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アルパカのいる庭

(10)夫婦喧嘩をたくましく生きのびるコヤチャ姫(2022年4月〜6月)


<最新記事はこちら!>

アルパカのいる庭



2022年4月22日(金) 午前11時半の室温23.9℃ 外気温21.9℃ 快晴のち真白な高曇り
<61日目のコヤチャ・パコーチャ>








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生後3日目のコヤチャ・パコーチャ





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52日目のコヤチャ・パコーチャ


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61日目(さきおととい)のコヤチャ・パコーチャ



<コヤチャ、小さな旅に出る>


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 その後も、日に日に力強く育っているコヤチャ。やっと二ヵ月になりました。


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 お母さんと並ぶとこうです。大きくなりましたねえ!
 生まれたころは、これはウサギか山羊の仔か?という風でしたが、もう正真正銘の立派な小型アルパカです。



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 このところ、あたまにポワポワした毛が生えてきたのが、とてもかわいいです。
 最初は不安なほど赤かった鼻と口は、いつのまにか落ち着いたグレーピンクに変わりました。
 それで鼻と口の線も、くっきり黒糸で縫い取ったみたいになり、ぬいぐるみ感が増しました。



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アヤクーチョの白アルパカ


 母チャスカのように目のふちが真黒なアルパカは、アイライン効果で瞳がじっさい以上に、とてつもなく大きく見えます。
 でも白アルパカの多くは、目のふちがピンクでアイラインがないので、どうしても目が小さく見えます(もともと目の大きなアルパカにしては小さく見える、という意味ですが)。
 私がかつて、白アルパカをあまり好まなかった理由のひとつがそれです。歴代クラレちゃんも、かなり目は小さかったですよね。


 上の古い写真が、ちょうど良い例です。左の仔パカは、目のまわりが黒または灰色。右の仔パカは薄ピンク色。
 私は断然、目が大きく見えて、鼻や口もくっきりしている左が好みです。(まあ右の仔パカにも、初期のデビッド・ボウイ的風情はありますが)



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チャスカ様(10か月ごろ)の、
ド迫力の囲み目メイク!



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 いまコヤチャの目をよく見ると、薄ピンクだったところが、少しずつ黒く変わってきています。
 左の母チャスカほどでなくても、ふち全体が薄墨色になってくれれば、だいぶ瞳が大きく引き立ちそうです。今後が楽しみです。



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 身体はあいかわらず、日を浴びるとまぶしいほどの白さ。また月夜の晩の、青白くぼうっと光る姿も印象的です。
 冬に向けて毛もだいぶ伸びたので、それはもうなめらかでふっかふかの手触りで、撫でまわす手が止まりません。でもアルパカは猫などとはちがって、身体じたいはカッチリ硬いので、そこがますます芯のあるぬいぐるみそっくりです。



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 全体は白ですが、長い頸のうしろ側と、しっぽの先、それから後脚のかかと(*)も、うっすらクリーム色になってきました。チャスカ母さんの色ですね。
 ((*)かかと…うしろ脚の、逆にまがるひざのように見えるところ)



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キリッ!



 チャスキはたしかに、おそらくアルパカ界でも稀な?ハンサムかと思いますが、でもコヤチャとはぜんぜん違う路線の美形ですよね。


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 ところでチャスカは、ここ二週間ほど、目に見えて性格が「元に戻って」きています。つまり、要するに、だいぶきつくなりました…
 特に大好物のおやつ中、コヤチャにうるさくお乳をねだられると、怒ってトゥッと草を吹きつけたり、耳を噛んだり、しまいには長い頸をまきつけコヤチャを地面に押し伏せたり……相当に手厳しいです。
 でもたぶんそれは、ちゃんとコヤチャの成長に合わせた、正しい教育なんだと思います。猫のお母さんもそっくりなことしますから。



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 ただそういうとき、コヤチャはさも哀しそうに「ムーーー…」と小さな声で鳴くので、見ているこちらもちょっと哀しくなってしまいます。
 永遠に仔アルパカでいるわけにはいかないのよ、コヤチャ……でも私たちにとっては、永遠の仔アルパカだからね!



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お母さんに叱られて、ひとりたそがれるコヤチャ


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 物悲しいときは、ミチカ桜の下が落ち着くようです。


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ピーン!
急速充電、完了!


 でもなにしろ若いですので(たった二ヵ月ですもんね)、すぐまた元気になります。


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 お食事中の、少なからずナーバスな両親は、そっとしておくことにしたコヤチャ。ひとりで小さな旅に出ます。
 まず前庭のナツメヤシをガジガジして、軽く歯みがきしてから…



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裏庭の、大好きな丘へ!


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「うーん、夕日がまぶしい!でもなんか幸せ!」


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そのころコヤチャの両親は…


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 コヤチャの姿が見えないと、チャスカもチャスキもムームー大きな声で鳴きながら、そこらじゅうを探しまわります。
 そしてやっと再会できると、最近厳しいチャスカ母さんも、しばらくはとても優しくなります。この写真は、そんな嬉しい再会時に撮ったほんものです。
 いやー、人類の親のめんどくさい愛情(しばしば取引き条件がついてくる愛情(笑))と比べて、動物の愛情はごく実用的で、すっきりさっぱり清々しくて、なんとも良いものですね。



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「身体の部品は、
全部そろってるわね…
なにもなかったようね?」



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チャスカ&コヤチャ
「やっぱりいっしょが安心!」



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 そのあとチャスカは、コヤチャにゆっくりお乳を飲ませてやりました。めでたしめでたし。
 なお、この母子再会感動物語の背景で、チャスキが食べかけのムラサキウマゴヤシをくわえたまま、同じ顔でフリーズしているのが笑えます…



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 アルパカの断乳は8月ごろなので、まだ当分は、母仔のむつまじい姿が見られそうです。
 その間、私たちも哺乳瓶を手に、じいさんばあさん役を楽しみます。


 …それにしてもチャスカの頸の模様、Vネックになっていて、えらくおしゃれですね。
 前の年末にしっかり刈り込んで、初めてこの模様に気づきました。



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夕日を浴びた、
かわいいおしり×2


 曇り日が続くリマの冬が、そこまで迫ってきています。
 秋の光がきれいなうちに…と思って、せっせとアルパカ写真撮っておりますので、すぐまたお近いうちに!



2022年4月29日(金) 午後8時の室温24.1℃ 外気温20.3℃ 快晴!のち曇り
<70日目のコヤチャ・パコーチャ>








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生後3日目のコヤチャ・パコーチャ


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61日目のコヤチャ・パコーチャ




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70日目(きのう)のコヤチャ・パコーチャ


<今週のコヤチャ姫>


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 「ほんとに大きくなったわねえ、実に巨大アルパカだわね!」と、母チャスカも感心しています…?


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 この白いぽわぽわの毛をごらんください!
 ところでコヤチャは、なぜか右目よりも左目のほうが、だいぶ小さいです。
 でも走りっぷりを見ると、視力に問題はないらしく、遠近感もちゃんとつかめているようです。なので心配するのはやめました。これも個性ですね。



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丘の上のコヤチャ姫


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おなかまで真白です!


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あら、なんか腰回り太くなった…?
白が膨張色だからかな…?



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 一頭だけで座っていると、大きさ感がわかりにくくて、まるで大人みたいに写りますね。


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 この調子では、あっというまにチャスカ・サイズまで育ってしまいそうですが…
 でもチャスカが今の大きさになったのは、二歳をだいぶ過ぎてからでした。
 仔アルパカは最初の1、2ヵ月は急速成長しますが、そのあとはゆっくりじわじわ育つようです。



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 チャスカとチャスキの色柄は、もとから大いに気に入っていましたが、そこに白いコヤチャが入ると、互いに引き立て合ってもっといいですね!
 白、クリーム、ベージュ、金茶、赤茶、焦げ茶、黒…と、いろいろな色を眺めるだけでも楽しいです。ぜんぶ暖かみのある良い色です。



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 人間が何か収穫していると、すぐわらわら集まってきて、上前をはねようとするアルパカたち。
 コヤチャはまだミルクと芝しか食べないので、わけもわからず参加しているだけですが。



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 アルパカたちから辛くも守った今日の収獲。
 こういう、秋らしいうまそうなもの(バラと柘榴)を手に持っていると、全力疾走で追ってくるので、冗談ぬきで怖いのです…



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上天気につられて、
きのうは珍しくも全頭仲良く(笑)
平和にお昼寝してました。



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パピルスの御簾のかげから、
「みなさまごきげんよう!」と
ご挨拶するコヤチャ姫



2022年5月10日(火) 午後8時の室温22.1℃ 外気温17.7℃ 曇り
<80日目のコヤチャ・パコーチャ>






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生後3日目のコヤチャ・パコーチャ



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70日目のコヤチャ・パコーチャ


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80日目(おととい)のコヤチャ・パコーチャ


コヤチャは急に、胴が長ーくなった…気がします!
毛もますますふさふさです。あいにく今回は砂まみれですけれど。



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 私たちを見ると、(おなかが空いているときは)ムームームー…と鳴きながら近づいてくるので、とてもかわいいです。
 お母さんのチャスカが、少しずつ子離れしつつある今、コヤチャを私たちになつかせる最大の機会到来です。
 できるだけとっつかまえたり撫でまわしたりして、人間のしつこさに慣れさせるようにしています。カンシャク持ちのチャスカとチャスキみたいには、決してならないように!(笑)




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 でも瞬発力がすごくて、じっとつかまえているのは、ますます難しくなってきました。


<コヤチャ、夫婦げんかに巻き込まれるの巻>


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 チャスカとチャスキは、あいかわらず仲がよろしくなくて、よるとさわると唾を吐きあって大ゲンカしています。いったいだれに似たんでしょう?(…あら、飼い主夫妻ではないですよ、うちでは怒るのは私だけですから)
 こういうときコヤチャは、「けんかはやめてやめて!」と言わんばかりに、悲しそうにムームー鳴きながら、おろおろチャスカにまといつきます。



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あ、コヤチャ、危ない!!


 でもキレてるときのチャスカって、非常に危険なのですよね…もう見境なくなってますからね…


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あーあ…コヤチャ誤爆されちゃった…


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一部始終を見ていたベンハー君、
うしろで笑ってますね。



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 ベンハー君は、畑に野菜の苗を植えています。
 苗づくりは私の担当ですが、植えたあとのお世話はベンハー君がきっちりみてくれるので、あとは私たちは食べるだけです。なんて都合のいい畑でしょう!



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 昨年、裏庭に作った畑がうまくいったので、このたび少し広げました。
 ケール各種や食用タンポポ、エンダイブ、ルッコラなどを植えています。あとアルパカ用に、ムラサキウマゴヤシも数畝作ろうと思います。



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コヤチャ 「やっぱサラダバーだったね、お母さん!」
チャスカ 「でも、セルフサービスじゃあないのね…」
チャスキ 「食えればなんでもいいよ!」



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「お母さん、今日の髪飾りすてきね」


 コヤチャもだいぶ育ちましたが、結局母子はまだ、ほとんどいつでもくっついています。


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 チャスカはまたちょっとしたご災難で、皮膚の軽いトラブルのため、毎日とっつかまえては薬を塗っています。
 そのたびにチャスキとコヤチャが、大急ぎで駆けつけます。



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コヤチャ 「お母さん、いっしょに走ろう!」
チャスカ 「お母さんは捕獲されて心が疲れたの…
少しほっといて…」



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「じゃ、ひとりで走ってくる!」


 きのうコヤチャは家のまわりを、なんと七周半も全力疾走しました!…それをぼーっと数えていた私も私ですが。
 二周目から四周目までは、チャスカとチャスキもあとを追っていましたが、五周目で両親は大幅ペースダウン。そして六周目のコヤチャに、軽〜く追い抜かれてしまいました。



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 ミルクもまだ飲ませています。
 (その後ミルクの低温殺菌は、65℃20分から、75℃15秒に変更しました。量が多くて大変すぎるので…)



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 コヤチャの瞳に、青空と哺乳瓶を持つ宿六が映っています。
 瞳のまわりの黒いアイラインは、更にくっきり太くなってきて、アルパカのデカ目メークが好きな飼い主、たいへん喜んでおります。



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かわいいなあ。
いつまで飲んでくれるかな?
(たぶん8月ごろまでのはず…)



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 今まで知らなかったコヤチャのかわいい部品を、もひとつ発見しました。
 上の歯茎がピンク色なんですね、チャスカとチャスキのは真黒なのですが。



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 コヤチャの顔の雰囲気が、ちょっと変わったかな…と思っていましたが、いま写真を見てわかりました。アルパカらしく、いよいよ前髪が伸びてきたようです。


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 前髪だけでなく、頬のあたりの毛も、こんなに密にふさってきました。
 全身にまとうベイビーアルパカ100%コートも、日に日に厚みを増して、これならいつ冬が来ても心配ありません。



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 毛並みといいますと…チャスカのベリーショートも、もうこんなに伸びてしまいました。
 なんか自然と、おしゃれっぽい髪型になってますね??



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「なんならデイビッドって呼んでも、
俺は別にかまわないぜ?」


 チャスキのほうは、あいかわらずで…
 ベンハー君一家はチャスキのことを、el roquero((ロッカー、ロックミュージシャン)と呼んでいるそうです〜ハハハハ…
 みんな考えることは同じだなあ。



2022年5月23日(月) 午後8時の室温21.0℃ 外気温17.4℃ 曇り
<91日目のコヤチャ・パコーチャ>





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生後3日目のコヤチャ・パコーチャ



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80日目のコヤチャ・パコーチャ



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先週の木曜日
91日目のコヤチャ・パコーチャ

(また長くなったみたい…?)




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 記念撮影のため、捕獲を試みる宿六から、するりっと身をかわして逃げるコヤチャ。


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 やっと取り押さえて、写真は撮れたのですが…
 このとき宿六、逃げるコヤチャのひづめで、ガリっと引っ掻かれました。まだ脚に傷が残っているそうです。
 だいぶ命がけのおつきあいになってきました??



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 冬らしい毛並みになって、ますますかわいいコヤチャ!
 左右の瞳の大きさの違いは、歴然としていますが、左目もそれなりに育ってきているようです。



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 それに目が小さいほうの、なんとなく優しげな表情も好きです。
 やはり生まれてすぐ、左目に炎症を起こしたせいかと思いますが、本人も飼い主も気にしていないので、そうなるとただの個性ということですね!



<葉っぱ食、はじめました!>


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 まずは逆光写真で、コヤチャの白いぽわぽわをご堪能ください。


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 前髪の密度も増してきました。
 こーれーはーもしかすると、母チャスカ以上の美アルパカになるのかも?!



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 目のまわりの黒いアイラインも、見るたびに太くなっています。いいぞいいぞ、その調子!


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ごっきげんで庭を散歩中!


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 私が「チャスキの国見の丘」にのぼると、必ずついてきて、こういう顔で振り返ります。
 「おばあちゃん、いっしょに走る?」と言ってるのかな?



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 それから突然、丘を駆けおりて、ピョーン!ピョーン!ピョーン!と連続跳ねを始めます。
 あんまり素早くて、なかなか写せません。



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 毎朝、いちばんに見るコヤチャの姿。じーっとこちらを見ています。
 そして目が合うと、驚くほど大きな声で、「ムームームー?(哺乳瓶まだ?)」と言います。



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(隣の毛玉はチャスカのおしり)


 コヤチャ用ミルクは、ひきつづき一週間で10リットル消えております…こんな大量のミルクを買いつづけるのは、初めてです。
 近所のしぼりたてミルクは、スーパーのミルクとは比べものにならない濃さなので、さいきんは私たちも少し紅茶に入れて飲んでいます。「75℃15秒」の殺菌でじゅうぶんらしく、幸いぜんぜん当たりません。



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「もう空っぽ?」


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「さいきんお母さん、あんまり飲ませてくれないもんね…」
「だってコヤチャ、おまえもう、何でも食べられるでしょ?」



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 たしかにコヤチャは、今ではもう一日じゅう下を向いて、せっせと草を食んでいます。
 これは「チャスキの国見の丘」のふもとに寝転がったまま、頸をのばして草を食む、ものぐさコヤチャ。ちっちゃいほうの目のかわいさが、うまく写りました。



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 さる5月16日には、初めて桜や桃の枯れ葉を食べるところを目撃!
 こ
れまでは、ミルクと芝草と、少々のランタナ程度でしたが、味がわかる植物が増えてきたようです。でもまだ果物やニンジンは食べようとしません。


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 両親の大好物、桑の落ち葉も、すでに味を覚えたようです。
 ヒラヒラと舞い落ちるのをめざとく見つけると、遠くから走り寄って食べます。



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 固いパピルスの葉も、ばくばく食べるようになりました。
 この日はパピルス刈りをしながら、池の水を半分くらい抜いて、庭に撒きました。アルパカたちは、その濁った水たまりで転げまわっちゃったようですね…



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 あーあ…白アルパカが泥水まみれになると、かなりヒサン…
 それに脚、ほんとはこんなに細いのね…



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恐怖・のっぺらアルパカ


 この写真には驚きました、この角度からだと、目がなくなっちゃうのか!
 前髪の厚みが増したせいですね。



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 ご両親はあいかわらずで…
 ただいまザクロを巡ってケンカ中。止めに入った宿六が誤爆されそうになってます。
 あらゆる争いごとは、片方だけが100%わるい、ということは決してないので、まわりは介入すべきではありませんね。これこのとおり、火に油を注ぐだけですから…



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 そしてこちらでは、桜の枯れ葉をめぐって、今にも紛争勃発……かと思ったら…


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 あれ?珍しくコヤチャが怒って、何か物申していますね。びっくりしたご両親、おかげでシュ〜っと鎮静化。


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秋のさいごの陽射しを浴びて
何やら語らう?コヤチャとチャスキ


 パチャカマックは、冬日のほうが多くなってきました。
 少し寂しいですが、すでに冬服支度が万端整ったアルパカたちには、寒いくらいのほうが快適みたいです。



2022年6月7日(火) 午後5時の室温20.5℃ 外気温18.5℃ 終日曇り
<99、100、101日目のコヤチャ・パコーチャ>




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生後3日目のコヤチャ・パコーチャ


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91日目のコヤチャ・パコーチャ



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5月28日、100日目!の
コヤチャ・パコーチャ




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記録写真を撮ろうにも、
つかまえるのがまず一仕事。



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コヤチャの力強い抵抗に
蒼ざめる宿六…



<コヤチャはじめての秋>


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 朝のコヤチャ。(地球暮らしには飽き飽きの今日このごろですが、これを見ると、もうすこしだけ居残ってみるか…と思います)
 5月下旬は、最低気温14℃台という、パチャカマックにしては珍しい寒さが続きました。
 でも日中はさらっと涼しく晴れて、とても爽やかで、庭仕事がよくはかどりました。



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 コヤチャ100日目のお祝いに、首飾りを作りました。
 手持ちのアルパカ毛糸で作ったポンポンを、アンデス風リボンに縫いつけただけですが、さすが色白アルパカ!似合うなあ!
 性格も穏やかですし、歩く巨大ぬいぐるみ状態です。チャスカにはあまり似ないで、このままおっとり育ちますように…



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チャスカ
「ちょっと、コヤチャ!頸になにつけてるの?
危険物じゃないでしょうね?
…あら、いい色ね、これ可食飾りなの?」



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チャスキ
「おいちゃんも危険度と可食性を調べよう…」
チャスカ
「あーたはよけいなこと、せんでよろし!」

 …ということで結局、コヤチャが誤爆されました。


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(いろいろあっても、
けっこう)美しき家族の肖像



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 日に4回の哺乳瓶は、その後も続けています。庭に出ると、ムームー鳴きながらすり寄ってくるので、やめるにやめられません。
 そして、心配になるくらい頸をぐいっと湾曲させて、真上を向いて飲みます。そこまで上向かなくてもいいと思うんだけどね…本人はこれが落ち着くようです。



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 いつもと同じ姿でも、毛糸飾りつきだといっそうかわいいなあ。
 もっと小さな頃からつけたかったのですが、どこかに引っかかるとかわいそうなので、がまんしていました。体力がついた今はもう大丈夫でしょう。
 それに何かあったらすぐ外れるように、スナップ留めにしています。(なのでよくそのへんに捨ててあります)



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 かわいいお鼻にミルクがついてます。アルパカの鼻先って、ふわふわにやわらかいんですよ。
 コヤチャは今のうちに、鼻キスに慣れさせておこうと思います。チャスカはもう手遅れで、こちらの顔など近づけたらさいご、「なにすんのよ、トゥッ!」と真正面からやられます。



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 哺乳瓶のあとは、お母さんからもお乳をもらいます。チャスカはまだときどき、こうしてじーっと立ち止まって、辛抱強く飲ませています。
 ちょっと怒りっぽいけど、肝心のところはちゃんとおさえた、良いお母さんです。



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 コヤチャが生まれるまで、考えたこともありませんでしたが…
 草食哺乳類は、初めからビーガンなわけじゃなくて、幼いあいだはミルクも飲むラクト・ベジタリアンなのですよね。あたりまえなんですけど、おもしろい。
 やはり成長期には、動物性の脂質とたんぱく質、カルシウムが必要なのでしょうね。



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 チャスカがアルパカ・ビュッフェめぐりを始めます。
 コヤチャもピョーーン!と大きく跳ねてから、嬉しそうに母を追います。



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コヤチャ
「お母さん待って待って!」



 チャスカのお目当ては、いまものすごーく暑苦しーく満開の、ヒメノウゼンカズラの藪(ヤブすぎる藪)です。


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かわいいコヤチャの跳躍!
影までかわいいねえ。



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 ヒメノウゼンカズラの赤い花が、コヤチャの白毛皮によく映えます。
 そうそう7月の独立記念日には、赤い飾りを作ってあげないと。



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 ヤブをゆすって花を落としてやると、アルパカたちは夢中で食べます。蜜があって甘いようです。
 …あ!100日目のコヤチャも花を食べてます!これは初めて見ました。着実に育っていきますねえ。



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 チャスキもいつものように、一足遅れて到着。
 下から写真を撮ってびっくり、チャスキずいぶん歯が伸びましたね。少し人相が悪くなった気がしていましたが、歯のせいだったか。
 年末の毛刈りの時は、歯も少し削ってもらわないとなりません。



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満腹になり、大好きな砂場で
ラクダ座りをするコヤチャ



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 パチパチ撮っていたら、チャスカが心配してあいだに割り込んできました。
 順調に子離れが進んでいるチャスカですが、ときどきふとお母さんの顔になります。でもこんな風にコヤチャを気にかけるのも、乳離れまでかな?



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耳をプルンプルン!
とさせたかわいい瞬間



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例の豪快なU字あくび


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それから砂で顔をすりすり。
口のまわりのミルクを
拭いてるのだと思いますが…



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ミルクは落ちたけど、
今度は砂だらけになっちゃった。
泥棒風メークですね。



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 この季節、チャスカとチャスキは人間たちを見ると、すぐナツメヤシの下へ誘導しようとします。


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 二年前の同じナツメヤシ。このころはチャスキが立ってデーツを収穫し、こぼれたのはチャスカが食べていました。
 でも今はもう届かないので、人間がホウキで叩いて落としてやっています。



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 101日目の5月29日には、この季節には珍しい青空が広がりました。
 おかげで清涼飲料水の広告風スナップが撮れました。



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コヤチャほんとに大きくなったねー。
でもまだまだベイビーアルパカね!



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上天気につられて、
走り込みを始めたコヤチャ



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いい走り!
この調子で庭を八周ほどしました。



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 逆光の白アルパカって無敵です。耳までこんなにぽわぽわです。
 …まったく誰でしょうね、白アルパカはありふれててつまらない、なんて言ってたのは?(それは過去のわたし…過去のわたしは、今のわたしとは無関係の別人なのよ…)



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そしてまたミルクを一口


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ミチカ桜の葉も散り始め、
アルパカたちにはパリパリおいしい秋です



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コヤチャの背にも落ち葉ふりつむ…


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その背をテーブルがわりに、
ちゃっかり枯れ葉を頂くお父さん…
桜の落ち葉は、香りが良い上に
クリスピーでおいしいそうです。



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