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2018年の「一服いかが?」



2018年1月26日 <今さらですが年末年始>

2018年2月27日 <楽しい妄想(^^) 「海の家」その1>

2018年3月7日 <楽しい妄想(^^) 「海の家」その2>
          <モナルカさま、大発生中>


2018年3月16日 <久々の全校一斉身長測定>

2018年5月21日 <実生のアマンカイ、早くも開花>
           <コシオレエビ大漂着>


2018年7月2日 <拝見、魅惑のアマンカイつき物件>
          <冬こそ海へ>


2018年8月14日 <桜にハチドリ、桜にオウム>

2018年12月7日 <真夏へまっしぐら!>
           <クリスマスへまっしぐら!>



2018年1月26日(金) 午後5時半の室温27.7℃ 湿度54% 外気温24.8℃ 晴れのち曇り
<今さらですが年末年始>

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 おかげさまで年末はさしたるトラブルもなく、平和に新年を迎えることができました。
 (と、今書いたとたん、池のモーターが故障しました……)


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 1月6日までの長いクリスマスも、涼しいラ・ニーニャの夏のおかげで、いつもより風情があるように感じました。

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 ハシンタ猫はめでたく18歳に。

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 K子さんのサンタさん部隊から祝福していただいて、ご満悦のハシンタ猫。

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 ハスミン猫もいつものように、高みから下界を睥睨しつつ、新しい年を迎えました。

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 年明け後しばらくは、もはや恒例となりました宿六の反省週間です。

 年末年始は、クリスマス・大晦日・結婚記念日と厄日(やっかいな日の意)が続きます。
 私もグルテンフリーで少し大人になったので、いちいち怒ったりはしませんが、冷ややかな視線は感じるのでしょうねー


 おかげでこの時期だけは、わが家に「すぐやる課」が登場します、つもりつもった雑用をかたづける絶好の機会です。
 昨年9月ごろから頼んでいたテラコッタ鉢も、改めて「すぐやる課」に依頼したら、ただちに配達完了!


 (近所に植木鉢を焼いては売り、焼いては売り…しているところがあり、そこだとなんと、一鉢2.5ソル(約85円)だそうです!まるで二十年前のペルーに戻ったみたいな値段です。
 まったく同じ植木鉢が、パチャカマックの園芸店では8ソル、リマ市内まで行くと15ソルまで値上がりするんですよね)


 惜しむらくはこの「すぐやる課」、長くもっても十日あまりで、気づいたときには機能しなくなっています。
 一年中あらまほしき部署なのですけどねえ。


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 一月一日のスーパームーンは、え、また東から小さな太陽が昇った?と思うほど明るく、ニュース見てなかったので本当にたまげました。
 なにしろはんぱな田舎で周囲が暗いので、たいへんな迫力でした。


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 深夜、薄雲がかかっても輝きは衰えず、きれいな彩雲も見えました。

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 年末年始がすぎると、今度は長い長い夏休み。リマの子供は幸せです。
 (でも、まわりがこうもたらたらしていると、受験生は辛そうです)


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海に行くなら、いくぶん人出の少ない水曜あたりに限ります!

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 サン・バルトロの崖の上に、貸室の広告が出ています。
 こういうところを夏中借りて、でもお父さんはリマでお仕事、週末だけ家族と合流、というおうちも少なくないようです。


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なっかなか漕ぎ出せない舟(重量オーバー?)
でもみなさん楽しそう。


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 サン・バルトロの海は、この日もやっぱり、不思議な緑がかった金色でした。
 これはもう、こういう色なんでしょうね、たぶんプランクトンがめっぽう多いのですね。


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夕日と水しぶきをあびるカニ君。

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 霧が発生しやすいリマ沖では、水平線にちゃんと沈む太陽が見られるのは、真夏だけ。
 この写真も、太陽と接した水平線の白いところは、もしかすると水面じゃなくて水蒸気層かもしれません。


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 小さなこのホテルも、いかにもいかにも夏休み!
 うちからたった30分のところなのに、なんなんでしょう、このリゾート感は?!


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 サン・バルトロもこうしてみると、ちょっぴり地中海ですね…

 昨夏はあまりの陽ざしに、海に入る気になれませんでしたが、今年は今年で朝夕けっこう涼しく、海に行っていいかどうか迷ってしまいます。
 でもこんな風景を見ると、今年こそはもっと夏を楽しもう!と思います。


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 帰路のパンアメリカン道。
 昨年からずーっと工事していて、いつも渋滞する地点に、スーパーマーケットが大看板を出しました。
 「渋滞でジリジリするより、お肉をジリジリ焼きましょう」ですと。


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 ルリン川の水は今年も大いに遅れて、1月10日にやっと戻ってきました。
 12月から心配し続けていたので、心底ほっとしました。


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 昨年は猛暑の上に井戸水も足りず、庭もカラカラで本当に悲しかったですが、おかげさまで今年はすべてが青々としています。
 ためしに蒔いてみたアーティチョークも、あっというまに大きくなりました。
 もっと時間がかかると思い、すきまにブロッコリーを植えたのですが、どちらも想像以上に生育が早く、もう大混雑です。


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 いちばんホットな庭ニュースは、「ペルーナイト・チリモヤ」についに花が咲いたこと!
 ペルーに来て二十ン年、チリモヤの花を見るのはこれが初めて。
 とても小さくて地味な花ですが、チリモヤの実と同じ、tutti frutti味のチューインガムのような甘くて派手な香りがします。


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市場のチリモヤ屋台


 チリモヤは甘すぎて、あまり好みではありませんが、自分の家でとれたら気が変わるでしょうね!

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5メートルの壁を乗り越え「こんにちは!」


 永吉君のピタヤ(ドラゴンフルーツ)も、ぐいぐい伸びて、初めて花をつけました。

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 台所前のブドウも、初の結実です。
 たった四房ながら、かなりの大きさです。


 ただ、苗を買ったときお店の人が言ってた品種とは、なんか違う気がしますが、それもまたご愛敬。
 リマではよくあることですし…


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 チコリの花も満開です。
 葉っぱもおいしく、花まできれいで言うことなし。タネとってまた蒔きます。


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 モナルカ蝶は、昨年は冬の9月ごろまで見かけました(もっぱら成虫のみ)。
 でも10月11月の初夏にかけて、ぱたっと姿を消してしまいました。


 ひとえにモナルカ様のため、好きでもないフウセントウワタの、こーんな大藪を作ってしまったので、この事態にひたすら「…………」でしたが…

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 12月の夏至の日に、ふたたび飛来してくれました。
 そして今週くらいから、急にほうぼうで幼虫を見るようになりました。猛暑の昨年より一か月ほど遅いです。


 でも幼虫君たち、ペルー原産種の赤いトウワタのほうがやっぱりお口に合うらしく、フウセントウワタではまだあまり発生していません。
 あの藪、食べつくしてもらえないと、ちょっと困るのですが…
 まあ夏はまだこれから、シマシマ君たちの食欲に期待です!


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 カラッと晴れて暑くなったり、しとしと涼しい雨が降ったり、日がな一日そよ風が吹き通ったり。
 例年になく変化に富んだ夏、心楽しくすごしております。


 二年続きのエル・ニーニョの酷暑を思うと、今年の夏はまったくもって夢のように快適です。
 (それでも取り換えられるものなら、東京の大雪と交換したいです…)


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 ポンプ故障のおかげで池の水もしんと鎮まり、それなりにいい感じ……
 パピルスもティラピアも元気です。元気すぎます。


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 今日は快晴のあと、白く曇ってひやっとしてきました。
 でもきのうは、澄んだ水で満たした金魚鉢のような、にぎやかな夕焼けでした。




2018年2月27日(火) 正午の室温26.5℃ 湿度63% 外気温27.8℃ 晴れ
<楽しい妄想(^^) 「海の家」その1>

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 その後も過ごしやすい夏が続いております。
 二月なので暑いことは暑いですけど、熱帯夜もなく、去年に比べたら天国です。


 先週は初めてのぶどうを二房、収穫しました。
 もう少し色づくのを待ちたかったのですが、小鳥たちの猛攻撃でどんどん目減りしていくので、あわてて収穫。
 二房で1.5キロ!ありました。
 とても食べきれないので、大きなほうは永吉君にあげました。


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 あいかわらず休暇なしの夏ですが、海にはできるだけちょいちょい出かけて眺めるようにしています。なにしろ近いので。
 この浜は、サン・バルトロの南隣、サンタマリア・デル・マール。
 ここはまた格別にきれいですね。


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 岩山に作られた高級別荘とクルーザー群。
 ペルーのこういうお金持ちって会ったことはありませんが、確かに存在しているのですねえ。


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 道からのぞき見できる、会員制クラブの大きなプール。
 夜はきっと照明されてきれいでしょうね。
 まわりのアパートの人にとっては、良い借景ですよね、こんど夜にのぞきに行ってみよう…


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 こちらはもっと素朴でかわいい海の家。貸別荘かな?
 こういうののほうが、私は好み。


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昼下がりの海。
見るだけですべてのやる気消滅!


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 こういうふうに入り江があって、船が停泊している風景は、見渡す限りの水平線より動きがあっていいですね。

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 家の横にナチュラルに駐車?しているクルーザー。
 やっぱりいいなー、お金持ちって。
 こういう種類の贅沢って、縁はなくても見るだけでちょっと嬉しくなってしまう(^^)


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 海を見下ろす白い家。
 建材はふつうのレンガとセメントと思いますけど、地中海のしっくい壁に似せて、なかなかうまいこと作ってあります。
 きれいですがこれ見よがしではない、感じの良い家々の並んだ一角です。


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 こういう高いところから入り江を見渡せる、こじんまりした白い家がほしいな…と妄想中〜

 でもこのへんの物件は、数千万円はまあしかたないとしても、今や数億円!の物件も珍しくないらしく、とてもじゃないですが妄想以上には進めません!
 (リマ近郊の物件がこの価格帯とは〜〜世も末というか、もう完全にバブルですね。
 じきにはじける、もうはじけると過去何年も言われているので、じーっと待って?おりますが、まだのようです)


 ただ妄想力って意外にあなどれませんので、この夏らしい妄想、しばらく楽しんでみます。
 かなりくっきりとほしいもの(クルーザーじゃなくて漁船がぽつりぽつりと停泊した入り江が見える、小さな白い家…)が目に浮かぶので、そのうち意外にころっと手の届くものが見つかるかも?!なんて。


 しかしですね、当地でいちばん困るのは(まだ困ってないけど)、この手の物件のほとんどが大きすぎる、ということです。
 大家族や友人一同で夏中つめかけることを想定しているので、アパートでも最低300平方メートルはほしい、一軒家なら車庫は5台分はないとね、という調子で…


 先日も中古の海の家を見学してきましたが、二段ベッドがずら〜っと並んだ寝室が三つ四つあって、これ民宿とかじゃなくて個人の海の家?!とびっくりでした。

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 こちらはこじんまりとしたエンバハドーレス浜。
 奥は会員制クラブのようですが、手前の小さな浜は公共のもので、そのへんのごくふつうの家族が来ているのがいい感じです。


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 しかしちょっと前までは、リマの公共の浜って、およそ近づきたくない雰囲気だったんですよね。
 みんな料理を鍋ごと!持ち込み、子供と犬は放し飼い(どんなに騒いで周囲に迷惑をかけてもほったらかし)、親もまた放し飼い状態で、大音響でラジオならしてお酒をあおって炭水化物をたらふく食べて、そして炎天下で海水浴…(あなたたちここで死ぬ気?!)
 でも近年、急速に意識が変わりつつあるらしいのは、たいへん喜ばしいことです。


 ここもお酒と食品とペットの持ち込み、キャンプ、ボール遊びは禁止で、週末はどうかわかりませんが、少なくとも平日はみなさんきれいに浜を使っていました。

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 長い夏の日も暮れかけて、若者たちが海の家に戻っていきます。
 こういうあっさりした作りの、小さな一軒家、かなりいいですね。


 壁はセメントで仕上げずに、レンガ積みの上からそのまま白く塗ってあり、それが素朴な味をかもしだしています。
 当地で地中海風のしっくい壁が作れる人は、たぶんいないと思いますが、外壁はどうせすぐ潮風でいたむから、これでじゅうぶんですね(妄想続行中…)
 屋根は平らにして、屋上テラスにするともっとよさそうです。


 窓の鎧戸がまた、いかにも海の家らしいです。

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 鎧戸というと、プクサーナのこの廃屋?売り家?の鎧戸、なんとも味があって気に入っています。
 こういう古風な鎧戸を、朝日がさしこむ窓にとりつけて、毎朝、星型の光がぽっ…と寝台に落ちて目を覚ます、なんていいですよね。


 妄想の海の家ファイルを作ったので、この写真もそこに保存!

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 ここサンタマリア・デル・マールは、お役所がずいぶんがんばってるようです、あまり広い地区ではないから、目が行き届くのかな?
 公園も駐車場も、会員制クラブ?と思うくらいきれいに整えられています。
 またどこも清潔で、ゴミもぜんぜん見かけません(少なくとも平日は)。


 ペルーでは、ゴミがない、というだけで、ちょっとした海外旅行気分に浸れます〜

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 この崖の上にも何件か別荘が建っています。
 夕焼けはすばらしいですが、はるか下は岩場なので、酔っぱらうと危なそう。


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奥の高級別荘に、明かりがともりました。

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 ちょっとギリシャ風?イビサ風?のかわいい家にも夕暮れが。

 リマの白壁の家は、すぐ汚れますし冬は寒々しいので、あまり好きじゃなかったのですが、ちょっと意見が変わってきました。
 なんといっても白ペンキは、とても格安な製品があって、まめに塗り替えもしやすいですし!
 今年はパチャカマックのわが家の外壁も、もうめんどくさいので色のことは深く考えず、ただ真白に塗り替える予定です。


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 窓やテラスで干されたビーチタオルと、家の前でぶらぶらしている若者たち。なんかいいなー。
 友だちと夜の街に出かけて、深夜お店を追い出されたあとも去りがたくて、道端でたむろしていつまでもおしゃべりしている、というあの若々しい時間と、すっかりご縁がなくなって何年たつことか!


 だいたいがリマ自体はなはだ風情に欠ける街で、「夜の街にわくわく」という感覚が味わえませんから(バランコだけが例外かな?)、それで海の家に心惹かれるのかもしれません。
 夕暮れ時の夏の海辺は、それだけでどこか華やいでいますから。


 でもリマの海がいちばんいいのは、本当は冬なんですよね。
 とすると、いわゆる別荘地ではなく、海辺でも定住者がいるようなところのほうが、冬も安心して使えていいのかもしれません(妄想続行中)。
 たとえばリマから100キロ南の、近年異常人気のアシア浜あたりだと、夏は若者だらけでうるさすぎ、一方冬は閑散として寂しそうです。


 このサンタマリアやお隣のサン・バルトロは、定住者さんも多そうですけれど、どっちにしても予算的にありえません。

 …おおっと妄想時には、予算を考えるのは絶対だめなんですよね。
 それだけで妄想が妄想でなくなってしまうので、予算は忘れて存分に妄想しなくては。


 また、四年前に引越したばかりなのに現実的ではない、みたいな発想も(本当にその通りなんですが)だめです。
 今まで、現実とは思えないほどひどいこと(笑)はいくらでも起きたのですから、現実的じゃないほど良いことだって、そのうち起きるかもしれないですもんね(^_-)-☆


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 サンタマリア・デル・マールは、アプローチの道まで良い感じです。
 沙漠の中のノーフォークマツの並木道を通って、パンアメリカン道へと戻ります。


 パチャカマックのうちからはわずか30分(Puente Aricaの工事が終れば、だけど…)、入り組んだ地形も雰囲気も申し分ありません。
 が、いかに妄想といえど、高級すぎて冷たい感じがあるのは難点ですね。


 もう少し素朴で古風な、漁村の風情のある、地域のおつきあいもちょっと残っているようなところ……が私の理想です。

 いま住んでいるパチャカマックで地域コミュニティと深く関わるのは、逃げ場がなくなるのでごめんこうむりたいですが、定住しない別荘だったらお話は別。
 たまに行って、波音を聞きつつ、顔見知りとちょっと立ち話などできたら、さぞいいでしょうね!


 (妄想はつづく)



2018年3月7日(水) 午後5時の室温26.3℃ 湿度50% 外気温25.2℃ 晴れ
<楽しい妄想(^^) 「海の家」その2>


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 その後も妄想は妄想にとどまらず、サンタマリア・デルマール周辺の物件をいろいろネットで見ていましたが、あるときゼロが妙に少ない広告を発見。
 「海の眺望絶佳、500平方メートルの宅地がなんと300万円!」というので、今時そんなのあるのかしらんと、おもしろく思って問い合わせてみますと…


 パンアメリカン道のすぐ脇の砂山に、四年ほど前、忽然と分譲地が出現してびっくりしたのですが、そこがまさに当該物件でした。
 南43キロ地点、プンタネグラの手前です。


 一度中を見たかったので、これは良い機会です!

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 親切な不動産屋さんと待ち合わせ、中に入れてもらうと、外から見るよりはるかに広くてまたびっくり。ざっと85ヘクタールもあるそうです。
 そこに500平方メートルの分譲地がみっしりと並んでおり、すでに9割がたは売却済みとのこと。


 点々と植えられたユッカが、それぞれの分譲地の境界線です。
 海風の吹く砂地ですから、ユッカやサボテン、ナツメヤシくらいしか育たないでしょうが、こういう土地をじっくり緑化させるのも、また楽しそうですね…(さっそく妄想開始)。


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 google earthで見る、2011年のプンタネグラ界隈。
 このコンドミニアムはまだ影も形もありません。
 何度も横を通りましたが、たしかにただの巨大な砂山でした。


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 2017年の同じ場所。
 ある日とつぜん、という感じにかっちりした町割りが現れ、ユッカも無数に植えられていたので、一瞬蜃気楼かと思ったほど驚きました。
 2013年からじわじわ開発が始まったようすも、google earthで確認できます。
 (ついでに右手に広がる濃い緑のみかん農園も、比較的最近できたことがわかりました)


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 しかし土地の値段がねだんなので、失礼ながら掘立て小屋系の家を想像していたのですが、建っているのは立派なプールつき別荘ばかり。
 建材や色にもコンドミニアム内の規約があり、中の上くらいの別荘地を目指しているようです。


 ただ上下水道はまだなく、配水車のサービスと地下浄化槽が頼り。
 にも関わらず、すでに定住している人もいるそうです。


 リマの南海岸は、まだまだインフラがなっていなくて、たいていは水の問題があるのですよね。そこのところはよく調べてからでないと、うっかりした物件は買えませんね(妄想続行中…)

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 今まさに建築中の家も数件みかけました。
 砂地で、しかも起伏が大きいので、大がかりな基礎工事は欠かせません、まず砂止めを作って、深い基礎穴を掘って…
 そうすると小さな家でも、おそらく一千万円はかかりそうです、うーん土地価格の三倍以上ですね…


 ここの地質は、少なくとも4メートルは砂が堆積しており、その下のどこから岩になるかは調査していない、とのこと(調査してよ…)。
 地下水はないらしいので、液状化の心配はなさそうですし、このへんが過去に崩れたという話も聞いたことがないので、よほどの天災が起きない限りは、まあ大丈夫なのでしょう。


 それでもどうしても、砂上の楼閣感はありありですね。まっ、人生万事、楽しい砂上の楼閣でしょうけど!

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 しかし、そういった不安すべてを吹き飛ばす魅力は、この大きな眺め!と、立地の良さ(リマ市内も海水浴場も近いこと)ですね。
 あまりに見晴らしがよくて、パノラマでも一枚におさまらなかったので、まず南半分を。


 中央の黒っぽい岩の岬が、昔ながらの庶民的な海水浴場、プンタネグラ。たくさん人がつめかけているのが、ここからもよく見えます。
 またその向こうの、ぼうっとかすんだ長い岬のように見えるあたりが、おなじみのプクサーナです。


 お天気いまひとつの日でこの眺めですから、快晴だったら海も青くて、さぞきれいなことでしょう。ほどよく雲のある日の夕焼けも、壮観でしょうね。

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 そしてこちらは北半分。
 ルリン沖のクジラ島や、わがパチャカマック谷(右奥の霧がかかったあたり)まで見渡せます。
 たしかにこれはすばらしい眺めです、この視点からリマの海を見るのは初めてです。



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 特に、パチャカマックのクジラ島が、ぽっかり中空に浮いたこの眺め、いいのですよね…
 以前パチャカマック界隈でも、こんなふうに島が見える土地を探したことがありますが、あやしげな新開地しかなくて諦めました。


 現在ここで売れ残っている分譲地は、ほとんどが陸側の海が見えないところです。
 が、たまたまクジラ島ビューつきの区画がひとつ残っており、また値下げもOKだそうで、宿六も私もかなりグラっ……ときました。
 数年中にと思っている車の買い替えをやめれば、なんとか手の届く土地ですから。


 でも詳しく調べてみると(興味津々だからこそ詳しく調べたのですが)、ううーーーん、所有権がどうもはっきりしないのですね。

 将来的に、国、古くからの村落共同体、プンタネグラ市役所、権利を主張している複数の個人などなどの、三つ巴、四つ巴の裁判に巻き込まれる危険もありそうです。
 プンタネグラの元市長が、異常に安く転売した土地だ、という噂まであるようですし(ペルー、特にリマ南部の海岸部ではよくあるお話ですけれど)


 もちろん運が良ければ、もとがお手頃価格なだけに、先々は値も出て良い投資になりそうですが、すべてパーになる危険もあるわけです。
 その可能性はおそらく五分五分で、先はまったく読めない、というところでしょう。
 もちろん十年ばかり居座?って占有権を確保する、という手もありますから、すでに立派なプールつき家屋を建てた人たちは、それも見越しているのかもしれません。
 でもうちは家の建築資金はないので、だったらやっぱりすぐ使える車のほうがいいですね…


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 所有権の所在がはっきりしない物件は、私たちにとっては検討の価値なし、と、しぶしぶ?決断を下したあとも、しばらくはあの宙を飛ぶクジラ島の眺めが忘れられず、ちょっとばかし残念でした。

 もちろんパチャカマックのわが家は、さいきんますます気に入っています。
 着々とジャングル化が進み(勝手に進み…)、故郷の代官山同潤会アパートの鬱蒼とした緑を、どこか連想させる風情となってきて、もう最高なのですが、そうなると当然両立しないのがこういう大きな見晴らしです。


 贅沢を言うときりもありませんが、Quien pide poco al cielo es un locoですもんね!
 それに、肥沃なパチャカマック谷以外の場所でも、ひとつ庭を作ってみたい、という願望もあります。


 ただ先々このコンドミニアムに、同じような白い家がずらーっと並んだところを想像すると、やっぱりそれは私たち向きではなさそうです。
 今回のところは、この思いがけない絶景を見られただけで、じゅうぶん幸運でした!とても良い気分転換になりました。



 かくして海の家の妄想も、だいぶ調子づいてきましたので、次はダメもとでプクサーナあたりでも調べてみようと思います♪
 こういうのものすごく楽しい〜


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 ところでこの夏、さかんに海沿いをうろうろしていて気になったのは、大看板の多くが埋まっていなかったこと。

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 例年ですと、こういうお馬鹿な超大作がだだだだーーーっと並んで、見苦しいわね…と言いつつ、けっこう楽しみにしていたのですが。
 やはりあの、世間を騒がす大贈収賄事件のあおりなんでしょうか?


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 さみしいので、過去の超大作を少し載せておきます。
 このメエメエさんは、おととしだったかな?
 これが遠くに見えてくると、スペインの黒牛看板を思い出すので、ちょっと好きでした。


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 海辺までのヒッチハイクを試みる、巨大エケコさん?
 福の神のエケコが道ばたにいたら、そりゃあ乗せますよね、縁起よさそうですもんね。



<モナルカさま、大発生中!>


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午後のきらめく木漏れ日。


 陽ざしがきらきらと透きとおって、リマのいちばん良い季節となりました!

 きのう今日と、最高気温は25、6℃どまりで、早くも夏の終りの気配濃厚です。
 (…いくらなんでも、ちょっと早すぎない??)


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 過去二年の猛暑の夏にくらべて、かなり少なめだった庭のモナルカさま(オオカバマダラ)ですが、今ごろになって大発生中です。

 写真は、昨年たまごや幼虫を養子にとって、干物かごで羽化させた蝶々さんたち。
 早朝に羽化した蝶たちの、翅が乾いたころを見はからい、ポーチのランタナにそっととまらせると、そのまま翌朝までゆっくり休んでいく蝶々さんも多く、なんともかわいかったです。


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 今年はトウワタがたくさん育っているので、養子はとらないことにしました。
 が、毎日の幼虫救出作戦は、休むわけにいきません。


 手近の葉っぱを食べ尽くし、途方に暮れている(ように見える)幼虫たちが、毎日数十匹!は見つかるので、それをフウセントウワタの大ヤブに移住させるのです。
 しかし、さしもの大ヤブもだいぶスカスカしてきましたので、そのうち最終兵器のカボチャも投入しないとならないかもしれません。


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 フラウィウス君、こと巨大アスクレピアス(カイガンタバコの一種)は、背丈も2メートルをこえ、脇枝もどんどん出てきて元気にしております。
 まだタネがつかないのが残念ですが、このへんでは見たことのない植物なので、受粉を手伝ってくれる虫さんがまだいないのかもしれません。パイオニアの出現を待とうと思います。


 でも幸いモナルカさまからは、「少なくとも葉っぱはおいしい」と認定されたようで、幼虫はいつも数匹ついています。
 (親になったら産卵だけでなく、ついでに受粉もしてってくれえ。
 つまるところ君たちの繁栄のためなんだから!)


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上の大きな穴は、ほんものの食べあとです。
下の三つは描き足しました(^^)


 フラウィウス君の葉は厚く大きく、うんと食べでがありそうなのに、すごい勢いで穴が広がっていくので、いくぶん不安になってきたのもまた事実…
 今後、必要に応じての幼虫引越しも検討中です。
 幼虫も大事ですけど、まだ一本しかないフラウィウス君はもっと大事なので。


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 幼虫たちはところかまわず蛹化するので、足元にも要注意です。
 先日はキャベツ(col gallego)についているのを発見。もう収穫できない…


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 四年ほど前、イサーク君(懐かしの猫番君の甥っ子)がプレゼントしてくれたリンゴが、この夏初めて結実しました。
 さわやかな青りんごで、宿六が大喜びしています。
 まだ小さな木に鈴なりで、今後どれほど収穫量が増えるやら、むしろちょっと心配です。


 身体には実はよくないらしい果糖を、あまりとりすぎないように気をつけていますが、夏の終りはそうも言ってられません。
 今年はペルーナイト桃にも50個は実がつきましたし、ザクロときたら数百ではすまないかも…
 しかもお店に行けば、マンゴーはキロ2ソルを切っていて、もう天国なのか地獄なのかよくわからない状況。


 イサーク君は家の建築のとき、率先して夜警役を引き受けてくれて、本当にありがたかったのでした。
 あいにくアントワネットちゃんとの折り合いがわるく、自然と連絡が途絶えてしまいましたが、きっとどこかで元気に楽しく過ごしていることでしょう。ワヌコっ子らしく、おっとりした良い若者でしたから。


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 先日開花した永吉君のピタヤ(ドラゴンフルーツ)にも、ピンクの実がつきました!
 しかしこれ、5,6メートルの高さなんですよね、うちのハシゴでは届かないけど、どうやって収穫するのかな…



 とりあえず生きてるだけで、なにやら幸せな気がする今の季節ですが、三月四月のアンデスもすばらしいですよね(あー長いこと行っていないなあ)
 緑と野の花でいっぱいな上に、ジャガイモやトウモロコシの収穫期ですから、二月が過ぎたあともえんえんと、もう聖週間のぎりぎり直前までカルナバルが続くのですよね。


 ここパチャカマックでも、いまだに週末ごとに、カルナバルのわくわく浮きたつような音楽が聞こえてきますが、まあ無理もありませんよね。
 こんなに過ごしやすくて豊かな季節に、四旬節の反省モードなんて、はなから無理ですもん。



2018年3月16日(金) 午前1時の室温25.8℃ 湿度53% 外気温22.7℃ 晴
<久々の全校一斉身長測定>



 ひさしぶりに、「セニョーラ・ミチカ植樹基金」および「ペルーナイト植樹基金」にて購入した木々の、全校一斉身長測定を実施いたしました!

 二年連続の過酷なエル・ニーニョ現象と、深刻な水不足をのりこえ、いずれ劣らぬみごとな成長ぶりです、ぜひご覧になってびっくりしてくださいね!!

 今回の計測には、もはや竹の棒ではまったく長さが足りませんので、タブレットのアプリケーションを使いました。
 あまり正確ではないかもしれませんが、おおよそこれくらい、ということで…


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「私の庭にようこそ!」
(オウギオハチドリ&モナルカ蝶より)


ミチカ桜(候補・計12本)

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2018年3月 いちばん大きなもの 455p

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 ほかのみなさんも、揃って3メートル前後はあります。
 樹形もがんばって少しずつ整えています。今は少し紅葉しはじめたところです。


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2015年11月
いちばん大きなもの 320p


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2014年5月
いちばん大きなもの 250p


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2013年7月 植えた当時



 昨年2017年の猛暑で、寒緋桜12本のうち3本が枯れてしまい、でもそのうち1本は根元からふたたび芽吹きはじめた!……というのが今の状況です。
 まだミチカ桜を決めていなくて、かえってよかったです!


ミチカ桜(候補)

ペルーナイト柳 (計5本)

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2018年3月 いちばん大きそうな柳 780p



 壁と通路をはさんだお隣に、違法建築の大きな家が建ってしまいましたが、ペルーナイト柳がうまいぐあいに覆ってくれています。
 またほど良い日陰も作ってくれるので、そのうちこのへんにティアレ(種から育てています)を植えるつもりです。


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2015年6月
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2014年5月
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2013年9月
植えてすぐのころ

ペルーナイト柳

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2018年3月
左奥がペルーナイト柳、中央が桜


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2014年6月の同じ場所


ミチカ桜とペルーナイト柳

ミチカ・マグノリア

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2018年3月
ミチカ・マグノリアA
 361cm


 この二年で二本とも枝がぐっと増え、幹も太くなり、とてもマグノリアらしくなってきました!
 そろそろ花にも期待できるかな?


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2015年11月
ミチカ・マグノリアA 280cm

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2014年5月
ミチカ・マグノリアA 225cm
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2013年7月
植えた当時


ミチカ・マグノリア A

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2018年3月
ミチカ・マグノリアB 350cm


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2015年11月
ミチカ・マグノリアB 290cm
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2014年5月
ミチカ・マグノリアB 250cm
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2013年7月
植えた当時



ミチカ・マグノリア B

ペルーナイト洋梨

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2018年3月 243p
着実に丈を伸ばしております。が、まだ実はつきません。


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2015年11月 196p
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2014年5月 195p
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2013年8月
植えた当時


ペルーナイト洋梨

ペルーナイト西洋スモモ

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2018年3月 281p


 まわりにいろんなものが茂って、ぜんぜん見えませんが……
 いつのまにか、けっこう大きくなりましたね。
 まだ実はつきません、洋梨同様、もう一本必要なのかも??


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2015年11月 240cm
(なぜか低くなった……)
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2014年5月 283cm
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2013年8月
植えた当時


ペルーナイト西洋スモモ

ペルーナイト・イチジク

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2018年3月 270cm


 猛暑後の昨年は剪定をさぼったので、間のびしてます。
 今年はちゃんと切り詰めます。


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2015年11月 240cm
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2014年5月 180cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイト・イチジク

ペルーナイト・チリモヤ

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2018年3月 推定300cm



 この夏はついに花も咲き、丈も大きく伸びましたが、伸びすぎて今ちょっと横になってしまっています…
 早くつっかい棒をしなくては…


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2015年11月 145cm

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2014年5月 124cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイト・チリモヤ

ペルーナイト桃

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2018年3月 304cm

pn0818-2.JPG うしろのフウセントウワタの丸い実が紛らわしいですが、桃も今年は大豊作、今まさに毎日頂いているところです。

 小さいけれど苦みのない、とてもおいしい黄桃です。
 日本のやわらかな桃とは別物で、かなりかたい実ですが、私はこっちのほうが味わい深くて好きかも!


 日々小鳥と取り合いしているため、正確なところはわかりませんが、60個か70個はついたと思います。
 (イサーク・リンゴといっしょに記念撮影しました)


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2015年11月 285cm
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2014年5月 177cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイト桃

ペルーナイト・グアバ
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2018年3月 281cm


 いま花が咲いています、今年はたくさん実がつきそうです!

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2015年11月 160cm
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2014年5月 53cm
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2013年8月
植えた当時
20cm

ペルーナイト・グアバ

ペルーナイトりんご

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2018年3月 194cm


 小さな赤リンゴがたくさんついています。
 酸味があっておいしいので、皮ごとレンジでチンして、即席ジャムを作ったりしています。


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2015年11月 185cm
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2014年5月 157cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイトりんご

ペルーナイト・アボカド

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2018年3月 250cm



 丈はあまり伸びていませんが、幹は太くなりました。
 昨年は4,5個だけ収穫がありました、幸い水っぽくない、こってりしたバター質の良いアボカドでした! アボカドも中には味気ない品種もあるので、ちゃんとおいしいと確認できてほっとしました。


 この春は開花はしたものの、実はつきませんでした。
 安定した収穫ができるまで、かなり年月がかかるようなので、気長に待とうと思います。


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2015年11月 230cm
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2014年5月 140cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイト・アボカド

ペルーナイトびわ

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2018年3月 365cm


 縦にも横にも大きくなりました!
 昨年は大豊作で、たっぷりと食べさせていただきました(…小鳥たちも!)
 ペルーに多い小粒種ではなく、日本のビワのような大粒だったのも、とても嬉しかったです。


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2015年11月 210cm
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2014年5月 155cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイトびわ

ミチカ柘榴 (生垣・無数)

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2018年3月 350cm



 ほうっておくと車が通れなくなるので、しょっちゅう刈り込んでいますが、それでもこの背丈です。
 (生垣のおかげで、いつも散らかしほうだいの「小さな家」が、うちから見えなくなるのも好都合です〜)


 毎年大豊作ですが、今も実が鈴なりです、来月には食べられるかな?
 永吉君のきょうだいの間では、ザクロ食べ放題なのがすっかり知れ渡ってしまい、みんなほしがるそうです。


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2015年11月 310cm
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2014年5月
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2013年7月 植えた当時

ミチカ柘榴

ペルーナイト・オリーブ (計4本)

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2018年3月のいちばん大きなオリーブ ざっと6mくらい!



 オリーブの成長がここまで早いとは、思ってもいなかったです。
 門を入ったところにあるので、帰宅するたびにほれぼれと見上げております。
 宿六はどうも、庭の中でこの木がいちばん好きみたいです。


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2015年11月 360cm
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2014年5月 280cm
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2013年8月 植えた当時

ペルーナイト・オリーブ

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2018年3月 330cm
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2015年11月 158cm
(2014年5月 107cm)


 一本だけ伸び悩んでいたこのオリーブ、思い切って剪定したら、とつぜんぽーーん!と育ち始めました。
 私も小さい頃に、一回剪定してもらえばよかったなあ。


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2018年3月
435cm

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2015年11月
305cm
(2014年5月
287cm)
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2018年3月
443cm
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2015年11月
325cm
(2014年5月
235cm)


ほかのオリーブも、どれも良い形にすくすく育っています。

ペルーナイト・オリーブ
ペルーナイト・マンゴー

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2018年3月 231cm


 まだまだマンゴーとしては幼木なので、気長に成長を待ちます。
 毎年花は咲くのですけど、実はまだです。


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2015年11月 130cm
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2014年5月 43cm
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2013年8月
植えた当時

ペルーナイト・マンゴー

ペルーナイト・ルクマ

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2018年3月 84cm


 唯一ぱっとしないのが、このルクマ君ですね〜
 その後も何度も、枯れそうになっては復活、というのをくりかえし、今はわずか84センチですが良い葉が出ています。
 今年は肥料をたくさん入れて、今後に期待しようと思います。


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2015年11月 104cm

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2013年
植えた当時

ペルーナイト・ルクマ


<おまけ・その他の木々と庭のようす>


 いちばん大きなナツメヤシ。
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2018年3月
生長点まで 約4m


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2017年6月 8.4m
生長点まで 約3.3m



 二番めに大きなナツメヤシ。
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2018年3月 5.8m
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2017年6月 4.75m

 けっこういいペースで育っていますね!
 ナツメヤシがどれも大きくなったおかげで、前庭は夏の炎天下でも、ひやっと涼しい風が吹くようになりました。


 50歳記念で植えたココヤシ。

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2018年3月 355cm
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2015年11月 140cm
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2014年5月
植えた当時


(点々と挿し木しておいたローズマリーの、ものすごい成長ぶりもついでにご覧ください)



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2018年3月 285cm
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2015年11月 170cm


 コニファー(たぶんゴールドクレスト)も着実に育っています。

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2018年3月 334cm
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2017年6月 166cm

 いちばん背の高いイトスギ。

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2018年3月 615cm
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2017年6月 333cm


 見るたびに背が伸びているような、そんな気がしておりましたが、測ってみると、なんと9か月で2.8メートル伸びたらしく…
 ということは月に31センチですから、そりゃあ気がつくわけです。
 たぶんイトスギが、うちでいちばん早く成長している木です。


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2018年3月の裏庭

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2015年9月にはこんなでした。
ミチカマグノリア、イトスギ、コニファー… 今ではすべてが見違えるほど大きくなりました。


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2018年3月の前庭。

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 ここも引越し直後の2013年9月には、奥まで丸見えでした。

 右手にうっすら見える細い棒きれは、今や左の写真中央、435センチのペルーナイト・オリーブに化けたのですよね。
 木を植えることは、すなわち一生の楽しみですね!
 これからも末永く続く楽しみを、たくさん与えてくださったペルーナイト会員のみなさまに、改めて大感謝です!


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台所前のザクロ。
2018年3月 440cm


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2014年1月の同じザクロ…

 鉢植えでひょろひょろしていたザクロですが、アパートから持ってきて良かったです。
 こうなったらどこまで巨大化するか知りたいので、剪定しないでほうっておこうかと思っています。


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 このザクロ君が作ってくれる薄暗がりも、たいへん気に入っております。
 6歳まですごした代官山が、木の下闇の世界だったので、とうとう本来の生息環境をとりもどした…という嬉しさいっぱいです。


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 長らく手がまわらなかった井戸も、少しずつ飾りつけを始めました。
 ジュリアス・シーザー君にアーチをつけてもらい、アルミ鉢にはアロエを植えました。

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 ほかにもまだ気になることはたくさんありますが、毎日少ーしずつ片付けていきます。
 庭作りはもとより、決して終りのない作業ですから、あわててもしかたないですもんね。


 でもこうしてふりかえってみると、たった4年半でずいぶん緑化が進んだなあ…と感心します。
 もとは左の写真のとおりの、カラッカラの荒れ地だったのですから。
 パチャカマック谷の土壌が豊かで、また冬のない気候のおかげもあって、こんなに何もかもがよく育つのでしょうね。


 近年、お友達の活躍とわが身をひきくらべ、自分の働きのなさがしみじみ情けなくなることがよくあります。
 ただこの荒れ地に、緑の庭を思い描いた私の無謀さ&妄想力だけは、まんざら捨てたものでもないかも?しれませんね(^^)/



2018年5月21日(月) 午後6時の室温23.1℃ 湿度62% 外気温20.6℃ 快晴!
<実生のアマンカイ、早くも開花>


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 この秋、パチャカマックはたいへんお天気に恵まれております。
 リマならではの「さわやかな初夏めいた明るい秋」が、4月以来ずーーーーっと休みなく続いています。
 こんな年もちょっと珍しいんじゃないかと思います。


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 昨年、13年目にして開花した実生のアマンカイ。
 例年水やりは五月末から始めますが、今年は手ちがいで四月から始めてしまい、そのせいか先週早くも花が咲きました。


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 昨年は葉っぱだけだった一本が、今年は初めて、それも一気に三つもつぼみをつけてくれました。
 球根が太るにつれて、花数も少しずつ増える、と聞いていましたが、こういうこともあるのですね。


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 開花は必ず、夕方から夜にかけてのようです。
 たったひとつの花でも、水仙と菊をとりまぜたような、独特の強い香気があたりにたちこめます。


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 せっかく三つ咲いたのに、最初の花は開花した夜のうちに、むざんに虫にくわれてしまいました。
 かなりおいしいらしいです…
 かろうじて雄しべと雌しべは残っていたので、翌朝授粉はできました。


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過保護アマンカイ



 育った苗が五本しかない現状では、美観よりタネの採取が優先です!
 無粋ですがしかたない。
 洗濯ネットが大いに役立っております。


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 となりの苗も、今年初開花!
 みなさん律義に、はるかな海のほうを向いて咲きます。
 残りの三本は、まだ様子見中です。


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 去年の花からとった11個のタネも、鉢の中でぽつぽつと発芽中です!万歳!
 今のところ4個が、細い葉を伸ばし始めています。
 となりに置いたのはゼラニウムの一輪です、どんなに小さな芽かおわかりいただけると思います。


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 上天気はまだ続きそうですが、庭の秋色も徐々に濃くなってきました。
 ミチカザクロに続き、台所前のザクロも熟し始めました。


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 たった一本に、百や二百ではすまない数の実がついています。
 それが毎日、みっつよっつと熟して口をあけるのですが、糖質制限しているのでそう大量には食べられません。
 そのうち門の前に屋台を出して、永吉君に給料の足しにしてもらうかも…
 スーパーではキロ5,6ソルで売っていますから、けっこう良い臨時収入になるかもしれませんね。


 どうも果樹というのは、さいしょの実がつくまではずいぶん時間がかかるのに、ひとたびつきはじめると、その後は爆発的に実が増えるようですね。
 (A様家のビワも、今年はだいぶ実の数が増えたことと思います、これから毎年楽しみですよね!)


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自分の美しさと配色効果がよくわかってらっしゃるトンボさん。
いいところにとまってくれました。秋ですねえ。


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 ところでこちらは、自力で?自然樹形に戻りつつあるコニファー。
 庭師さんがさぼっているのか、わざと放置しているのか…?
 リマ市内でみかけて、ちょっと可笑しかったので。


 (このすぐ近くにお住いだった長年の知人が、半年前にアチラの世界に移動なさって、少しさみしい今日このごろです。
 でもきっとむこうでは、パウカルタンボの大勢の親戚とも再会できて、あの村の楽しい踊りを思う存分楽しんでいらっしゃることでしょう)



<コシオレエビ大漂着!>


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 先週金曜日、プクサーナでおもしろいものを見ました!
 魚市場の奥に、ラス・ニンファスというかわいらしい小さな入り江があります。
 そこの波打ち際が、いつになくまっかっかに染まっていて、海の水まで赤くて、いったい何事?と近づいてみますと…


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なんと無数の赤い生き物が、打ち上げられておりました!

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 大きさは4、5センチくらいかな?
 透明感のあるきれいな朱色で、海老にしては尾のところが短くて丸まっているので、さいしょムイムイの一種かと思いました。
 でもこのぱっちりお目々は、やっぱり海老ですよね。


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 打ち上げられた大半はお亡くなりになっていましたが、水中にはまだ元気なものもたくさんいました。
 小さなハサミのついた腕をとじたり開いたりしながら泳ぐ姿は、かなりかわいらしいです。


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 あまりの数の多さに、波も赤く染まっていました。

 でも周囲には人気がなくて、誰にも質問できずに頭の中を「?」でいっぱいにして帰宅。
 急いで調べると、コシオレエビなる小海老の一種らしいとわかりました。
 腰折れ海老だなんて、聞くだけでガックリする気の毒な名称ですが、たしかに腰のあたりが折れた感じです。
 残念ながらヒトの食用にはならず、せいぜいが漁師さんが生餌に使うだけだとか。


 生息域は沖の深海だそうですが、水温や潮流の変化にとても弱いため、季節の変わり目などにこうして大量に打ち上げられることが、まれにあるようです。
 過去にメキシコやチリの沿岸で同様の現象が起きた、というニュースもネット上で見つけることができました。


 ちょうどこの前日、プクサーナからほど近いマラ沖で地震があったので、その影響かもしれません。
 また数年前のやはり五月に、ここプクサーナに漂着したことがあるそうなので、気温が変わりやすい今ごろの気候のせいかもしれません。
 ただ今回は、なぜか小さなラス・ニンファス浜にだけ集中しているようでした。
 まわりの浜には、コシオレ君はほとんどいませんでした。


 この日は幸い涼しく、また漂着直後だったのか何のにおいもありませんでしたが、週末は掃除がたいへんだったのではないかと思います。
 ラス・ニンファスには知り合いがいるので、あとで聞いてみようと思います。


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 プクサーナでひいきにしているレストラン。
 昨年は、あのたいへんだったエルニーニョの洪水騒ぎにもめげず、がんばって二階を増築したそうで、おかげで眺めがぐっと良くなりました。
 こういう景色が見える海の家、ほしいなあ。


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 魚介類のスープ、パリウェラ。
 粉類でとろみをつけない、あっさり系のパリウェラでなかなか良かったです。お芋は邪魔でしたが。


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 それから粉なしで揚げてもらったヒラメ。

 ごはんとユカ芋、カンチャ(炒りトウモロコシ)は、一口味見しておいしいな、と思いましたが、両名ともそれ以上食べる気にまったくならず。
 おそらく、こういう炭水化物をエサにする腸内細菌が、長いことエサをもらえなかったせいで絶滅してしまったのでしょう。
 ここまでくると糖質制限も苦労ナシです、目の前に出されても、ぜんぜんほしくならないのですから。
 もはや、お刺身についてる菊の花くらいの魅力しか感じません。



 さてさて、もう五月も下旬にさしかかりましたね。
 この暑くも寒くもない、すばらしく快適な日々も、残りわずかなことでしょう。
 今月は宿六と私の誕生月なので、ちょいちょい出かけて小出しにお祝い?しようと思っております。
 誕生日当日に気持ちを集中させると、たいてい思うようにいかず、私のフキゲンのもとになりますので。一種のリスク分散?



2018年7月2日(月) 午後6時の室温22.6℃ 湿度68%(ストーブつき) 外気温17.9℃ もちろん曇り
<拝見、魅惑のアマンカイつき物件!>


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 今年もアマンカイが「あ、満開!」となりましたので(スミマセン…)、パチャカマックの山際へ行ってみました。
 (W杯のペルー戦、見ると一喜一憂させられるのが辛く、また近所から伝わってくる空気も重ーーいので、こうして試合のたびに逃げ回っておりました)


 十数年前は、ここは自由に散策できるアマンカイ自生地でしたが、今は大きな門で、無情に行く手が閉ざされています。

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 歩きまわれないのは寂しいですが、むこうではアマンカイが咲きみだれていて、どうやら群生地はきちんと保護されているようです!ほっとしました。
 マウンテンバイカーなどは入れてもらえる、という話も聞いたことがあります。


 でも以前、この近くに車を停めただけで、空砲で威嚇されてびっくりしました。人気のないところでそんなことがあると、ほんとにぞっとします。
 今回もアマンカイ群生地の無事だけ確認すると、早々に退去…


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 ものたりないので、同じロマス周辺の、もう少し東寄りを探検することに。
 そうしたらおもしろい場所に行き当たりました、このへんでは平地にまでアマンカイが群生していて(左の黄色い花がアマンカイ)、そのすぐ横の土地が切り売りされていたりするのです。びっくり!


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 アマンカイが咲くロマスのただなかに、広大なコンドミニアム予定地もあります。
 親切な売り主さんに中を見せてもらいました。


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 いま売りに出ている区画のひとつは、こんな崖の上にあり、パチャカマック渓谷が一望にできます。
 しかもうしろを振り返れば、アマンカイ咲く緑のロマス!
 うわー、これはかなりやばいものを見てしまいました……
 下の平地の黄色く見えているところも、アマンカイの群生地です。


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 今の季節は毎日曇って見通しがききませんが、ここからは海も見えます。
 この日も、ぼんやりとパチャカマックのクジラ島が見えました。
 島々が宙に浮いたように、ぽっかり浮かんで見えるところがいいんですよね。
 島のまわりで波が白く砕けるようすも、うっすら見えています。これは夏になると、かなりの絶景でしょうね〜


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 売却済みのこの区画では、家の建築のため地面を削っています。
 おかげで初めて、ロマスの地中を見ることができました、このへんでは泥岩層?になっているようですね。


 ロマスの表土がいかに薄いかも、これでよくわかります。
 一見ゆたかに見える冬の花園、ロマスですが、ほんのわずかな腐葉土と霧雨しかないところで、本当にぎりぎりのバランスをとっているのですね。


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 幸いにもここの売り主さんはアマンカイがお好きらしく、整地で掘り出した球根は、すべて裏山やコンドミニアムの共有公園に移したそうです。
 そのおかげか、眼下の公園予定地でも無数に咲いています。


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 さらにアンデス寄りにある、次のコンドミニアム予定地も見せてもらいました。
 こちらもアマンカイでいっぱいです。ひんやりと冷たい大気は、もちろんアマンカイの香り!


 将来的には、この丘の半ばあたりまで宅地開発する予定だそうです。
 そうなると、いくら球根を救出するとしても、美しいアマンカイ自生地が破壊されてしまうのは避けられませんね…
 幸い丘の上半分は、アマンカイ増殖計画に力を入れているセメント会社(セメントリマ)の所有なので、なんとか守られそうですけれど。


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 今年は五月以来とても雨が多いので、ロマスはきっと当たり年!
 ひさしぶりに今年はマメに通ってみようかな?


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 花の香りでいっぱいの、ひんやり気持ちの良い空気の中を、嬉々として走り回る犬たち。
 今のうちに楽しんでおきなさいね!ひとたび家が建ち始めると、本当にあっというまだから。


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 たしかにいいところだなあ…
 でもいずれここに、びっしりと別荘が建ち並んだら、この神秘的な雰囲気は失われてしまいますね。
 家が建て込むことで、丘の上のアマンカイ群生地にも、何らかの悪影響が出るかもしれません。


 あるいはまったく家が建たなくて、さびしすぎて住みにくい環境となってしまうか…
 ペルー各地で開発が進む大規模コンドミニアムは、購入するとなると、かなりの賭けですね…


 うちも以前、サン・ペドロ浜のコンドミニアムの一区画を購入し、その後生活苦から手放しましたが(今となれば幸いにも!)、結局そこではわずかな家しか建たず、予定されていたスポーツ施設やスーパーマーケット誘致なども一切実現せず、今もって閑散とした様子です。
 (さいきん近隣で再開発が始まったので、息を吹き返すかもしれませんが)


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区画内でアマンカイが咲いている、魅惑のアマンカイつき物件も!


 こちらのコンドミニアムは、各区画が約1000平方メートル。
 リマ市内から見るとだいぶ奥まったところなので、土地バブルのリマにしては価格もまだ手ごろで、ちょっと上等な自動車くらいでしょうか。


 うちからは30分ほどで行き来にも便利だし、こうしてアマンカイ香るロマスのただなかに住めて、しかも夏にはクジラ島ビュー。
 加えて地名がパチャカマックではなく、ワロチリ、というのも魅力です。
 これはそうとうグラっときました…


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 でももしここに別荘など持ったら、今後コンドミニアムの内と外がどんどん開発されて、アマンカイの群生も次々とセメントの下に消えていく情景を、いやでも目にすることになりそうです。
 それはやっぱり辛すぎる…


 売り主さんはなかなか正直そうな人で(お坊ちゃまタイプ)、「一区画買ってもらえれば、その代金で次のコンドミニアム予定地の整地にとりかかれます!だから割引きします、50万円オフでどうですか?」とおっしゃるのですが、その言葉がかえって私の気持ちにブレーキをかけました。
 もし私が買ったら、その代金でアマンカイ自生地がかきまわされる、ということですから…


 ほかの心ない業者に乱開発されることを思えば、このコンドミニアムは決してわるくない選択肢でしょう。
 もし億万長者だったら、ここの土地を買えるだけ買い占めて、群生地をそのままにしておくのですが!残念!


 今できるのは、このへんにちょいちょい通って、道ばたで惜しげもなく咲き乱れるアマンカイを眺めることだけのようです。
 それも数年以内に変わってしまうかもしれませんが、しばらくは楽しめそうです。


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 帰宅前に、セメントリマのアマンカイ保護区の入り口まで行ってみました。
 来るのはもう十年ぶりくらいかな? Kotetsuさんと来た時が最後だったから。
 まわりはびっしりレンガ壁が立ち並び、以前の郊外の風情はなくなりましたが、保護区では昔と変わらずアマンカイが咲いているのが、壁ごしに見えました。


 この奥にあるらしいプエブロ・ビエホの遺跡にも、そのうち行ってみたいです。
 許可をとらないとならないようですが。宿六よろしく。


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「自家製リンゴ酢あります」


 ルリン川沿いをもう少しドライブしてから帰宅すると、ペルーが2対0でオーストラリアに勝っていました…ほっと一息。

 パチャカマックはほんの少し奥まで行くと、とんでもない田舎が残っているのが大きな魅力で、引越してきて良かったなあと改めて思います。
 遺跡も無数にありますし、この冬は少し探検してみたいです。…と、毎年言っておりますが(^-^;



2018年8月14日(火) 午後5時の室温20.7℃(ストーブつき) 湿度70% 外気温17.6℃ 霧雨
<桜にハチドリ、桜にオウム>


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 今年は庭の寒緋桜が、かなりきれいです!
 植えて五年、やっと少し桜の木らしくなってきました。
 とても寒い冬なので、それもかえって桜には良かったのでしょう。


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 桜の蜜はおいしいらしく、ハチドリがひっきりなしにやってきます。
 リマではおなじみのチャムネエメラルトハチドリ君です。


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 オウムもやってきました。
 どちらも本来はありえない組み合わせですね。


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 青と若葉色の羽根がきれいな、マメルリハインコのご夫妻です。

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 桜のうしろでは、ミモザの木も満開です。
 雨のおかげで芝(…と雑草)の緑もよく冴えて、まるきり春の眺めですが、まだまだ寒いです。
 湿気が多くて、終日16、7℃の冷水に漬かっているかのような毎日です。


 この桜の上のほうにとまっているのは…

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 黄色がきれいなオリーブタイランチョウ。
 うしろのミモザ色と合わせたみたいです。

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 ベニタイランチョウもやってきました。
 桜にはちと赤すぎますが、でもかわいいですね。
 果物や花のつぼみは一切食べない、虫ひとすじのありがたーい小鳥です。


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 夜桜見物も、寒いので音もたてずに、ひっそりこじんまりと楽しんでおります。


<冬こそ海へ!>


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 リマは冬こそが、ちょっと通向きな海の季節です。
 Pantanos de Villaから眺めるパチャカマック島。だれもいなくて最高です。
 (しかし寒い…)


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 リマの冬の海は、なんといってもこの緑色がたまりません。

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 同じくPantanos de Villaにて。
 豊かな海で満腹になった鵜が、湿地帯で休憩中です。


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 こちらはCosta Verdeあたり。
 A先生とごいっしょした7月のある寒い夕方、いつものように海はとことん曇っていましたが…


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 だんだん西空が明るみはじめ…

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 うまく赤い夕日が見えるぶんだけ、雲がどいてくれました!

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 絶好の食前酒スポット(お食事スポットではない…)Rosa Nauticaにも、ひさびさに立ち寄りました。

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 潮風に「早春!」という感じの甘い香りがまざっていて、あれっと思ったら、桟橋にコンテナ植えのストックがたくさん飾ってありました。
 Rosa Nauticaちょっと見直した!


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 A先生とのお話はそれはそれは楽しく、うっすらと霧も出て、なんだかリマの良いところだけがきわだって見える晩でした!


2018年12月7日(金) 午後10時半の室温24.2℃ 湿度61% 外気温20.3℃ 良く晴れて星が見えてます
<真夏へまっしぐら!>


 
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 えっ、またエル・ニーニョかも、ですって?
 ちょっと続きすぎじゃないの?勘弁してよ……なんですけど、早く夏が来て、庭の草木は嬉しそうです。
 ジャスミンもバラもスイカズラも次々と咲いて、とても良い香りです。


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 いつのまにかぶどう棚にも、大きな実があちこちに。
 糖質制限を始めて果物をほとんど食べなくなったら、どの木も急にどんどん実をつけるんだから…まったく…


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ナツメヤシの木陰では、レタスがやわらかく育っています。

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 実生のピタハヤに、たった一個、実がつきました、なんか変なかんじ…
 このへんの壁にも、やっとアイビーやオオイタビが這い登り始めています。
 夏の終りには、この見苦しい壁もついに見えなくなるかな?


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 いまいちばんの大ニュースは、とうとうミチカ・マグノリアの片方に、つぼみが初めて&たくさん!ついたことです!
 少なくとも二十以上、ついています。
 クリスマスまでには咲いてくれるかなー?
 こうしてつぼみが開いたり、蝶がやって来るのを待ったりするほど、楽しいことってこの世にないかも!!


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 こちらはアビアシオン通りにある、リマではちょっと珍しいマグノリアの大木。
 ちょうど今、大きな白い花をつけています。


 この木のまわりには、巨大な鉄籠みたいな構造物が、しっかり取り付けられています。
 なんとも無粋で、徒然草の「神無月のころ」とか思い出してしまいますが…
 でもたぶん、せっかく咲いた花を何度も取られて、いいかげんうんざりした持ち主がとりつけたのでしょうね、その気持ちもわかるような。


 ただ宿六は別意見で、「木を伝って泥棒が家に入らないように、つけたんじゃないのかな?」と言います。
 うーん、どっちが当たってるにしても、両方ともペルー人らしさ全開!(^^)


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 いつもベンチに座?って、羽虫待ちをしているベニタイランチョウのお父さん。
 もうすっかり顔見知りで、私が1メートルほど横を通っても逃げません。


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 タネから育ててみたアーティチョークにも、ご立派な花が咲きました。
 つぼみを食べるのはめんどくさいので、観賞用と割り切って、咲かせてしまっています。


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 庭があまりにも緑一色なので、ただいま花いっぱい運動実施中。
 大好きなアマリリスもたくさん植えました。


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 皆様の「ペルーナイト柳」の下に、「アマリリスの小道」を作っています。

 …でもなぜ、もう花が咲いちゃった球根を植えるのか、なんですが、それはペルーでは、自分の目しか信用してはいけないからです!
 園芸店の人が、「これはたぶんピンク、こっちはたぶん白」と言うのを信じて買うと、ぜんぶありふれた赤白だった、ということになりがちですので。
 (先方にはたぶんぜんぜん悪意はなくて、単に管理が甘いだけですが…)


 でも花がついていれば、それ以上確かな証拠はありません。
 それに当地では、夏の終りにもう一回咲きますから、一年も待たなくていいわけです。


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 今年は「ペルー応援赤白だんだら」で大いに楽しみましたので、記念にペルー応援赤白ゼラニウムもたくさん植えました。

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 この夏は、花の香で息がつまりそうな庭にしたいです!
 ヘリオトロープもあちこちに植えました、さすがペルー原産種、すくすく育っています。
 かわいらしいマメルリハインコが、タネを食べに来たりもします。
 (インコちゃんの尾の美しさにご注目を!)


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 ちょうどM子さんがリマにみえていた9月ごろ。
 何を植えても雑草で埋まってしまう場所を、思い切って白紙に戻し、ラベンダー(リマによく順応しているラバンディン種)と、青系の色が美しいロベリアをたくさん植えました。


 予定では、その後ロベリアが美しく伸び広がるはずだったのですが…

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 それがなぜかこうなる…
 ラベンダーは元気ですが、雑草と勝手に生えてきたアリッサムが、ロベリアを完全に圧倒しています…


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 ところで最近わが庭では、新しい法律を発布しました。
 雑草取りは私の担当とし、永吉君は水まきに専念、一切植物は抜かないものとする、という内容です。


 というのも、今までずいぶんいろんなタネを蒔いてきたというのに、それがどうもよく育たないのです…
 変だ変だと思っていましたが、この法律の施行以来、急にいろんな新しい花が咲き始め……('◇')ゞ


 要するに、「響子がタネまきゃ永吉君が引っこ抜く」状態だったのですね。
 タネの芽生えはどれも雑草に見えちゃうから、しかたなかったのですけれど…


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 ナスタチュームも、当地にはないピンク色などいろいろ蒔いたのに、なぜかほとんど咲かなかったのですが…
 このところ爆発的に増加中!
 おーい、永吉君〜( ;∀;)


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 さいきんとても嬉しかったこと。
 リマの気候では難しそうだなあと、半ばあきらめていた実生のアネモネ。
 ぶどう棚の下の半日影で、球根がうまく太って、とうとう二輪だけ素朴な一重の花を開いてくれました!
 これは試し甲斐がありますね、もっとタネを仕入れて実験を続けます。


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 もうひとつ、やはりタネから育てたイングリッシュラベンダーも、今のところ奇跡的にうまくいっています。
 夏を越せるかは(特にエル・ニーニョとなると…)あやしいので、少し挿し枝も試さなくては。


 なんて、ここに書いていること、全部はできませんが、一応言うだけ言ってみる…

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また夕焼けがきれいな季節となりました。

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ご近所の窓も夕焼け中。

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 きのうのサン・ペドロ浜の夕焼け。
 買いもの途中でしたが、空を見て、急いで海へ!


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砂浜を猛ダッシュ!…ちょうど間に合いました。

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 その後、空の茜色は、徐々にスミレ色と置きかわり…
 今ごろの海はまだ人気が少なく、広々と明るくて最高です。


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 赤道が近い当地の日没はあっけなく、スイッチをぺかっと消したみたいに、唐突に暗くなります。
 でもきのうは、絶妙なスミレ色がしばらく空に残っていました。



<クリスマスへまっしぐら!>


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夏だ海だということで、ちょっと貝殻アートをやってみました。
これは自分用。


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こちらは宿六用に、ややダークサイド寄りの色で。
LEDイルミネーションも、貝殻を貼り付けてみました。


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 でもやっぱり寒さが恋しいので、寒そうなコーナーも作りました。
 今年、宿六は念願のドイツに(一週間の出張とはいえ)行くことができ、とても嬉しそうだったので、できるだけドイツっぽい風景にしてみました。


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 ミニカーに、モミの木のミニチュアを載せて…
 雪に埋もれそうになりながら、クリスマスツリーを買って帰る…そんな経験を今すぐしたい!!


 でも鳥はちょっと余計だったかな。これじゃヒチコックですね…

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 近年はソーラーイルミネーションも、どんどん進化していきますねー
 今年はクリスマスだけでなく、通年使えそうなレトロ電球風のを探してみました。


 そうしたら、ソーラーパネルをクリップでどこにでも留められる、とても便利な製品を発見。
 ただLEDの光が冷たすぎたので、ガラス用塗料を少し塗って調整中。


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 まず中庭に一本……あら、これはかわいらしい!
 ランタンには電池式のニセろうそくが入っています。
 夕方になるとぜんぶ勝手に点くので、楽でいいです。


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 大きくなったミモザにも、一本ぶらさげてみました
 なんだかサーカスでもやって来そうですね。
 賑やかなパーティなどとはまったく無縁に、ひっそり静かに暮していますが、楽しそうな明かりをつけるだけでも、年末らしく気持ちがちょっと華やぎます(^.^)


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 台所前のぶどう棚にもとりつけました。
 木が茂って真暗で、夜はちょっと薄気味わるかったのが、かわいらしい眺めになりました。


 ひきつづきひっそりと、でも心の中ではうきうきしながら、この早い真夏を楽しみます!



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