2018年の「一服いかが?」
2018年5月21日 <実生のアマンカイ、早くも開花>
<コシオレエビ大漂着>
2018年7月2日 <拝見、魅惑のアマンカイつき物件>
<冬こそ海へ>
2018年8月14日 <桜にハチドリ、桜にオウム>
2018年12月7日 <真夏へまっしぐら!>
<クリスマスへまっしぐら!>
![]() おかげさまで年末はさしたるトラブルもなく、平和に新年を迎えることができました。 (と、今書いたとたん、池のモーターが故障しました……) |
![]() 1月6日までの長いクリスマスも、涼しいラ・ニーニャの夏のおかげで、いつもより風情があるように感じました。 |
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![]() ハスミン猫もいつものように、高みから下界を睥睨しつつ、新しい年を迎えました。 |
![]() 年明け後しばらくは、もはや恒例となりました宿六の反省週間です。 年末年始は、クリスマス・大晦日・結婚記念日と厄日(やっかいな日の意)が続きます。 私もグルテンフリーで少し大人になったので、いちいち怒ったりはしませんが、冷ややかな視線は感じるのでしょうねー おかげでこの時期だけは、わが家に「すぐやる課」が登場します、つもりつもった雑用をかたづける絶好の機会です。 昨年9月ごろから頼んでいたテラコッタ鉢も、改めて「すぐやる課」に依頼したら、ただちに配達完了! (近所に植木鉢を焼いては売り、焼いては売り…しているところがあり、そこだとなんと、一鉢2.5ソル(約85円)だそうです!まるで二十年前のペルーに戻ったみたいな値段です。 まったく同じ植木鉢が、パチャカマックの園芸店では8ソル、リマ市内まで行くと15ソルまで値上がりするんですよね) 惜しむらくはこの「すぐやる課」、長くもっても十日あまりで、気づいたときには機能しなくなっています。 一年中あらまほしき部署なのですけどねえ。 |
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![]() サン・バルトロの海は、この日もやっぱり、不思議な緑がかった金色でした。 これはもう、こういう色なんでしょうね、たぶんプランクトンがめっぽう多いのですね。 |
![]() 夕日と水しぶきをあびるカニ君。 |
![]() 霧が発生しやすいリマ沖では、水平線にちゃんと沈む太陽が見られるのは、真夏だけ。 この写真も、太陽と接した水平線の白いところは、もしかすると水面じゃなくて水蒸気層かもしれません。 |
小さなこのホテルも、いかにもいかにも夏休み! うちからたった30分のところなのに、なんなんでしょう、このリゾート感は?! |
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![]() いちばんホットな庭ニュースは、「ペルーナイト・チリモヤ」についに花が咲いたこと! ペルーに来て二十ン年、チリモヤの花を見るのはこれが初めて。 とても小さくて地味な花ですが、チリモヤの実と同じ、tutti frutti味のチューインガムのような甘くて派手な香りがします。 |
![]() 市場のチリモヤ屋台 チリモヤは甘すぎて、あまり好みではありませんが、自分の家でとれたら気が変わるでしょうね! |
![]() 5メートルの壁を乗り越え「こんにちは!」 永吉君のピタヤ(ドラゴンフルーツ)も、ぐいぐい伸びて、初めて花をつけました。 |
![]() 台所前のブドウも、初の結実です。 たった四房ながら、かなりの大きさです。 ただ、苗を買ったときお店の人が言ってた品種とは、なんか違う気がしますが、それもまたご愛敬。 リマではよくあることですし… |
![]() チコリの花も満開です。 葉っぱもおいしく、花まできれいで言うことなし。タネとってまた蒔きます。 |
![]() モナルカ蝶は、昨年は冬の9月ごろまで見かけました(もっぱら成虫のみ)。 でも10月11月の初夏にかけて、ぱたっと姿を消してしまいました。 ひとえにモナルカ様のため、好きでもないフウセントウワタの、こーんな大藪を作ってしまったので、この事態にひたすら「…………」でしたが… |
![]() 12月の夏至の日に、ふたたび飛来してくれました。 そして今週くらいから、急にほうぼうで幼虫を見るようになりました。猛暑の昨年より一か月ほど遅いです。 でも幼虫君たち、ペルー原産種の赤いトウワタのほうがやっぱりお口に合うらしく、フウセントウワタではまだあまり発生していません。 あの藪、食べつくしてもらえないと、ちょっと困るのですが… まあ夏はまだこれから、シマシマ君たちの食欲に期待です! |
![]() カラッと晴れて暑くなったり、しとしと涼しい雨が降ったり、日がな一日そよ風が吹き通ったり。 例年になく変化に富んだ夏、心楽しくすごしております。 二年続きのエル・ニーニョの酷暑を思うと、今年の夏はまったくもって夢のように快適です。 (それでも取り換えられるものなら、東京の大雪と交換したいです…) |
![]() ポンプ故障のおかげで池の水もしんと鎮まり、それなりにいい感じ…… パピルスもティラピアも元気です。元気すぎます。 |
![]() 今日は快晴のあと、白く曇ってひやっとしてきました。 でもきのうは、澄んだ水で満たした金魚鉢のような、にぎやかな夕焼けでした。 |
![]() その後も過ごしやすい夏が続いております。 二月なので暑いことは暑いですけど、熱帯夜もなく、去年に比べたら天国です。 先週は初めてのぶどうを二房、収穫しました。 もう少し色づくのを待ちたかったのですが、小鳥たちの猛攻撃でどんどん目減りしていくので、あわてて収穫。 二房で1.5キロ!ありました。 とても食べきれないので、大きなほうは永吉君にあげました。 |
![]() あいかわらず休暇なしの夏ですが、海にはできるだけちょいちょい出かけて眺めるようにしています。なにしろ近いので。 この浜は、サン・バルトロの南隣、サンタマリア・デル・マール。 ここはまた格別にきれいですね。 |
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こちらはもっと素朴でかわいい海の家。貸別荘かな? こういうののほうが、私は好み。 |
![]() 昼下がりの海。 見るだけですべてのやる気消滅! |
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![]() 長い夏の日も暮れかけて、若者たちが海の家に戻っていきます。 こういうあっさりした作りの、小さな一軒家、かなりいいですね。 壁はセメントで仕上げずに、レンガ積みの上からそのまま白く塗ってあり、それが素朴な味をかもしだしています。 当地で地中海風のしっくい壁が作れる人は、たぶんいないと思いますが、外壁はどうせすぐ潮風でいたむから、これでじゅうぶんですね(妄想続行中…) 屋根は平らにして、屋上テラスにするともっとよさそうです。 窓の鎧戸がまた、いかにも海の家らしいです。 |
![]() 鎧戸というと、プクサーナのこの廃屋?売り家?の鎧戸、なんとも味があって気に入っています。 こういう古風な鎧戸を、朝日がさしこむ窓にとりつけて、毎朝、星型の光がぽっ…と寝台に落ちて目を覚ます、なんていいですよね。 妄想の海の家ファイルを作ったので、この写真もそこに保存! |
![]() ここサンタマリア・デル・マールは、お役所がずいぶんがんばってるようです、あまり広い地区ではないから、目が行き届くのかな? 公園も駐車場も、会員制クラブ?と思うくらいきれいに整えられています。 またどこも清潔で、ゴミもぜんぜん見かけません(少なくとも平日は)。 ペルーでは、ゴミがない、というだけで、ちょっとした海外旅行気分に浸れます〜 |
![]() この崖の上にも何件か別荘が建っています。 夕焼けはすばらしいですが、はるか下は岩場なので、酔っぱらうと危なそう。 |
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![]() 窓やテラスで干されたビーチタオルと、家の前でぶらぶらしている若者たち。なんかいいなー。 友だちと夜の街に出かけて、深夜お店を追い出されたあとも去りがたくて、道端でたむろしていつまでもおしゃべりしている、というあの若々しい時間と、すっかりご縁がなくなって何年たつことか! だいたいがリマ自体はなはだ風情に欠ける街で、「夜の街にわくわく」という感覚が味わえませんから(バランコだけが例外かな?)、それで海の家に心惹かれるのかもしれません。 夕暮れ時の夏の海辺は、それだけでどこか華やいでいますから。 でもリマの海がいちばんいいのは、本当は冬なんですよね。 とすると、いわゆる別荘地ではなく、海辺でも定住者がいるようなところのほうが、冬も安心して使えていいのかもしれません(妄想続行中)。 たとえばリマから100キロ南の、近年異常人気のアシア浜あたりだと、夏は若者だらけでうるさすぎ、一方冬は閑散として寂しそうです。 このサンタマリアやお隣のサン・バルトロは、定住者さんも多そうですけれど、どっちにしても予算的にありえません。 …おおっと妄想時には、予算を考えるのは絶対だめなんですよね。 それだけで妄想が妄想でなくなってしまうので、予算は忘れて存分に妄想しなくては。 また、四年前に引越したばかりなのに現実的ではない、みたいな発想も(本当にその通りなんですが)だめです。 今まで、現実とは思えないほどひどいこと(笑)はいくらでも起きたのですから、現実的じゃないほど良いことだって、そのうち起きるかもしれないですもんね(^_-)-☆ |
![]() サンタマリア・デル・マールは、アプローチの道まで良い感じです。 沙漠の中のノーフォークマツの並木道を通って、パンアメリカン道へと戻ります。 パチャカマックのうちからはわずか30分(Puente Aricaの工事が終れば、だけど…)、入り組んだ地形も雰囲気も申し分ありません。 が、いかに妄想といえど、高級すぎて冷たい感じがあるのは難点ですね。 もう少し素朴で古風な、漁村の風情のある、地域のおつきあいもちょっと残っているようなところ……が私の理想です。 いま住んでいるパチャカマックで地域コミュニティと深く関わるのは、逃げ場がなくなるのでごめんこうむりたいですが、定住しない別荘だったらお話は別。 たまに行って、波音を聞きつつ、顔見知りとちょっと立ち話などできたら、さぞいいでしょうね! (妄想はつづく) |
その後も妄想は妄想にとどまらず、サンタマリア・デルマール周辺の物件をいろいろネットで見ていましたが、あるときゼロが妙に少ない広告を発見。 「海の眺望絶佳、500平方メートルの宅地がなんと300万円!」というので、今時そんなのあるのかしらんと、おもしろく思って問い合わせてみますと… パンアメリカン道のすぐ脇の砂山に、四年ほど前、忽然と分譲地が出現してびっくりしたのですが、そこがまさに当該物件でした。 南43キロ地点、プンタネグラの手前です。 一度中を見たかったので、これは良い機会です! |
親切な不動産屋さんと待ち合わせ、中に入れてもらうと、外から見るよりはるかに広くてまたびっくり。ざっと85ヘクタールもあるそうです。 そこに500平方メートルの分譲地がみっしりと並んでおり、すでに9割がたは売却済みとのこと。 点々と植えられたユッカが、それぞれの分譲地の境界線です。 海風の吹く砂地ですから、ユッカやサボテン、ナツメヤシくらいしか育たないでしょうが、こういう土地をじっくり緑化させるのも、また楽しそうですね…(さっそく妄想開始)。 |
google earthで見る、2011年のプンタネグラ界隈。 このコンドミニアムはまだ影も形もありません。 何度も横を通りましたが、たしかにただの巨大な砂山でした。 |
2017年の同じ場所。 ある日とつぜん、という感じにかっちりした町割りが現れ、ユッカも無数に植えられていたので、一瞬蜃気楼かと思ったほど驚きました。 2013年からじわじわ開発が始まったようすも、google earthで確認できます。 (ついでに右手に広がる濃い緑のみかん農園も、比較的最近できたことがわかりました) |
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しかし、そういった不安すべてを吹き飛ばす魅力は、この大きな眺め!と、立地の良さ(リマ市内も海水浴場も近いこと)ですね。 あまりに見晴らしがよくて、パノラマでも一枚におさまらなかったので、まず南半分を。 中央の黒っぽい岩の岬が、昔ながらの庶民的な海水浴場、プンタネグラ。たくさん人がつめかけているのが、ここからもよく見えます。 またその向こうの、ぼうっとかすんだ長い岬のように見えるあたりが、おなじみのプクサーナです。 お天気いまひとつの日でこの眺めですから、快晴だったら海も青くて、さぞきれいなことでしょう。ほどよく雲のある日の夕焼けも、壮観でしょうね。 |
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ところでこの夏、さかんに海沿いをうろうろしていて気になったのは、大看板の多くが埋まっていなかったこと。 |
例年ですと、こういうお馬鹿な超大作がだだだだーーーっと並んで、見苦しいわね…と言いつつ、けっこう楽しみにしていたのですが。 やはりあの、世間を騒がす大贈収賄事件のあおりなんでしょうか? |
さみしいので、過去の超大作を少し載せておきます。 このメエメエさんは、おととしだったかな? これが遠くに見えてくると、スペインの黒牛看板を思い出すので、ちょっと好きでした。 |
海辺までのヒッチハイクを試みる、巨大エケコさん? 福の神のエケコが道ばたにいたら、そりゃあ乗せますよね、縁起よさそうですもんね。 |
<モナルカさま、大発生中!>
午後のきらめく木漏れ日。 陽ざしがきらきらと透きとおって、リマのいちばん良い季節となりました! きのう今日と、最高気温は25、6℃どまりで、早くも夏の終りの気配濃厚です。 (…いくらなんでも、ちょっと早すぎない??) |
過去二年の猛暑の夏にくらべて、かなり少なめだった庭のモナルカさま(オオカバマダラ)ですが、今ごろになって大発生中です。 写真は、昨年たまごや幼虫を養子にとって、干物かごで羽化させた蝶々さんたち。 早朝に羽化した蝶たちの、翅が乾いたころを見はからい、ポーチのランタナにそっととまらせると、そのまま翌朝までゆっくり休んでいく蝶々さんも多く、なんともかわいかったです。 |
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上の大きな穴は、ほんものの食べあとです。 下の三つは描き足しました(^^) フラウィウス君の葉は厚く大きく、うんと食べでがありそうなのに、すごい勢いで穴が広がっていくので、いくぶん不安になってきたのもまた事実… 今後、必要に応じての幼虫引越しも検討中です。 幼虫も大事ですけど、まだ一本しかないフラウィウス君はもっと大事なので。 |
幼虫たちはところかまわず蛹化するので、足元にも要注意です。 先日はキャベツ(col gallego)についているのを発見。もう収穫できない… |
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ミチカ桜(候補・計12本) | ||||||||
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ペルーナイト柳 (計5本) | ||||||||
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ミチカ・マグノリア | ||||||||
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ペルーナイト洋梨 | ||||||||
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ペルーナイト西洋スモモ | ||||||||
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ペルーナイト・イチジク | ||||||||
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ペルーナイト・チリモヤ | ||||||||
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ペルーナイト桃 | ||||||||
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ペルーナイト・グアバ | ||||||||
2018年3月 281cm
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ペルーナイトりんご | ||||||||
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ペルーナイト・アボカド | ||||||||
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ペルーナイトびわ | ||||||||
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ミチカ柘榴 (生垣・無数) | ||||||||
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ペルーナイト・オリーブ (計4本) | ||||||||
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一本だけ伸び悩んでいたこのオリーブ、思い切って剪定したら、とつぜんぽーーん!と育ち始めました。 私も小さい頃に、一回剪定してもらえばよかったなあ。 |
ほかのオリーブも、どれも良い形にすくすく育っています。
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ペルーナイト・マンゴー | ||||||||
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ペルーナイト・ルクマ | ||||||||
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<おまけ・その他の木々と庭のようす>
いちばん大きなナツメヤシ。
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二番めに大きなナツメヤシ。
けっこういいペースで育っていますね! ナツメヤシがどれも大きくなったおかげで、前庭は夏の炎天下でも、ひやっと涼しい風が吹くようになりました。 |
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50歳記念で植えたココヤシ。
(点々と挿し木しておいたローズマリーの、ものすごい成長ぶりもついでにご覧ください) |
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コニファー(たぶんゴールドクレスト)も着実に育っています。
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いちばん背の高いイトスギ。
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2018年3月の裏庭 |
2015年9月にはこんなでした。 ミチカマグノリア、イトスギ、コニファー… 今ではすべてが見違えるほど大きくなりました。 |
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2018年3月の前庭。 |
ここも引越し直後の2013年9月には、奥まで丸見えでした。 右手にうっすら見える細い棒きれは、今や左の写真中央、435センチのペルーナイト・オリーブに化けたのですよね。 木を植えることは、すなわち一生の楽しみですね! これからも末永く続く楽しみを、たくさん与えてくださったペルーナイト会員のみなさまに、改めて大感謝です! |
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台所前のザクロ。 2018年3月 440cm |
2014年1月の同じザクロ… 鉢植えでひょろひょろしていたザクロですが、アパートから持ってきて良かったです。 こうなったらどこまで巨大化するか知りたいので、剪定しないでほうっておこうかと思っています。 |
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このザクロ君が作ってくれる薄暗がりも、たいへん気に入っております。 6歳まですごした代官山が、木の下闇の世界だったので、とうとう本来の生息環境をとりもどした…という嬉しさいっぱいです。 |
長らく手がまわらなかった井戸も、少しずつ飾りつけを始めました。 ジュリアス・シーザー君にアーチをつけてもらい、アルミ鉢にはアロエを植えました。 ほかにもまだ気になることはたくさんありますが、毎日少ーしずつ片付けていきます。 庭作りはもとより、決して終りのない作業ですから、あわててもしかたないですもんね。 でもこうしてふりかえってみると、たった4年半でずいぶん緑化が進んだなあ…と感心します。 もとは左の写真のとおりの、カラッカラの荒れ地だったのですから。 パチャカマック谷の土壌が豊かで、また冬のない気候のおかげもあって、こんなに何もかもがよく育つのでしょうね。 近年、お友達の活躍とわが身をひきくらべ、自分の働きのなさがしみじみ情けなくなることがよくあります。 ただこの荒れ地に、緑の庭を思い描いた私の無謀さ&妄想力だけは、まんざら捨てたものでもないかも?しれませんね(^^)/ |
この秋、パチャカマックはたいへんお天気に恵まれております。 リマならではの「さわやかな初夏めいた明るい秋」が、4月以来ずーーーーっと休みなく続いています。 こんな年もちょっと珍しいんじゃないかと思います。 |
昨年、13年目にして開花した実生のアマンカイ。 例年水やりは五月末から始めますが、今年は手ちがいで四月から始めてしまい、そのせいか先週早くも花が咲きました。 |
昨年は葉っぱだけだった一本が、今年は初めて、それも一気に三つもつぼみをつけてくれました。 球根が太るにつれて、花数も少しずつ増える、と聞いていましたが、こういうこともあるのですね。 |
開花は必ず、夕方から夜にかけてのようです。 たったひとつの花でも、水仙と菊をとりまぜたような、独特の強い香気があたりにたちこめます。 |
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となりの苗も、今年初開花! みなさん律義に、はるかな海のほうを向いて咲きます。 残りの三本は、まだ様子見中です。 |
去年の花からとった11個のタネも、鉢の中でぽつぽつと発芽中です!万歳! 今のところ4個が、細い葉を伸ばし始めています。 となりに置いたのはゼラニウムの一輪です、どんなに小さな芽かおわかりいただけると思います。 |
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たった一本に、百や二百ではすまない数の実がついています。 それが毎日、みっつよっつと熟して口をあけるのですが、糖質制限しているのでそう大量には食べられません。 そのうち門の前に屋台を出して、永吉君に給料の足しにしてもらうかも… スーパーではキロ5,6ソルで売っていますから、けっこう良い臨時収入になるかもしれませんね。 どうも果樹というのは、さいしょの実がつくまではずいぶん時間がかかるのに、ひとたびつきはじめると、その後は爆発的に実が増えるようですね。 (A様家のビワも、今年はだいぶ実の数が増えたことと思います、これから毎年楽しみですよね!) |
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<コシオレエビ大漂着!>
先週金曜日、プクサーナでおもしろいものを見ました! 魚市場の奥に、ラス・ニンファスというかわいらしい小さな入り江があります。 そこの波打ち際が、いつになくまっかっかに染まっていて、海の水まで赤くて、いったい何事?と近づいてみますと… |
なんと無数の赤い生き物が、打ち上げられておりました! |
大きさは4、5センチくらいかな? 透明感のあるきれいな朱色で、海老にしては尾のところが短くて丸まっているので、さいしょムイムイの一種かと思いました。 でもこのぱっちりお目々は、やっぱり海老ですよね。 |
打ち上げられた大半はお亡くなりになっていましたが、水中にはまだ元気なものもたくさんいました。 小さなハサミのついた腕をとじたり開いたりしながら泳ぐ姿は、かなりかわいらしいです。 |
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魚介類のスープ、パリウェラ。 粉類でとろみをつけない、あっさり系のパリウェラでなかなか良かったです。お芋は邪魔でしたが。 |
それから粉なしで揚げてもらったヒラメ。 ごはんとユカ芋、カンチャ(炒りトウモロコシ)は、一口味見しておいしいな、と思いましたが、両名ともそれ以上食べる気にまったくならず。 おそらく、こういう炭水化物をエサにする腸内細菌が、長いことエサをもらえなかったせいで絶滅してしまったのでしょう。 ここまでくると糖質制限も苦労ナシです、目の前に出されても、ぜんぜんほしくならないのですから。 もはや、お刺身についてる菊の花くらいの魅力しか感じません。 さてさて、もう五月も下旬にさしかかりましたね。 この暑くも寒くもない、すばらしく快適な日々も、残りわずかなことでしょう。 今月は宿六と私の誕生月なので、ちょいちょい出かけて小出しにお祝い?しようと思っております。 誕生日当日に気持ちを集中させると、たいてい思うようにいかず、私のフキゲンのもとになりますので。一種のリスク分散? |
今年もアマンカイが「あ、満開!」となりましたので(スミマセン…)、パチャカマックの山際へ行ってみました。 (W杯のペルー戦、見ると一喜一憂させられるのが辛く、また近所から伝わってくる空気も重ーーいので、こうして試合のたびに逃げ回っておりました) 十数年前は、ここは自由に散策できるアマンカイ自生地でしたが、今は大きな門で、無情に行く手が閉ざされています。 |
歩きまわれないのは寂しいですが、むこうではアマンカイが咲きみだれていて、どうやら群生地はきちんと保護されているようです!ほっとしました。 マウンテンバイカーなどは入れてもらえる、という話も聞いたことがあります。 でも以前、この近くに車を停めただけで、空砲で威嚇されてびっくりしました。人気のないところでそんなことがあると、ほんとにぞっとします。 今回もアマンカイ群生地の無事だけ確認すると、早々に退去… |
ものたりないので、同じロマス周辺の、もう少し東寄りを探検することに。 そうしたらおもしろい場所に行き当たりました、このへんでは平地にまでアマンカイが群生していて(左の黄色い花がアマンカイ)、そのすぐ横の土地が切り売りされていたりするのです。びっくり! |
アマンカイが咲くロマスのただなかに、広大なコンドミニアム予定地もあります。 親切な売り主さんに中を見せてもらいました。 |
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売却済みのこの区画では、家の建築のため地面を削っています。 おかげで初めて、ロマスの地中を見ることができました、このへんでは泥岩層?になっているようですね。 ロマスの表土がいかに薄いかも、これでよくわかります。 一見ゆたかに見える冬の花園、ロマスですが、ほんのわずかな腐葉土と霧雨しかないところで、本当にぎりぎりのバランスをとっているのですね。 |
幸いにもここの売り主さんはアマンカイがお好きらしく、整地で掘り出した球根は、すべて裏山やコンドミニアムの共有公園に移したそうです。 そのおかげか、眼下の公園予定地でも無数に咲いています。 |
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今年は五月以来とても雨が多いので、ロマスはきっと当たり年! ひさしぶりに今年はマメに通ってみようかな? |
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区画内でアマンカイが咲いている、魅惑のアマンカイつき物件も! こちらのコンドミニアムは、各区画が約1000平方メートル。 リマ市内から見るとだいぶ奥まったところなので、土地バブルのリマにしては価格もまだ手ごろで、ちょっと上等な自動車くらいでしょうか。 うちからは30分ほどで行き来にも便利だし、こうしてアマンカイ香るロマスのただなかに住めて、しかも夏にはクジラ島ビュー。 加えて地名がパチャカマックではなく、ワロチリ、というのも魅力です。 これはそうとうグラっときました… |
でももしここに別荘など持ったら、今後コンドミニアムの内と外がどんどん開発されて、アマンカイの群生も次々とセメントの下に消えていく情景を、いやでも目にすることになりそうです。 それはやっぱり辛すぎる… 売り主さんはなかなか正直そうな人で(お坊ちゃまタイプ)、「一区画買ってもらえれば、その代金で次のコンドミニアム予定地の整地にとりかかれます!だから割引きします、50万円オフでどうですか?」とおっしゃるのですが、その言葉がかえって私の気持ちにブレーキをかけました。 もし私が買ったら、その代金でアマンカイ自生地がかきまわされる、ということですから… ほかの心ない業者に乱開発されることを思えば、このコンドミニアムは決してわるくない選択肢でしょう。 もし億万長者だったら、ここの土地を買えるだけ買い占めて、群生地をそのままにしておくのですが!残念! 今できるのは、このへんにちょいちょい通って、道ばたで惜しげもなく咲き乱れるアマンカイを眺めることだけのようです。 それも数年以内に変わってしまうかもしれませんが、しばらくは楽しめそうです。 |
帰宅前に、セメントリマのアマンカイ保護区の入り口まで行ってみました。 来るのはもう十年ぶりくらいかな? Kotetsuさんと来た時が最後だったから。 まわりはびっしりレンガ壁が立ち並び、以前の郊外の風情はなくなりましたが、保護区では昔と変わらずアマンカイが咲いているのが、壁ごしに見えました。 この奥にあるらしいプエブロ・ビエホの遺跡にも、そのうち行ってみたいです。 許可をとらないとならないようですが。宿六よろしく。 |
「自家製リンゴ酢あります」 ルリン川沿いをもう少しドライブしてから帰宅すると、ペルーが2対0でオーストラリアに勝っていました…ほっと一息。 パチャカマックはほんの少し奥まで行くと、とんでもない田舎が残っているのが大きな魅力で、引越してきて良かったなあと改めて思います。 遺跡も無数にありますし、この冬は少し探検してみたいです。…と、毎年言っておりますが(^-^; |
2018年8月14日(火) 午後5時の室温20.7℃(ストーブつき) 湿度70% 外気温17.6℃ 霧雨
<桜にハチドリ、桜にオウム>
今年は庭の寒緋桜が、かなりきれいです! 植えて五年、やっと少し桜の木らしくなってきました。 とても寒い冬なので、それもかえって桜には良かったのでしょう。 |
桜の蜜はおいしいらしく、ハチドリがひっきりなしにやってきます。 リマではおなじみのチャムネエメラルトハチドリ君です。 |
オウムもやってきました。 どちらも本来はありえない組み合わせですね。 |
青と若葉色の羽根がきれいな、マメルリハインコのご夫妻です。 |
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ベニタイランチョウもやってきました。 桜にはちと赤すぎますが、でもかわいいですね。 果物や花のつぼみは一切食べない、虫ひとすじのありがたーい小鳥です。 |
夜桜見物も、寒いので音もたてずに、ひっそりこじんまりと楽しんでおります。 |
<冬こそ海へ!>
リマは冬こそが、ちょっと通向きな海の季節です。 Pantanos de Villaから眺めるパチャカマック島。だれもいなくて最高です。 (しかし寒い…) |
リマの冬の海は、なんといってもこの緑色がたまりません。 |
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同じくPantanos de Villaにて。 豊かな海で満腹になった鵜が、湿地帯で休憩中です。 |
こちらはCosta Verdeあたり。 A先生とごいっしょした7月のある寒い夕方、いつものように海はとことん曇っていましたが… |
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絶好の食前酒スポット(お食事スポットではない…)Rosa Nauticaにも、ひさびさに立ち寄りました。 |
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A先生とのお話はそれはそれは楽しく、うっすらと霧も出て、なんだかリマの良いところだけがきわだって見える晩でした! |
![]() えっ、またエル・ニーニョかも、ですって? ちょっと続きすぎじゃないの?勘弁してよ……なんですけど、早く夏が来て、庭の草木は嬉しそうです。 ジャスミンもバラもスイカズラも次々と咲いて、とても良い香りです。 |
![]() いつのまにかぶどう棚にも、大きな実があちこちに。 糖質制限を始めて果物をほとんど食べなくなったら、どの木も急にどんどん実をつけるんだから…まったく… |
![]() ナツメヤシの木陰では、レタスがやわらかく育っています。 |
![]() 実生のピタハヤに、たった一個、実がつきました、なんか変なかんじ… このへんの壁にも、やっとアイビーやオオイタビが這い登り始めています。 夏の終りには、この見苦しい壁もついに見えなくなるかな? |
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![]() こちらはアビアシオン通りにある、リマではちょっと珍しいマグノリアの大木。 ちょうど今、大きな白い花をつけています。 この木のまわりには、巨大な鉄籠みたいな構造物が、しっかり取り付けられています。 なんとも無粋で、徒然草の「神無月のころ」とか思い出してしまいますが… でもたぶん、せっかく咲いた花を何度も取られて、いいかげんうんざりした持ち主がとりつけたのでしょうね、その気持ちもわかるような。 ただ宿六は別意見で、「木を伝って泥棒が家に入らないように、つけたんじゃないのかな?」と言います。 うーん、どっちが当たってるにしても、両方ともペルー人らしさ全開!(^^) |
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![]() 庭があまりにも緑一色なので、ただいま花いっぱい運動実施中。 大好きなアマリリスもたくさん植えました。 |
![]() 皆様の「ペルーナイト柳」の下に、「アマリリスの小道」を作っています。 …でもなぜ、もう花が咲いちゃった球根を植えるのか、なんですが、それはペルーでは、自分の目しか信用してはいけないからです! 園芸店の人が、「これはたぶんピンク、こっちはたぶん白」と言うのを信じて買うと、ぜんぶありふれた赤白だった、ということになりがちですので。 (先方にはたぶんぜんぜん悪意はなくて、単に管理が甘いだけですが…) でも花がついていれば、それ以上確かな証拠はありません。 それに当地では、夏の終りにもう一回咲きますから、一年も待たなくていいわけです。 |
![]() 今年は「ペルー応援赤白だんだら」で大いに楽しみましたので、記念にペルー応援赤白ゼラニウムもたくさん植えました。 |
![]() この夏は、花の香で息がつまりそうな庭にしたいです! ヘリオトロープもあちこちに植えました、さすがペルー原産種、すくすく育っています。 かわいらしいマメルリハインコが、タネを食べに来たりもします。 (インコちゃんの尾の美しさにご注目を!) |
![]() ちょうどM子さんがリマにみえていた9月ごろ。 何を植えても雑草で埋まってしまう場所を、思い切って白紙に戻し、ラベンダー(リマによく順応しているラバンディン種)と、青系の色が美しいロベリアをたくさん植えました。 予定では、その後ロベリアが美しく伸び広がるはずだったのですが… |
![]() それがなぜかこうなる… ラベンダーは元気ですが、雑草と勝手に生えてきたアリッサムが、ロベリアを完全に圧倒しています… |
![]() ところで最近わが庭では、新しい法律を発布しました。 雑草取りは私の担当とし、永吉君は水まきに専念、一切植物は抜かないものとする、という内容です。 というのも、今までずいぶんいろんなタネを蒔いてきたというのに、それがどうもよく育たないのです… 変だ変だと思っていましたが、この法律の施行以来、急にいろんな新しい花が咲き始め……('◇')ゞ 要するに、「響子がタネまきゃ永吉君が引っこ抜く」状態だったのですね。 タネの芽生えはどれも雑草に見えちゃうから、しかたなかったのですけれど… |
![]() ナスタチュームも、当地にはないピンク色などいろいろ蒔いたのに、なぜかほとんど咲かなかったのですが… このところ爆発的に増加中! おーい、永吉君〜( ;∀;) |
![]() さいきんとても嬉しかったこと。 リマの気候では難しそうだなあと、半ばあきらめていた実生のアネモネ。 ぶどう棚の下の半日影で、球根がうまく太って、とうとう二輪だけ素朴な一重の花を開いてくれました! これは試し甲斐がありますね、もっとタネを仕入れて実験を続けます。 |
![]() もうひとつ、やはりタネから育てたイングリッシュラベンダーも、今のところ奇跡的にうまくいっています。 夏を越せるかは(特にエル・ニーニョとなると…)あやしいので、少し挿し枝も試さなくては。 なんて、ここに書いていること、全部はできませんが、一応言うだけ言ってみる… |
![]() また夕焼けがきれいな季節となりました。 |
![]() ご近所の窓も夕焼け中。 |
![]() きのうのサン・ペドロ浜の夕焼け。 買いもの途中でしたが、空を見て、急いで海へ! |
![]() 砂浜を猛ダッシュ!…ちょうど間に合いました。 |
![]() その後、空の茜色は、徐々にスミレ色と置きかわり… 今ごろの海はまだ人気が少なく、広々と明るくて最高です。 |
![]() 赤道が近い当地の日没はあっけなく、スイッチをぺかっと消したみたいに、唐突に暗くなります。 でもきのうは、絶妙なスミレ色がしばらく空に残っていました。 |
<クリスマスへまっしぐら!>
![]() 夏だ海だということで、ちょっと貝殻アートをやってみました。 これは自分用。 |
![]() こちらは宿六用に、ややダークサイド寄りの色で。 LEDイルミネーションも、貝殻を貼り付けてみました。 |
でもやっぱり寒さが恋しいので、寒そうなコーナーも作りました。 今年、宿六は念願のドイツに(一週間の出張とはいえ)行くことができ、とても嬉しそうだったので、できるだけドイツっぽい風景にしてみました。 |
ミニカーに、モミの木のミニチュアを載せて… 雪に埋もれそうになりながら、クリスマスツリーを買って帰る…そんな経験を今すぐしたい!! でも鳥はちょっと余計だったかな。これじゃヒチコックですね… |
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![]() 大きくなったミモザにも、一本ぶらさげてみました なんだかサーカスでもやって来そうですね。 賑やかなパーティなどとはまったく無縁に、ひっそり静かに暮していますが、楽しそうな明かりをつけるだけでも、年末らしく気持ちがちょっと華やぎます(^.^) |
![]() 台所前のぶどう棚にもとりつけました。 木が茂って真暗で、夜はちょっと薄気味わるかったのが、かわいらしい眺めになりました。 ひきつづきひっそりと、でも心の中ではうきうきしながら、この早い真夏を楽しみます! |