですからしかたありませんが、お肉はたったひときれで、下はぜーーんぶジャガイモ。
 なにしろアンデスには、ジャガイモは売るほどありますものね(^^) そして形ばかりのレタスサラダ。


 この定食についてきた飲み物は、パイナップルジュースでした。
 本当のジュースではなく、いわゆるrefrescoと総称される飲み物です。
 パイナップルなどの皮を煮たて、お砂糖をたっぷり加えたもの、であることが多いです、水じたいあやしいのでこういうのは飲んじゃだめです。


 うーん、これもやはり、ほとんど糖質だけで組み立てられた定食ですね。

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ビルカスワマン(アヤクーチョ県)のプカ・ピカンテ


 さきほども出てきたプカ・ピカンテですが、こちらはビーツとジャガイモばっかりのシチューに、ちょっぴり豚フライを添えた廉価版。
 お皿のむこう半分には、もちろんごはんの丘が埋もれています。
 小皿に入っているのは、わけぎ入り黄色唐辛子のソース(ちょっと和風でおいしいです)、右のお皿はカンチャ(粉質のトウモロコシを炒って塩をふったおつまみ)です。


 これも90パーセントは糖質ですね!グルテンは大丈夫みたいですけど。
 アンデスのみなさんは、たとえちっちゃなかわいいお婆さんとかでも、このごはんとカンチャを平らげますから恐れ入ってしまいます。


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 糖質だらけの定食のあと、さらに甘いものに手を伸ばす人も。
 見るだけで血糖値あがりそうです、ああもうやめましょうよ…


 アンダワイラスのこのおじさんが陶然となって召し上がっているのは、市販の粉末ゼリーを固めたもの。
 ペルーの人、粉末ゼリー好きですよね。
 とても安いし、うちで簡単に作れるのに、みなさん高いバイキングレストランでも大喜びでとってきます。
 何年暮らしてもこれは謎。


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マンタロ渓谷コンセプシオンのホテルのサラダ



 さて、かくも糖質大爆発なペルー料理も、サラダなら健康的かと申しますと…

 せっかくきれいに作ってくれたサラダでしたが、見て大ショックだったのがこれ。ほぼぜんぶ糖質じゃん…
 ソラマメ、ニンジン、トウモロコシ、グリーンピース……徹底しています。
 しかも(リマの一部の店を除いて)いっしょに出されるのは普通サラダオイルなので、困ったものです。


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 その上を行くのが、パチャカマックの有名レストランDon Cuchoの「自称」サラダ。
 トウモロコシ、ジャガイモ、ニンジン、サツマイモ、グリーンピース、ソラマメ、ひよこ豆…
 いえもう、ぜったいにこれ、サラダじゃないでしょ?! ザ・炭水化物!ですよ。


 (ついでながらこのレストラン、名ばかり高くなっておりますが、近年質は急落しました。
 平日だと、ジャガイモばかりのロモ・サルタードとひからびたごはん、なんてものを平気で出すので、店主が見張っている土日しか行ってはいけない店です)


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ワンカベリカのホテルで


 このときは熟考の末、温野菜のサラダと鶏むね肉のスープを注文しましたが…
 両方ともまったく同じ野菜が入っていて、またそれをぜんぜん悪びれずに持ってくるので、クスっと笑ってしまいました。
 パスタ入りスープにジャガイモも二個!(ギャー!)、というのもペルーではお約束ですね。おいしいんですけどね……


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 で、また同じ食堂で、懲りずに後日サラダを注文したら、出てきたのがこちら。
 どうも同じ三種の野菜(ブロッコリー、さやいんげん、ニンジン)しか買っていないようです。わはははは。
 糖質を避けていると、さやいんげんとニンジンを野菜と呼んでいいのかも、大いに迷うところですが…


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同じくワンカベリカにて


 ちょ、ちょっとまった〜!
 お砂糖たっぷりレモネードと、甘ったるいタマリンドソースで食べるワンタンのサラダ油揚げ?!?
 いつ食べたこんなもの?気は確かだったのか?!(と自分に問う)


 純粋な毒です…糖質とグルテンしか含まれてません…

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 その上、タヤリン(ペルー式くたくたパスタ)ですか!
 これは、ペルーで食べた最初でさいごのタヤリン・サルタード(くたくたスパゲッティと牛肉トマト玉ねぎのお醤油炒め)。
 もちろんおいしかったです、でも二度と食べようとは思いません。


 あのころはまだ若かったから、こんなものを高地で食べても何とかなったのですね、今だったら確実に死にます。
 せめてもう少し早くグルテン不耐症に気づいていたら、かつて何度も行ったアンデスで、はるかに多くのものごとを見て来れたろうに…と残念です。


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ワンタ(アヤクーチョ県)の聖週間のお昼



 今までアンデスでとった食事の中では、これなんかは最高に健康的なほうでしょう!
 ニジマスにまぶしてある小麦粉だけが問題ですね。
 このときはごはんを断って、ウェイターさんに変な顔をされたのでした。え、日本人なのに?ということで。


 当地の人は、日本人はごはんが大好きと思い込んでいるので、やたらと勧めてくれます。
 でも私は、ペルー人なみに大量のごはんを食べる日本人なんて、一度も見たことありません。


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宿六のある日のさみしいビジネスランチ



 こうしてアンデスで食べたものを振り返ってみますと、次に行くときどうしよう…と不安になってきます。
 もう食べられるもの、なにもなさそうですよね…


 幸いリマでは、例のRodizio(お肉と野菜食べ放題のお店)があるので助かっていますが、宿六はたまのビジネスランチで大いに困っています。
 インドのお客さんが来たときはカレー屋と決まっているので、まあいいのですが(あの方たちは世界中どこへ行ってもインド料理しか食べないらしい…)、写真は、先日ミラフローレスのレストラン(ラルコマール内)でとったというステーキ。
 どちらも、もう冗談みたいに量が少ないのに70ソルした由で、ふだんこういう写真を撮らない宿六が、感動のあまり写してきました(笑)


 ほかのお客さんは、山盛りごはんやジャガイモフライ、パンなどで空腹をしのいで?いたそうです。
 もっと安くておいしくて激盛りのレストラン、いくらでもあるのに、どうしてこんなサギみたいな店がつぶれないのか、これもリマの謎のひとつです。


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 パンアメリカン道添いのレストランの広告。
 「当店には、お探しの毒…いえいえ、お探しのメニューはすべてそろっております!」
 たしかにリマの人は、これだけあれば幸せに生きていけそうですね。


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 こちらは鶏の丸焼き屋さんの広告。
 もともと鶏の丸焼きにつけあわせるのは、大量のジャガイモフライ(大量も大量、鶏の容積よりはるかに大量のジャガイモフライ)と決まっていましたが、近年それにチャーハンまで添えるのが流行しているらしく…………


 これ以上、同胞を太らせてどうする?!…と私は叫びたい。

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 リマにもいちおう、グルテンフリー食品を扱うお店は存在するようです。
 でも検索をかけると、だいたいこんな黄色と茶色で埋め尽くされた画面が出てきて、行ってみる気にはなれません。


 たしかにグルテンは入ってないんでしょうけど、かわりに米粉やトウモロコシ粉、でんぷん粉を多用しているようです。
 ペルーに限らず、世界各地のグルテンフリー信者や菜食主義者の多くが、糖質とりすぎになっているのが現状ではないでしょうか。


 それではあまり意味ないと思うんだけどな……
 糖質よりグルテンのほうがはるかに害が大きい、ということは、私も人体実験で実感しておりますが、それにしましても。


 日本では、ペルーよりずっとグルテンフリー食品が多そうですが、糖質過多な上に添加物がむやみに入ったものも少なくないようです。
 うっかり買ってしまう前に、裏の表記を確認することをおすすめしたいです。


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カハマルカの巨大プディング



 リマ市内で手に入るグルテンフリー・デザートは、糖質制限的にはまったく無意味なので、甘いものはやはり家で作るほかないようです。
 中でもプディングは、かんたんでありがたいデザートです。


 この写真のプディングには、すさまじい量の白砂糖が入ってましたけど、ステビアを使って作ればぜんぜん大丈夫。
 私もちょいちょい地卵&山羊ミルクで、電子レンジ即席プリンを作っています。
 やはり自家製のアーモンド粉パンを使えば、禁断のパンプディングだって出来ちゃいます。


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 ところで、現在わがパチャカマックでは、竈焼きのパン屋が大流行中です。
 パンはもうこりごり…と思う気持ちが、林立するパン屋を近所に物質化してしまった…のかもしれません。
 これを引き寄せの法則と申します(^-^;


 道の両側に並ぶパン屋を見つつ帰宅しますと、もうそれだけで胃が苦しくなってきます。
 空気中に漂う小麦粉が、もしやグルテン過敏症をひきおこさないかと、ちょっと心配になるほど。


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魅入られたようにパンに引き寄せられていく人々…


 それぞれの店で、チーズやハム、豚フライなどを詰め込んだパンを売っていますが、しかしそれはお昼の軽食、というわけではないのです。
 Don Cuchoなどの郊外レストランで糖質大爆発の食事をとったあと、午後3時4時にまたここでパンを食べるのです!


 糖質たっぷりの昼食をとると、血糖値は急上昇し、身体はあわててインスリンを大量分泌するので、数時間もたたないうちに今度は血糖値が急降下します。
 そのときに感じる寂しい寂しい空腹感は、糖質でしか埋められない種類の空腹感なので、それで「無害なパンでもつまむのがちょうどいいわ」ということになります。
 そしてまた血糖値が急上昇し、帰宅するころにはまた急降下……
 これではまるで、たえまない空腹に苦しめられる無間地獄です。


 みなさんも、たっぷり外食したのに深夜帰宅するころにはまた小腹がすいている、というご経験、ありませんか?
 私は何度もあります。
 この「小腹がすく」という感覚が、まさに危険な血糖値急上昇&急降下の動かぬ証拠です。


 糖質制限をすると、この感覚がまったくなくなるのも、とても嬉しいです。
 気まぐれな食欲(ちゃんとした食事をとりたいときとは別の空腹感)に、いちいち気分と生活をふりまわされなくなるからです。


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幼いころから、しっかりグルテン&糖質中毒教育…
私は本当に心配です。これでいいのかペルー?!


 永吉君の子供たちも、学校でひどい軽食を食べさせられています。
 たっぷり砂糖を入れた脱脂粉乳とオートミール、チーズか添加物だらけのハムをはさんだ白いパンで、残すと叱られるそうです…ああ。


 ただ日々の食べ物については、言い訳もたくさんありますね。
 食事は伝統的なものがいちばん、身体にわるいものを一通り食べてみるのも人生経験のうち、それに世間とのお付き合いで避けられない部分もある、食事の文化面も無視するわけにはいかない、等々…


 どれもそれぞれ一理ありますが、しかしペルーほどの惨状となるとそうも言っていられません。
 ペルー国民総糖尿病患者化は、このままでは遠い将来のことではなさそうです。


 みなさまもきっと、ペルーはひどいもんだ、とあきれていらっしゃると思います。
 でも、いちおう健康的とされる和食にも、ちょっと目を向けてみていただけませんか?


 白いごはん(雑穀入りでも糖質に変わりありませんし、むしろ麦を足すことでグルテンまで加えている恐れもあります)を中心に、砂糖やみりん、グルテン入りのお醤油、サラダオイル等でこってり味付けしたお菜の数々。
 お芋やお豆を使った料理もまた多いことでしょう。


 加えて多くの人が、朝はパンやシリアルと牛乳、昼は麺類、おやつはケーキ、菓子パン、クッキー、和菓子、アイスクリームにスナック菓子に甘すぎる果物類。
 どう考えても、グルテンと糖質のとりすぎになってはいないでしょうか。


 和洋折衷の食事をとる私たち日本人に、隠れ糖尿病患者が多いのは無理もないことです。
 ペルー人はインスリン能が高いぶん、まずは際限なく太るので、日本人より不健康さが目立ちますが、じっさいのところはどっちもどっちかもしれません。


 日本はまた、加工食品の添加物の多さも、とても気になるところです。
 パック入りのほとんどの食品は、裏を見ると二行、三行、四行…と添加物が列記されていますが、異常だと思います。
 一見伝統的と見えて、ほんの百年前の食事とは似ても似つかないのが、今の日本の食卓ではないでしょうか。


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競合が多すぎる薪焼きパン屋さん
道まではみ出させた看板で、必死の宣伝中


 なにも深刻な病気に限らず、年齢不相応なシミやしわ、頭痛、消化不良、アレルギー、そこはかとない不幸感、先の見えない不安感、なんとなくだるいといった不定愁訴。
 その多くが、身体の糖化や、グルテンと添加物の摂りすぎが原因となって起きている可能性は、じゅうぶんあると思います。


 というのも人間の身体は、動物の脂肪やお肉こそが、もっとも消化しやすいようにできているからです。

 これは就寝前に実験するとすぐわかります。
 パンひとかけらかクッキーの一枚でも食べて、すぐ寝ると、翌朝は胃がとても不快です。
 でもチーズや冷肉、ゆで卵などは、かなりの量を食べてすぐ寝ても、朝には胃はからっぽになっています。


 お肉や脂肪は消化にわるくて眠気を誘い、お米や小麦粉や全粒粉は消化が良い…
 というのは実は完全なまちがいで、事実はその正反対のようです。
 だから次に体調をくずしたときには、「胃に重いおかゆ」じゃなくて「軽いステーキ」を食べるべきなのです(^^)


 お肉や脂肪を効率よく利用できる私たちの身体は、穀物食が普及したここ数千年くらいでは、少しも変わらなかったようです。
 それなのに無理をして、糖質中心の食事を続けてきたことが、数えきれないほどの病気や不調を招いているわけです。



 みなさまも肉食動物の本能を取り戻し、おいしくたくさん食べつつ、不健康きわまりない糖質グルテン依存から、今年こそ!抜け出しませんか?
 食べ物の恨みは深いほうの私が、かれこれ8か月、この食事療法を楽しく続けているのは、ぜんぜん辛くないのにすばらしい効果があるからです。


 またこの機会に、パン、パスタ、ラーメン、シリアル、ドーナツ、ケーキなどが引き起こす、あの「異常なまでの食べたさ、おいしさ、高揚感、あとを引く感」にも、少し意識を向けていただければと存じます。
 ひとたび中毒から抜け出すと、これらは麻薬以外のなにものでもなかったと、愕然と気づいてしまうのですが。


 糖質制限&グルテンフリーをまだ経験していない方たちの多くは、一度も試すことなく、「パンやケーキ、ごはんを一生やめるなんて絶対無理!」と断言なさいます。
 その強い反応もまた、依存症を起こしている何よりの証拠かもしれません…
 私も一生やめる気など、さらさらありませんでしたが、やめたらあまりに気分が良くて、それで続けているだけです。


 今の私のような食餌療法信奉者?は、実践してない方からすると、そうとう新興宗教がかったヘンな人に見えることも、よーくわかっております。
 それでもなお、こうしてしつこく折々にお勧めするのは、今の自分がとても調子がいいからです。
 なにも一生と決める必要もないので、まず二・三週間、お話のタネに試されてはどうでしょうか。こわいことなど何もありません。
 試して失うものはといえば、最悪でもおなかまわりの脂肪だけです(いまたっぷり持ってる方は、ですけれど…)



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