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クリスマスを待つマドリード、サラゴサ、そしてリマ

(2019年12月20日)



MADRID


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 11月25日。今年二回めのマドリードに来ています。

 初夏のスペインから帰国後、たぶん私はまだ猫のことでうす暗かったのでしょう、めずらしく宿六のほうから、この旅を提案してくれました。
 いちおう仕事の見本市ありきの旅でしたが、結局見本市には半日しか行かなかった、というお話などはいつかまた…
 今日のところは、クリスマスらしい写真だけ拾い出して、お目にかけようと存じます。



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 マドリードの冷え込みの中では、よくある赤と緑の飾りつけもすてきに見えますね。
 やっぱりクリスマスは寒くないとねえ。



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 これもペルーにはない好み。
 子供は本当は、色みをおさえた服のほうがかわいさが引き立ちますよね。



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 もし子供がいたら(…孫か?)、ぜったい買います、このセーター。


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 かわいいなあ。でもこういう服は、まるで大人みたいな顔をした白人の子にこそ合うのかな。
 ペルーのあどけない子供たちの、よく日焼けした肌には、やっぱり色とりどりの服のほうが合うのかも?



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ひさしぶりに都会に来た感!!(笑)


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 むかしのヨーロッパ(3、40年前…)は、蛍光灯をむやみに使わず、雰囲気の良い照明が多く、いつも感心していました。
 でもスペインもLEDの猛攻には、あっさり降伏してしまったようですね。
 白熱灯時代のスペインのクリスマスを見ておきたかったなあ。ただLEDでも、淡色をあれこれ組み合わせたのは、そうわるくないですね。



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 これもギラッギラの青LEDですが、デザインは気がきいてます。
 はじまりのところにだけ三賢王がいて、右手にぽつんとお月様?ベツレヘムの星??があり、道を進むとそれがどんどん変化していきます。
 こういう大がかりなイルミネーションは、けっこう何年も再利用するらしくて、そのちょっとケチな感じがまたヨーロッパらしくていいな。



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 ぽつぽつ降り始めた冷たい雨に、ぴったりのイルミネーション。
 長いコートの紳士が、良いタイミングで大きな傘を開いてくれました。



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華やかなアルカラ門


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 王立植物園では、今年から「クリスマスガーデン」(なぜに英語?)なる新しい催しがあると聞き…


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 雨をおして行ってみると、黄葉と金色の照明がとてもきれいです。
 6月の旅のさいごに、ここでずいぶん暑い思いをしたのが、まだまだ記憶に新しく、とってもへんな気がします。



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 やっぱり極彩色のLEDも出てきちゃった…
 でも照らされる木が立派ですから、それなりにお見事!


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 こういうときスペインでは、テーマはやっぱりゴヤものにしておこう、ということになるのかな。
 マホ?の指先の曲がりぐあいが、もの言いたげで、なんだか笑いを誘います。



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木々の立派さはともかく、こういう照明ばかりでもちょっとあきるので…


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ところどころに定番の飾りが出てくるのも、いいあんばいです。


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 今年はこうして、久しぶりにもみじも見られて、良かったなあ。
 植物園の入り口は長蛇の列で、どうなることかと思いましたが、広い公園なのでみな散らばってしまい、とても静かに散歩を楽しめました。



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 …が、傘を忘れたので、びしょぬれです!
 カメラもぬれてしまって、だんだん妙な撮影効果が…



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物かげで伊達男が伊達女を口説いています…


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 日本でなら、確実にゆるキャラ大行進となりそうですが、いちばんこどもっぽいので、このユニコーンどまり。
 LEDの色合いはそれだけで幼稚なので、ぜんたいに抑え気味にして、立派な木々を活かしているのは良い趣味です。



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みなさんびしょぬれで家路につきます。
…いや、つかないですね、どこかで数杯飲んでからですね。



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 おとなしく宿に戻った私たちは、ヒーターを最強にしてぬれたものを乾かします。


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翌日はお天気が良くなったので、もうすこし夜のお散歩。


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LEDは、どうしても色が強すぎるなあ…
とても楽しげではありますが。



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 黄葉ごしのイルミネーションは、少し色がやわらいで、いちばんきれいかもしれませんね。
 リマでは絶対に見られない光景です、黄葉じたい存在しませんので。


 11月下旬のマドリードの黄葉状況、どれくらいか気になっていましたが、まだたっぷり残っていてとても嬉しいです。
 寒いところで、良い香りの枯れ葉を踏んで歩くと、本当に生き返るような思いです!




TERUEL


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 見本市をソッコーで片付けたあとは、アラゴン地方を中心にまわってきました。
 11月30日のテルエルでは、イルミネーションの設置は終っていたものの、点灯はまだ。
 首都マドリードだけが一足先にクリスマスなのですね。



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 Amantes de Teruel, tonta ella y tonto el(テルエルの恋人たち、女もバカだが男もまぬけ)の町なので、こんなイルミネーションも。
 あのどうもすっきりしない悲恋?のお話は、地元的には自慢のタネなのですね。



SAGUNT


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 バレンシア地方のサグントでも、点灯はまだ。でも棕櫚を背に、南の日光にきらめいてきれいです。


JACA


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 だいぶ南北にドタバタ走り回っておりますが……次はピレネー山中のハカ。
 床屋さんの節約かわいいクリスマス。フランスも近いのでフランス国旗?と思ったら床屋さんだった。



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 ハカのレストランの、年末パーティメニュー。やはり魚介類がまず出るのですね。いいなー。


HUESCA


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 ウエスカの大聖堂では、ベレンを組み立てている最中でした。
 人形の民族衣装がかわいらしいので、お目にかけます。



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絨毯商人と値切る奥さん?


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オペラの一場面に、こんなのがありそうです。


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三賢王礼拝の図

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肉詰め専門店


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 お買い物途中に一杯…?
 むかしのいいとこの奥さんも、今のスペイン人のようなこと、したのかな?
 あ、そうかワインを買いに来たのかな?



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 このあまりおめでたくない、あやしげな夜空、いいですね。
 こういうところにふとヨーロッパを感じますわ。




ZARAGOZA


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 12月4日、サラゴサに到着。カトリック両王の片割れ、フェルナンド王の元おひざもと。
 お宿はピラール教会のすぐ近くで、部屋の窓からこんなにきれいに見えますが、なんと広場では、クリスマス市も準備中のようです!
 サラゴサのクリスマス市は、まったく考えてもいなかったので、嬉しいびっくりです。



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 そして翌日から街のイルミネーションが灯り、クリスマス市も始まりました!
 部屋の窓からメリーゴーラウンドが見えるのって、いいなあ。ばりばりのLED照明ではありますけど。



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 大人気のかわいい機関車。
 左の頭だけ写っている子、長いこと釘付けになっていました。うまく親御さんを説得できたかな?
 幸いクリスマスシーズンは始まったばかり、機会はたっぷりありそうですね。



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こちらも大人気で、長い列ができていました。


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広場には三角屋根の出店が並んでいます。


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ほとんどは中国製の安ピカ物か、食べもの屋台です。

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でも少しだけ、伝統工芸品らしき屋台も。


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 中に一軒だけ、ベレン用のミニチュアのお店をみつけて、嬉しくあれこれお買い物。
 お店の人に断って、パチリとこの写真を撮ると、となりにいた地元風奥さんが店の人にいらぬことを言います。
 「ちょっと!ほら気を付けないと、商品コピーされるわよ!」


 私が言葉がわからないと思ったのでしょうね。店主さんも困って苦笑い。
 何か言い返してやろうかと思いましたが、大人げないのでやめました。クリスマスですし。
 こういうひとこと多い人に限って、さんざん見て触って、文句だけ言って、何も買わずに去っていくのはどこの国でも同じなのは、なかなか興味深いことです。



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 食べ物屋台は、基本糖質&グルテンだけなので、見るだけですが……見るだけでも楽しい!
 なんなんでしょ、このあやしい極彩色の物体は?!グミ屋さん??



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この男性のウキウキぶり、こちらまで嬉しくなってしまう!


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手動?式のかわいいミニ観覧車。


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お店よりも遊具が充実しています!


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 雪山に見立てた坂を、タイヤに乗ってすべりおりる、という原始的ながら楽しそうなアトラクション。


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 いちばんかわいいのがこれ!
 その名も環境にやさしいポニー。電動ではなく、乗った子が、えいっえいっとはずみをつけないと、前に進まないのです。


 それにしても、もうすぐ夜10時。
 子供が環境にやさしいポニーで遊ぶには、ちょっと遅い気もしますが、こうして幼少時から英才教育をほどこすおかげで、宵っ張りな正しいスペイン人が育成されるのかもしれませんね。



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 サラゴサというと、ついついゴヤのあの自画像が目に浮かび、勝手に荒々しいド田舎を想像していましたが…
 川に沿ってよくまとまった、散策しやすい良い街じゃあありませんか。
 次回はマドリードではなくバルセロナ到着便にして、サラゴサを基点に春のピレネー山脈を走り回る、なんていうのも楽しそう。宿六君聞いてる?



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 お店が閉まったあとのウインドウショッピング、大好き。安全だから。


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 アラゴン地方の民族衣装の聖家族。もしかして、スペイン各地のバージョンがあるのかな。
 これなど見ますと、ティティカカ湖のタキーレ島の民族衣装が、いかにスペインの田舎服の影響を受けているか、よくわかりますね。
 それを今にいたるまで、大事に大事に守っているというのも、感慨深いことです。



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 この花屋さんも閉まっててよかった、開いていたら、これは買っちゃったかも。
 フクロウ帽子、猫にかぶせたらぜったいかわいいですよね……


 今回も折々に猫たちを思い出していますが、初夏の旅のときの悲しさとはだいぶ違ってきました。
 ほんとうに、もうずいぶん遠くなってしまったなあ。



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サボテンもサンタさん。
雑だけどかわいい。



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 スペインは明日から連休です。
 もう深夜ですが、みなさんのこの喜びよう!
 酔っぱらった人たちが車道まであふれ出し、そこを何とか車で通ろうとすると叱られる始末で(交通規制はしてないのに…)、宿まで戻るのが一苦労。



SANTA MARIA DE HUERTA


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 マドリードへの帰路に寄った、サンタ・マリア・デ・ウエルタの駐車場では、ベレンはまだ準備中。
 これは完成まで、まだだいぶ先が長そう。もう12月7日なのにこのありさまでは、絶望的な気も…
 ベレンよりクリスマスツリーを組み立てるほうが、ぜったい簡単ですね。



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 サンタ・マリア・デ・ウエルタの修道院に飾ってあった藁のオーナメント。
 こういうのがほしいのですが、本来クリスマスツリー文化圏ではないスペインでは、気のきいたオーナメントはぜんぜん見かけません(あってもお中国製)。
 これも明らかにスカンジナビア系ですし。


 この修道院では、修道僧のみなさんがスマホ片手にてきぱき売店など切り盛りしていますから、オーナメントもAMAZONで取り寄せたのかも?
 私も帰宅したら探してみよう…





MADRID


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 12月7日、マドリードに戻ってきました。
 うしろのホテル、どんなところかは知りませんが、名称(正午ホテル??)を見るたびに、なんとなく安眠できなさそうな気がしてしまう…
 (ちょっと調べたらこのホテル、好立地で経済的で人気らしいです)



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 レンタカーを返却前に満タンにするのを忘れていたので(めんどくさい決まりだなあ…)、ガソリンスタンドを探してうろうろ…
 おかげでちょうどいいイルミネーション見物ができました(私は)。



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 苦手なLEDですが、黄色と冷たい白で金銀に見せるのはわるくないですね!

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これはいいのかわるいのか…よくわからない…


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 今度のお宿は、プラサ・マヨールのアパルタメント。
 交通規制のため離れたところでタクシーを降りたので、人ごみの中、スーツケースを押してよろよろ広場へ向かいます。
 大荷物を冷ややかな目でチラ…と見られたりして、おのぼりさん気分いっぱい!これも旅の醍醐味!



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広場への入り口。
やや解剖図っぽい幼子イエス…



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プラサ・マヨールでは早々に、11月23日からクリスマス市が始まった模様。


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 この連休中は、主にスペイン国内からの観光客でにぎわっているようです、特に南のほうのなまりがよく聞こえてきます。
 タクシー運転手さんいわく、
 「連休で旅に出るマドリードっ子ひとりに対し、地方のスペイン人が少なくとも三人はマドリードにやってきます。
 だから街は大混雑で、もうやってられませんよ、そこらじゅう道を封鎖してますしね」



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 広場の大きなクリスマスツリー、冷たい光ですが、なかなか見栄えがしますね。
 周囲のテラスを飾るロウソク型のイルミネーションも、ここ数年来の使いまわしのようですが、きらいじゃないです。
 でもLEDでどうあがいても、白熱灯のイルミネーションの、あのほわっと夢幻的な雰囲気は出ないのですよね…



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 お宿は広場に面した屋根裏部屋です。
 テラスからクリスマス市を見下ろすと、こんな感じ、特等席です。
 今日は連休二日目、人出もとても多かったらしく、広場はもうゴミだらけです。



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 深夜零時に、パタっとイルミネーションが消えました。
 宵っ張りの街なのに、意外と早く消してしまうのですね。
 それからすぐ、ゴミ収集車がやってきて、広場中に散らかったゴミくずを数か所に集め始めます。


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 午前1時半ごろ(どうやって広場を掃除するのか気になって、ときどき見ていたのですが…)、今度は床磨きの車がやってきました。


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 そうか、お掃除ロボットみたいなブラシがいくつもついているのですね。
 これで一度、リマ中を磨き上げてほしいなあ〜!!



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翌朝8時。
やっと明るくなってきたプラサ・マヨール。
霧がかかっています。



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開店準備中のクリスマスツリー屋さん


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早いお店は9時開店。
すぐにお客さんもやってきます。



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 私たちも、まずキャッシュコーナーに寄ってから出陣です。
 現金、と書いてあってわけもなくドキっとしました。現金と聞くと、つい強奪とか詐取とかその手の単語が浮かびます…
 銀行ならキャッシュのほうがピンとくる、日本語のおもしろさよ。



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 クリスマス市は、サラゴサよりは小屋掛けの数も多く、ベレン用の小物を商うお店もたくさんあります。


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 たくさん選んでね、とばかりに大きなお盆を渡してくれる店番の人。


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 クスコのものとはまた違う、スペインらしいミニチュアがいろいろあって、どれもこれもほしくなりますが…
 でもよく見ると、たとえばオリーブのミニチュアは、緑豆をそのまま貼りつけてあるだけ。
 マドリードの気候ならこれで大丈夫なんでしょうけど、リマだったらすぐカビますね。注意して選ばなくては…



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 宝くじ屋さん。
 作りが雑なので買いませんでしたが、発想は好き。



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 スペインの年末風景には、宝くじ屋さん、欠かせないですものね。
 おなじみドニャ・マノリータには、今日も長い行列が。(あれ、でもこの店、前はグラン・ビアになかったでしたっけ??)



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 右下の魚屋さん、かわいいのでつい買ってしまいましたが…
 あとで「エビ」をよーく見たら、干したオキアミじゃあないですか…うーんけっこう手抜きしてますねえ。
 いちおうリマに持って帰りましたけど、いったいどうしたものでしょう?
 樹脂かなにかで固めて、カビから守るしかないかな?



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 ベレン用の人形も、なにかほしいと思いましたが、ほとんどは味もそっけもない樹脂製。
 もしくは極端なファンシー系で、ミニチュア品に合いません。
 中にはこの店のように、手作りの土と布製のものもありますが、うーーーん、どうも精彩に欠けます。


 クスコの今は亡きサンティアゴ・ロハスさんの、自由闊達なベレン作品と比べてしまうと、失礼ながらその足元にも及びません。
 人形の購入はやめて、スペインらしいミニチュア品だけ選ぶことにします。



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 と言いつつ、こちらのエジプト人シリーズには妙な迫力があって、見入ってしまいました。
 私はほしくないけど、集めたら楽しいだろうな、というのはわかる。しかしずいぶん高いな…



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 やはり食品のミニチュアが、スペインらしさがあっていいですね。


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こちらのお店は畑が充実してました。
畑に囲まれた聖家族、というのも良さそう。



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 広場の回廊沿いには、ベレンを飾るための樹皮や苔を並べた屋台もあり、クスコの一日だけのクリスマス市、サントゥランティクイを思い出しました。
 もちろんこちらのほうが本場ですが、雨季のクスコのクリスマス市の、緑あふれる風情もいいものですよね。



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赤いひもで束ねてあるのは、縁起物のヤドリギ(mue'rdago)。


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独特の半透明の実がたくさんついています


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 数日前、アラゴン地方北部 Sos del Rey Cato'lico の近くで、たくさんのヤドリギにとりつかれた木を見ました。
 ポプラによくつくというので、タネを採取してきて、うちのポプラにくっつければよかったかな…
 ただヤドリギは、冬に宿主の葉がすべて落ちて、急に存在が目立つところがおもしろいわけです。
 一年中はっぱが落ちないうちのポプラでは、うまく育ってもよく見えなくて、つまらないかもしれません。



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 クリスマス市には大道芸人もやってきますが、いちばん気になったのがこの人。というかこの山羊。


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 この山羊、なんにもしないのです。
 ただ通りすがる人をじーっと見て、獅子舞のおシシのように口をカタカタカタっと鳴らし、少し離れたところにおいた投げ銭入れのほうに、首をぐーっとのばしてみせるだけ。
 でもその物言いたげなお面や身振りに味があり、ついつられて小銭を入れると、嬉しそうに全身をわーいわーいわーい!と揺らし、次いで深く一礼。
 それが芸のすべてです。



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わーいわーい!と身体をゆすっているところ



 ネットで調べると、少なくとも2011年には出没していたらしく、季節を問わずソルまたはプラサ・マヨール界隈でがんばっており、たまに二頭いることもある、ようです。
 おおむねマドリードっ子には評判がわるいらしく、薄気味悪いとか、何にもしないのに観光客だけ喜んでるよね、とか、そういったご意見多数。
 私が見たときも、近くにいたスペイン人女性が、「あら、またあれがいる。あの山羊、私トラウマになってるのよね!」と大声で言っていました。私はなんか好きですけれど。


 ネット情報の中で一か所だけ、ルーマニア出身の山羊、と書いている人がいました。
 その線でもう少し調べてみると、ルーマニアには「capra」(たぶんスペイン語のcabraと同じ山羊の意)という伝統舞踊があり、衣装やお面がこの山羊と似ています。
 もしかしたら中の人は、自国の踊りに想を得たルーマニア出身者なのかもしれません。


 ルーマニアでは新年に、山羊の踊りが家々を門付けしてまわるらしく、まさに獅子舞ですね。
 なんとなく年末風景にふさわしい、なつかしい感じがしたのも、まんざら間違いではなかったようです。



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 だんだんと日暮れてきました。今日は小雨で、やや人出も少ないようです。


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 とっぷり暮れたころ、幸い雨もあがりました。イルミネーション見物の散歩に出かけることにします。
 リマはまとまりのない、つかみどころのない街で、意味もなく街をぶらつく、というのがとってもしにくいのですよね。
 だから今夜はとても良い気分です。



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 人ごみについていくと、自然とソルに出て、それからグラン・ビア方面へ流されていきます。
 このHotel Europa、三十年くらい前に、MM子さんに予約して頂いて、泊まったんですよね。あの頃はネットでパパっと予約、なんてこともできなくて…懐かしいなあ。



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 散歩しながら、いろんなお店を覗きます。
 どうも近年のスペインは、取り澄ました優等生観光地になってしまったみたいで、少し寂しいのですが、こういうどーんっとした田舎っぽさが残っているのを見ると、ほっとします。
 しかし…これから私が百年生きたとしても、この一皿分の糖質すら摂取しきれないでしょうね…



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私たちにはこっち系のほうが魅惑的!


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これもいいけど、パン抜きでよろしく!


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 LEDでどこまで大人っぽく見せられるか、限界に挑戦!…という感じのイルミネーションがつづきます。努力は認める。


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 あ、予約がとれなかったNaviluzだ!

 安いので大人気という、市営のクリスマス・イルミネーション遊覧バス。
 今年はストなどの影響もあり、ぎりぎりまで運行する、いやしないとモメていたようです。
 で、最終的に販売開始となったのが、あいにく私が飛行機に乗っていた時間帯で、到着後にネット予約を試みたものの、すでに売り切れでした。
 でも同じ道すじをぷらぷら歩くのも、じゅうぶん楽しいです、大した距離ではないですし。



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 ところどころに、猫がちょろちょろ。
 たぶんマドリードっ子の自称、gatoにちなんでいるのでしょう。
 このへんのイルミネーションは、去年2018年に新調されたようです。
 よくあるLEDのきつい青、ですが、ランダムにほかの色を混ぜて、少し変化をつけてあるところはさすがに上手です。



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 黄葉した木に掛けわたした、大きめの青白い明かりは、少し古風な感じがしていいな。


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 探していた焼き栗&焼き芋&焼きトウモロコシの屋台にも、やっと会えました。
 日本の天津甘栗の百分の一くらいの甘さですが、寒いところで熱い栗の皮をむいて食べることじたいが、味わいですね。
 焼き芋は、ペルーのと同じ橙色のお芋だったので、やめておきました、ぜったいペルー産のほうがおいしいから。
 (ときどき変なところでお国自慢が出てしまう…)



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 こういうすだれ状イルミネーション、うちに帰ったら米国Amazonから取り寄せようっと…
 カーテンにかけるぶんには、LEDはたしかに安心。
 家の中がぱっと華やいでいいでしょうね。



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 中で炎が燃えるランタン、どういう仕組みでしょう、はやってるみたいですね。
 いやーほんとヨーロッパのみなさん、寒かろうが暑かろうが、野外で座ることにこだわりますねえ。


 ふだん私は身近に友達がいない、かなり孤独な暮らしを選んで楽しんでいますが、もしマドリードに移住したらそれはきつそうですね。
 こういう「友達と行ったらさぞ楽しいだろうな」というところが、マドリードには無数にありますもんね。



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 イルミネーション好きな宿六がいつまでも帰りたがらないので、結局またアルカラ門まで来てしまいました。


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近くのレストランの入り口。
これで羊肉料理が出たらちょっと悲しいかも。



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猫さんを見ながら引き返します。


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中にはダレ気味の猫さんも。


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 しっかしみなさん、この世でいちばん食べちゃいけないようなものほど、大好きみたいですねえ。それも夜10時過ぎに…


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 お宿に戻って、テラスから下界の山羊さんを探すと、投げ銭入れにイルミネーションをつけてがんばっていました。
 見ていると数分ごとに家族連れが立ち止まり、小銭を入れていきます。
 年末年始などけっこう良い収入になりそうですね。



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 夜中の食事。
 夜食にイカフライをはさんだパンを食べたら、ものすごく胃にもたれますが、こういうものは食べてすぐ寝てもぜんぜん大丈夫です(オレンジ抜きならもっといいですが)。
 消化不良にお悩みのみなさま、ぜひ一度実験してみてください。繰り返します、良質なたんぱく質と脂質は決して胃にもたれません、もたれるのは炭水化物だけです。


 マドリードでは夜10時までしかお酒は買えないので、散歩途中で一本買って、担いで帰りました(宿六が)。
 小さなスーパーだったので、宿六がほしいワインはなかったようですが、どんぐりハムとやわらかなテティーリャ・チーズとからすみとオレンジと…良く合ってぜんぶおいしい。
 緑がぜんぜんないのも、たまにはいいねえ。



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深夜、人気の少なくなったプラサ・マヨール


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 翌朝。右奥のガラス戸のむこうが、プラサ・マヨールに面したテラスです。
 ヨーロッパ文学に出てくる屋根裏部屋みたいな、なんとも不思議な迷路のような間取りですので、後日じっくりご紹介します。



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 鉛色の雲が切れて、日が差してきました。
 私たちのスペイン最終日、お天気は良くなりそうですね。



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 まもなく上天気となりました。
 右手の、狭いテラスに椅子が置いてある屋根裏部屋が、今夜までのお宿です。



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 買い物がてら、マドリードの見納めに少しお散歩。
 きっとまたじきに来ると思いますが。宿六君ここ読んでる?



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お菓子屋さんのウインドウで。

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 お砂糖とアーモンド大爆発!
 うーんやっぱりスペインの甘いものは、これくらいの良き田舎っぽさがないとね!



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見ているだけで口の中が甘くなってきた…


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 こういうそっけない外見のお菓子こそ、いちばんおいしいのかも。
 これは一切れ食べてみたかったかな、アーモンド粉が詰まってる感濃厚ですが、グルテンフリーかな?



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 時節柄、ロスコンもいいですねえ。
 小麦粉が入っているから私はだめですが、コルテ・イングレスのスーパーでアーモンド粉を買い込んだので、うちに帰ったら近いものを作ってみます。



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 チューロスだけは、一度もおいしいと思ったことがない、私にとってはナゾの食品。
 でも造形は好き。



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ぜんぜんかわいくないウィンドウ飾り。


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 この子のほうがずっとかわいい。
 若い人が地味な色合いの服を着て、そこにサンタ帽、って最強にかわいいかも。



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 昼下がりのプラサ・マヨール。
 せっかくおもしろいアパートに泊まったのに、きのうまではテラスに座るなんてとんでもない、という寒さでした。
 そこで昨晩、「帰る前に一度、テラスに座ってお茶を飲みたいなあ」と、大きな声で言ってみたところ、さっそく願いが叶いました。
 今日はぽかぽか暖かくて、広場を見下ろしながらコーヒーを飲むのは最高の気分です。



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荷造りしながらも、ちらちら広場の様子を眺めます。


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 とても楽しそうな家族連れが多くて、大家族運ゼロの私は、だんだんと、すこーし寂しい気持ちになってきました。
 この街から引き上げるのは、今日あたりでちょうどいいのかも。



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 午後の光にあふれた広場を、うきうきとした足取りで行く、おばあさんとお孫さん。


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だいたい荷造りが終ったころに、ちょうど日暮れとなりました。


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 少し西の空が赤くなってきました。
 良い感じに雲もかかっているので、これはもしかすると夕焼けに期待できるかも?



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これはこれは…


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東の空もピンクに染まりました。


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回廊の明かりもつきました。
そして夕焼けの鮭色が、ぐっと深まってサクランボ色になったとき…



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ぽっ……と広場のイルミネーションが灯りました。
集まった人々の歓声が、しばらく広場を包みます。



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 旅のさいごにすばらしいプレゼントをもらって、いよいよ立ち去りがたくなってしまいました。でもそろそろ、空港に向かわなくては。

 さいごにテラスから、見納めのプラサ・マヨール。
 例のルーマニアの山羊さんが今日もがんばっていて、しかも順調にお客さんを集めているのを見て満足し、部屋をあとにします。
 あと三日くらい、ここにいたかったなあ。でもアルパカも待っていることだし、また今度、近いうちにね!



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 空港も、クリスマス飾りのおかげで、いつもよりだいぶ楽し気に見えます。
 このReal Madridツリーの写真は、あとで大きくプリントして、永吉君にあげなくちゃね…





LIMA


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行きにはなかったレタブロが出来上がっていました。



 11時間であっというまにリマ帰着。
 飛行機の扉が開くと、湿気の多い空気がわっと吹き込んできて、スペインで出始めた小じわがすっと消えていきます。(これは何かの比喩ではなく、事実の叙述です)
 小じわ予防の観点からは、やはりリマは暮らしやすいですね…


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人形がぜんぜんかわいくないところが、むしろいいですね。


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 ペルーもおかしな民芸品がふえたなあ…
 この人面リャマなんて、夢に出てきそうです。帰国早々、変なものを見てしまった…



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リマ市内は、あいかわらずの夏服クリスマス。
はあ〜、帰ってきちゃったなあ。



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 クリスマスツリーの上には、初夏の陽光がふりそそぎ…うう、あつくるしい…


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 これくらいさらっとしたクリスマス飾りが、リマには合ってますよね。


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 宿六は帰国するなり、もうスペインの生ハムとワインが懐かしくなったらしく。
 さっそくリマ市内の専門店へ行きました。



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 現地価格を思うと、生ハムもワインも気絶しそうな数字がついていますけど…
 リマで手に入るだけでも、ありがたいと思わなくちゃいけませんよね。
 たぶん近年スペイン人移住者が増えたおかげで、こういう店もやっていけているのでしょう。


 アラゴン地方で飲んでおいしかったガルナチャぶどうのワインと、それから生ハム数種と山羊チーズを買って、うちで真空パックにして、これでほぼクリスマスの準備完了ばんざい。今年はわたしゃ何もしないぞーー!


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 リマ市内のパーティーグッズ店も、今はクリスマス一色。
 25日を過ぎると、今度は年末向けの黄色一色にガラっとかわります。その素早さだけはちょっと日本ぽい。



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 リマ市内スルコ区の、例のイルミネーション名所にも、ひさしぶりに寄ってみました。


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リマの夏は、夜はひんやりとするのが気持ちいいですね。


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リマでも例のショッキングブルーがふえて来ましたね…


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ガラスに写った青白い光が、なかなか涼しげです。


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子供たちの笑顔のかわいいこと!


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 このアパートのイルミネーションは、布など少し変えつつ、たぶんもう十年以上は再利用しているような気がします。
 白人系住民が集中する高級アパート街ですから、ご先祖のスペイン由来の節約精神が深ーく息づいているのかもしれませんね。



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 「ニーニョをだっこするポーズとりなさい!」というお母さんの指示に、すなおに従う女の子。


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 イルミネーションを楽しみながら、夜風に吹かれて犬のお散歩。気分よさそうです。
 私にはスペインの凍えるクリスマスシーズンが、ものすごく身体に合いましたが…
 でもこのあと、一月二月と寒さに耐えねばならない向こうの人たちから見たら、リマのタラタラ気楽な気候も、そうそう捨てたものではないかもしれませんね。



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 聖家族とサンタさん、バンビにしか見えないトナカイ、雪、星、ヤシの木、そしてなぜかキューピッド?!
 …と、あいかわらず混沌としたリマのクリスマス。
 ほんとは聖家族と沙漠系モチーフで統一すると、ここの気候にぴったりと思うんだけどなあ…



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 ひさしぶりの、夜のリマ市内。
 何とか郊外に家を建てようと、がんばっていた若き日々?のことも、ひさしぶりに思い出しました。人生それなりに、思う方向(寄り)に進んではいるようです…



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2018年〜19年夏の、インカコーラ巨大広告。
この夏は、どんなのをぶちかましてくれるかな?



 さてさて、クリスマスまであと数日ですね。おそろしいことですね。
 いまリマっ子のあたまの中は、もうパネトンと七面鳥と海でいっぱいいっぱいのはずです。



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 でも私がいちばん年末らしさを感じるのは、恒例の「アンデスの某村落のクリスマス会のお知らせ」。
 なかなか訪問まではできませんが、毎年パネトンやらおもちゃやらを少しプレゼントしています。やっぱり子供のあどけないかわいさは、アンデスが世界一と思います!



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 今年もお礼に、ドサっと野菜をいただきました。嬉しいクリスマスです。


PACHACAMAC


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 スペインから戻ってくるのは、ほんとうにいやでしたが、でも家に帰るとまもなくモナルカ蝶が飛来!
 (そして飛来するなり産卵開始!)



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 子供たちもすくすく成長中です。
 アルパカたちはトウワタだけは食べないので、もう庭中トウワタばかりが茂ってしまい、おかげでこの夏はモナルカ様の食糧危機は免れられそうです。



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 いま庭は、ちょっとした天国状態です。
 アルパカ強剪定を生き延びたバラと、ジャスミン、スイカズラ、マグノリア、ブッドレアの甘い香りでいっぱいで、ぶどうも日に日に太っています。


 晩秋とクリスマス前のぴりっとした空気を、ヨーロッパでいっとき味わって、そのあとはパチャカマックで、花の香りの年末年始をタラタラすごす…
 というのは、意外に無敵の組み合わせかも?しれませんね。
 できるだけ今後も繰り返せることを、強く希望いたします。宿六君よろしく。来年もよろしく。



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 日中はさわやかに晴れて、でも午後からはアンデスの雨雲がおしよせてきて、少しパラパラと小雨が降る、というのがこのところのパチャカマックのお天気です。




おまけ。

GUADALUPE


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 初夏のスペイン、グアダルーペの造形作家のおうちで拝見したベレンが、とても凝っていたので、少し写真をお目にかけます。


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 広い部屋いっぱいに作られた、大きな大きなベレンです。
 岩の上を歩く立派な鹿などに目をうばわれ、うっかり見落としそうな左奥に、ひっそりと肝心の聖家族が…



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屋根の上にはコウノトリ!


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パン職人のおうち。


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チーズ専門店。


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泉や川にはちゃんと水が流れています。


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戸口で遊ぶ仔猫たち。


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井戸端で水を(ほんとの水を)汲む人。
鶏一家もいます。



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こちらもパン屋さん。
みなさんほんとパン好きねえ。



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鳩小屋と石工のお兄さん

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やはりほんとに水の流れる川と、橋を渡る女性たち。


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チーズにはねずみ。
栗はほんもののようです。



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ローマ兵がうろうろしているようです、不穏な空気が漂います。


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これは嬰児虐殺を行ったヘロデ王の宮殿でしょうか?


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場面はとつぜんエジプトに…


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 バナナを背負ったラクダが休憩中。
 そういえば「エデンの園」の禁断の果実は、ほんとうはバナナだった、という説もあるそうですね。



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 と、そこに、嬰児虐殺をからくも逃れた聖家族が、天使に導かれ、疲れ切ったようすで到着です。


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 一行が向かうテントには、たっぷりとごちそうが用意されています。
 苦難つづきだった聖家族も、やっとここでほっと一息つけたことでしょう。めでたしめでたし。


 みなさま楽しいクリスマスを!

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