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アルパカのいる庭


(1)アルパカ衝動飼い顛末記(2019年8月)


<最新記事はこちら!>

アルパカのいる庭



2019年8月10日(土) 午後8時の室温・湿度18.0℃/79% 外気温と湿度16.2℃/86% 曇り
<速報・アルパカ衝動飼い>



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パチャカマック界隈では、タクシー運転手さんも家畜扱いに慣れてます


 パチャカマックの道ばたで、ときたまアルパカ展示販売?をしているFさんに、先週ひさびさに遭遇しました。
 そのときは白アルパカ連れでしたが、私好みのぶちアルパカもいるというので、今日見せてもらったところ…


 あまりのかわいさに思考停止。

 そのままタクシーに積んでもらって、連れ帰りました。連れ帰ってしまいました。


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プキオ出身のFさんが、手際よくもう一頭も積み込みます


 アルパカは15年から20年ほど生きるそうで、最長寿記録は27歳だとか。そこは猫なみですね。

 エサは主に芝草と芝草と芝草。
 なのでわが家では、草刈り機も兼ねてくれるはず…です。
 すぐ向かいの家畜飼料店で、アルパカの嗜好品(ムラサキウマゴヤシを干したの)と、飲み水に入れる岩塩もついでに買って帰りました。



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タクシーのうしろにちんまりと収まった二頭。
小型でもハッチバックの車があれば、アルパカの獣医通いは困らない…
と聞いてましたが、本当らしい…



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運転手さんとプキオのFさんに抱えられ、新しい住まいへ…
このアルパカたちもプキオ生まれです。



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ちょうど庭では寒緋桜が咲いています。


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 オスのほうが神経質だそうで、まだピリピリしていますが、メスはすぐ落ち着いてポーズをとってくれました。


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 庭師さんと比べると、けっこう小さいのがおわかり頂けると思います(庭師さんも家畜扱いに慣れているので、心強いです)
 まだ十か月の仔アルパカなので、もう少し育つそうですが。



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なんという黒い瞳でしょう…


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目があってしまったら、もう連れ帰るしかなかったです…



 このかわいさの上に、手触りはアルパカのぬいぐるみそのまんま。
 獣めいたにおいも、まったくないようです。というか、かすかにアルパカのぬいぐるみのにおいがします。
 早くお互いに慣れて、ぎゅっとかできるようになるといいな。



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岩塩入りの水を飲むと二頭とも落ち着いて、芝を食べ始めました。



 左がメスで、右の黒い顔のほうがオスです。
 オスもよーく見ると、黒羊みたいなかわいい顔なのですが、今日は薄暗くてうまく撮れません。


 とりあえずの仮名は、メスが「チャスカ」(ケチュア語で星の意)。
 オスが「チャスキ」(インカ時代の飛脚の意)。
 茶色いですし…



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少し落ち着くまで、二日ほど木につないでおきます。
(その間に私たちも落ち着かないと…)
そのあとは自由に放牧?させるつもりです。


今日は取り急ぎのご報告まで!

(ペットロスも人それぞれ、いろんな症状があるようですが、私たちは明らかに暴走型…)


2019年8月13日(火) 午後11時の室温・湿度19.9℃/78% 外気温と湿度16.6℃/84% 今日は久しぶりの快晴でした!
<放牧?開始>



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 衝動「飼い」から二晩が過ぎて、アルパカも人もだいぶ落ち着きました!
 ムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)を、もう手から食べてくれるようになりました。



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 突如、アンデスの香りいっぱいになってしまった物置。
 ムラサキウマゴヤシは、栄養バランス的にアルパカの主食には向かないそうです。
 でも喜ぶので、毎朝あいさつがわりに、少しだけ与えようと思います。



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 さていよいよ綱をほどいて、放牧?を始めることにします。
 でもロープをはずしたらさいご、しばらく近づけなくなるかもしれないので、まずはマフラーを巻いて記念撮影。



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アルパカ100%、アルパカ模様のマフラーです(^^)


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それからアンデス風の毛糸飾りをつけてやりました。


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明らかにチャスカ(♀)のほうが、写真写りはいいですね…


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チャスキ(♂)もよーく見ると、まつ毛ふさふさでかわいいのですが…


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 先にチャスカを放してやりました。
 すぐ走って逃げるかと思いきや、まだつながれたままのチャスキに、ぴたっと寄り添います。
 ううっ、なんてかわいい行動!



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 次いでチャスキのロープもほどくと、二頭ともあわてずさわがず、ゆったりと庭内散歩へご出発。
 自由になって安心したのか、人間があとからついていっても、特にいやがるそぶりも見せません。



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堆肥コーナーを、たいへん興味深げに視察。
繁茂する雑草を、ひととおり味見しました。



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二頭は互いに身体をぶっつけあうようにして、仲良く歩きます。
実に愛らしい姿です。
こういうところは猫っぽくもあるなあ…



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一休みするときも、いつもひっついています。
群れを作る動物の本能なのでしょうね。



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トイレポーズもどことなくお上品!


 二頭のうしろについて、庭をぐるぐる何度もまわりましたが、アルパカたちは終始おっとりとしていて、その優しげなようすにすっかり感心。
 ラクダやリャマのあらっぽさとは、似ても似つきませんね。


 だいたいがげっぷもしませんし、追いかけてつかまえても、別につばを吐きそうなそぶりも見せません。
 そういうときは困ったように、かわいい声で「ムームー」とか「ヒ〜」とか鳴くだけです。
 こんなお上品なラクダ科動物もいるのですね〜もう想像をはるかに上回るかわいらしさです!



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 その上、最高品質の肥料も製造してくれます!
 しばらく好きなようにさせておくと、トイレ場所を自分たちで決めて、以後そこ以外では決してしなくなるそうです。



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クローバーが大好きなようです。


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おなかいっぱいになると、芝の上に座って反芻タイム。


 おかげさまで、とつぜんのアルパカたちとの同居、いい感じで始まったようです。
 でもチャスカとチャスキがやって来て、庭がとても楽しくなったぶん、家の中の寂しさは、かえって増してしまったような気も…(^^;)
 やっぱりいつかは、また猫さんも迎えてしまうのだろうなあ…




2019年8月16日(金) 午後5時の室温・湿度20.5℃(ストーブあり) 外気温16.5℃ 曇り、霧雨
<アルパカの暗黒面について…>



 かわいい、おとなしい、清潔、頑丈、世話いらず…
 理想的なペットともいわれるアルパカですが、リラックスするにつれて、別の一面も見せてくれるようになりました…orz


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「放牧」開始後、まず食べたのが、よりによってルリマツリ……
え?芝じゃないの?!



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次いでローズマリーを、じっくり味見。
よくそんな香りの強いもの、食べますよね?
芝のほうが、きっとやわらかくて食べやすいよ?
(でもローズマリーで育てたアルパカって、おいしいかも…)



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ブッドレアも味見…
蝶のために植えたブッドレア…
かなり気に入ったようです……



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アーティチョークの葉も、おいしいそうです…
ちょっと、芝食べましょうよ、芝!


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中でも気に入ったのが、ペンタス…
ハチドリのためにたくさん植えたペンタス………



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花を全部食われた、かわいそうなペンタス…
根こそぎにはしないので、枯れないとは思いますが…
でも咲いたらまたすぐ、食べるのでしょうね…



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クローバーも大好物。
それは大いに食べてよろしい。
でも芝も食べようよ。



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ポプラの葉もチェック。
地下茎で増えて困っているので、食べてくれてもいいんだけどな…
と思ったけどお口に合わなかったようで…



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何年もかかって、やっと壁を覆い始めたオオイタビ……
これが特に、ものすごくおいしいそうです…( ;∀;)



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アイビーもまけずにおいしいそうです…(T_T)
なんか毎日、必ず朝いちばんに食べてます…



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畑のケールもなかなかいけるそうです…


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ケールがお好きな健康アルパカ…
人のぶんは、別に買えばいいんだものね、そうですよね…



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ガザニアは、特に花がおいしいそうです…( ;∀;)
まあすぐ増やせるから、いいか……



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うわああああ、バラだけはやめてくれえ!
(急に極悪顔に見えてきた!)


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わが家に新たな女王誕生か?!


 高地にはないさまざまな植物を、とても楽しんでいるらしいのは、見ていてすこーし嬉しくもありますが…
 湿布薬みたいな香りのサントリーナまで、むしゃむしゃと味見していました。
 おなか痛くなったりしないのかな。



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 いろいろやらかしてくれるアルパカですが、庭の眺めがとても牧歌的に楽しくなったのは確か。

 とはいえ、プキオのFさんの話とはえっらい違いで、芝をほとんど食べてくれないのは、ものすごく期待はずれ!
 もういらないかと思ってた芝刈り機、やっぱり修理に出しておきましょう…



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 ついでにご報告しますと、あまりラクダっぽさのないかわいいアルパカも、やはりラクダ科の血は争えないようで……頑固です。

 昨晩は冷たいしとしと雨、野外のアルパカたちが気になって、屋根のある車庫の中にそっと追い込んでやりました。
 でも数分後には、もといた場所に舞い戻り、涼しい顔で朝まで雨に濡れそぼっていました。



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 ふだんアルパカたちは(この写真はリャマですけれど)、背中に雪が積もるような環境で暮らしています。
 だからパチャカマックの、最低気温14℃の雨夜なんて、へいちゃらなのはわかっています。


 しかしですね、雨の中、そのへんに転がって寝てしまうとですね……


翌朝のチャスカ。
ほらやっぱり。美人が台無し!!


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違う色のアルパカになっていました…


 アンデスには白アルパカがとても多く、見飽きて?いるので、茶ブチを選んだのですが、別の意味でもそれは正解だったようです。
 ブチですら、一晩でここまで汚くなるんですから、白だったらもっと大変なはず!



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そして汚いお顔で(もう「あんた誰?」状態ですよね)、私のシダを…
株分けして、大事に増やしている私のシダを…
お願いだから、植木鉢は見逃してくれえ〜!(>_<)


 こういう汚れは、乾いてからブラシをかければ、すぐきれいになるそうです。
 (プキオのFさんの仲人口も、ちょっと信用できなくなってきましたが…一応そういうものらしい)


 でもアルパカたち、まだそこまでは私たちに馴れていません。
 ムラサキウマゴヤシ欲しさに、向こうから近づいてはきますが、つかまえようとすると、ひょいっと身をかわします。
 なので当分は、この薄汚れアルパカを、このまま飼っているほかなさそうですね…


 (後刻、少し乾いたら、もうちょっとはマシな見た目になりました…)


2019年8月23日(金) 午後3時半の室温・湿度19.7℃/81% 外気温・湿度20.6℃/78% 快晴!
<チャスカとチャスキのふるさと、プキオ>



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「ウェーイ!食べ放題だぜぇ!」


 庭じゅうの葉っぱを、見境なく味見していたチャスカとチャスキ。
 さいしょの興奮も過ぎ、落ち着いたらしく、今は主にクローバーと壁の蔦類(涙)を食べています。
 クローバーを食べ尽くし、口が届く高さの蔦もなくなったら、芝を食べてくれるかな…



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プキオ郊外の湖。
右手にリャマやアルパカのための石囲い。


 チャスカとチャスキは、プキオ(アヤクーチョ県)郊外の出身だそうです。
 海抜3214mのプキオから東へ進み、一気に4400mまで上ったところに、美しい湖が点在する平原があります。
 前にそこで、たくさんのアルパカ、リャマ、ビクーニャを見ました。
 チャスカとチャスキの生まれ故郷は、たぶんそのあたりかと思います。



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 雨季が終ると、やわらかな牧草はすぐなくなってしまうので、アルパカたちは苔やイネ科のイチュ、コチャユーヨ(湖の藻)などを食べて、なんとか乾季を乗り切ります。
 昨年11月、雨季に生まれたチャスカとチャスキも、この5月に初めての乾季を迎え、リマに来るまでは干し藁や固いイチュなど齧っていたはずです。
 そう考えると、庭のやわらかそうな葉っぱをぜんぶ味見したくなった気持ちも、ちょっとわかりますね…



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乾季に入っても、緑が少し残っている湿地帯。
近隣の放牧アルパカたちが大集結!



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プキオ近郊のリャマ&アルパカの囲い


 ペルーアンデスの場合ほとんどのアルパカは、一家族ごとに管理する100頭ほどの群れ、つまりかなり小さな規模で育てられているようです。
 そのため設備は昔ながらの素朴なもので、それこそインカ時代と比べても、たぶん大して変わっていないはずです。


 標高4000mを越えると、夜間に気温が零下20度まで下がることもあるそうですが、そんな晩でもアルパカたちが眠るのは、屋根もない吹きさらしの石囲いです。
 だからチャスカとチャスキが、パチャカマックの雨の晩に、木陰にすら入ろうともしないのも、まあ当然ですね。
 要はぜんぜん寒さを感じないのでしょうね。



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 パチャカマックやルリンでちょいちょい見かけたアルパカ屋さんのことは、家の建築中からとても気になっていました。
 まあペルー在住の動物好き外国人なら、だれでも一度は夢見ますよね、アルパカ飼育は…
 どこぞの国のように、一頭数十万円とか数百万円とかするわけでもないですし!



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過去にFさんが連れていたアルパカ。
笑顔がかわいいクリームアルパカと、茶ブチ君。
きっとどこかの別荘か野外レストランで暮らしていることでしょう。



 大群で暮らすアルパカは、一頭だけでは寂しがるので、Fさんはいつもオスとメスの二頭飼いを勧めているそうです。
 そして二頭以上にしたいときは、メスだけを二頭、三頭と増やしていくのが良いそうです。


 もしオスメス二頭だけで飼う場合、まず繁殖はしないようです。
 メスが三頭以上になって初めて、可能性が出てくるそうです。なんでそうなんでしょうね…あまり深く考えないようにしよう…



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こちらも、過去にFさんが展示販売していたアルパカ。


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 Fさんは、乳離れした六か月以降のアルパカの仔を、毎年故郷プキオに探しに行き、パチャカマック周辺で販売しています。
 写真は、Fさんが見せてくれた、今季の手持ちアルパカ写真。
 左から二番目がチャスキですね、いちばんちっちゃいな〜!
 でもチャスカは見当たりませんね。



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琉球桜とミモザの下で。


 パチャカマックは急速に春めいてきました。
 この冬は例年より気温が2℃は低くて、ほんっとうに寒かったので(リマでは50年ぶりの寒さだったとか)、快晴の今日は、少し家の湿気を追い出せてほっとしています。
 厚着のアルパカたちは平気な顔でしたが、それでもぽかぽかした日には、やっぱりもっと嬉しそうに見えます。



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車の行く手を遮る羊&山羊混成部隊。
アンデスではなく、わがパチャカマックでの光景。



 パチャカマックはもともと、牛や馬などの家畜と縁の深いところです。
 特にロマスが緑の冬のあいだは、羊と山羊の大群にねんじゅう出くわします。


 連中の破壊力はものすごく、何もかも根こそぎにし、わしゃわしゃと飲み込み、なぎ倒していきます。
 スペインの中央高原メセタが羊のひづめで踏み荒らされ、またスペイン人入植後のロマスが牛や羊に破壊された歴史を、目の当たりにしているような錯覚が起きます。



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ロマスを羊&山羊軍団が荒らしたあとは、一目瞭然。
リャマやアルパカをロマスで放牧していた時代は、もっと良い眺めだったはず…



 この黄色い花はオルティーガ、蟻酸を含む棘がたくさんあって、人なら一瞬触っただけで、そのあと一週間はピリピリするほどですが(経験者は語る)、連中はそれを平気で食い荒らしてしまうのですね〜恐ろしい。

 山羊や羊と比べたら、アルパカなんて本当におしとやかなものです。
 危ぶまれたバラやブッドレアも、今のところ引っこ抜かれたものはなく、やわらかい葉が少し食われただけで済んでいます。
 アルパカは変に物見高いので、どこにでも入り込むのは避けられませんが、足の裏がやわらかいおかげで、草花をひどく踏みにじることもないようです。


 今週はもう、呼べばこちらにつつつっと、小走りにやってくるようになりました!(*^^)v
 あとは「さわり放題」が目標ですが、気の小さい草食動物ですから、気長に参りますね。



2019年8月31日(土) 午後5時半の室温・湿度19.3℃/80% 外気温・湿度18.7℃/81% 快晴!のち高曇り
<会いにいけるアイドル>



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今週のお気に入りメニューはハイビスカス…
(ハイビスカスもここでは一年中咲いてます)


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オオイタビの剪定作業にごせいの出るチャスカさん…


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クローバーもまだ飽きないようです。


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 クローバーはほとんど食べ尽くされましたが、根は残っているのでたぶん復活するでしょう…たぶん。


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 来てすぐは、二頭はこうして、いつもひっついていました。
 でもだいぶ慣れて安心したのか、数メートルくらいなら、離れていることも多くなりました。
 連れ合いの姿が見えないことに気づくと、小さな声でムームー鳴きながら、あわてて探し始めますけれど。



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トイレもいつもいっしょ。


 トイレポーズまでかわいい動物って、アルパカと猫くらいじゃないでしょうか?!


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ピンクの舌も小さくてかわいいです。
まったくなんなんでしょ、このかわいさは?



 よだれをたらす動物は苦手なので、アルパカが全くよだれをたらさないところも、たいへん嬉しく思っております!


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 想像以上に「ラクダっぽくない」ことにも、毎日あらためて驚いています。
 固い茎を噛むとき、下あごをこうして左右に動かすのだけは、ちょっとラクダ風ですが。
 げっぷも、ついに先日一回聞きましたが、猫のげっぷみたいな小さなかわいい音でした。



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チャスキのふさふさまつ毛。
大きな瞳には、まわりがすべてうつりこんでいます。
ぐっと湾曲しているし、超広角なのかな。


 リャマやアルパカの瞳はあまりに大きいので、以前はグレイ宇宙人的な不気味さを、すこーし感じておりました。
 でも飼ってみると、思った以上に間抜けなところがかわいくて、もはや不気味どころじゃないですね。
 猫のときと同じで、単にみごとに騙されてるだけ、かもしれませんが…



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色白なチャスカは、下まつ毛もよく見えます。
なんでこんなに長いのだか?
昔の少女漫画以上のふさふさですね。



 (そういえば金色の前髪が瞳にかかっているし、なんかものすごくオスカルさまに見えてきた…)


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春ですねえ。
(またクローバー食べてる)


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 チャスカとチャスキに葉を食われたペンタスも、小さなバラの苗も、けなげに復活中!
 アルパカたちが、このまましばらく忘れててくれれば、なんとか生き延びられるかも。



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アルパカ紋次郎。


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 冷たい雨の晩に、ムラサキウマゴヤシで釣って車庫まで連れていったところ、翌日から夜は自分で車庫に入るようになりました。
 記憶力はけっこうあるようですね。
 でも今日のようにお天気が良かった日は、夜も芝の上のほうが気持ちがいいようです。



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 せっせとクローバーを食べるアルパカたち。
 ずっと、うちの庭には何かが足りない…と思っていましたが、それはアルパカだったようです。


 右後ろのゴールドクレストの足元には、ハシンタ猫とハスミン猫のお墓があります。
 そこには抜けがらしかない、とわかってはいますが、でも毎晩となりのミモザの下に座って、なつかしく猫たちを思い起こしています。


 この庭は、作り始めてまだ丸6年しかたっていません。
 でもお墓を作ったことで、猫たちと暮した18年分の歴史が加わって、もっと懐かしく、もっと心の落ちつく場所になったような気がします。
 二猫はいまごろ、どこで何をしているのでしょうね、今度は山猫とか試してみるのかな?



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 アルパカが来て、また春もだいぶ近づいて、おかげさまでいくぶん悲しさも薄まってきました。
 でも宿六がいつも「チャスカ、チャスキ!」と呼ぶ前に、「ハス…」と小声で言いかけるのですよね……
 それちょっと悲しすぎるから、マジやめて!(笑)


 でも気持ちはわかります。
 庭に出ると、必ずチャスキが先にやってきて、大きな瞳でじーーーっと私たちを見つめながら、静かにそうっと近づいてきます。
 その様子が、ハスミン猫によく似ているのですよね。
 そういえばアルパカは、どすどす足音を立てないところも、猫っぽいですね。



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 私たちに会うと、チャスキがぴんと尾を立てるのも、どうも猫っぽいです。
 アルパカも嬉しいときは尾を立てる…らしいのですが、耳は倒してますから、警戒感と嬉しさが半々なのかな。


 猫たちはわが家の女王様でしたが、このアルパカたちは、「庭に会いにいけるアイドル」というところですね。
 ムラサキウマゴヤシを持っていくと、なかなか愛想よくしてくれて、写真撮影にも快く応じてくれますが、さわろうとすると、フイっと身をかわして避けますので…
 アイドルの素質あり、ですよね。



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今日の青空



 あたたかな良い一日でしたが、夕方になって急に冷えてきました。
 明日はきっと、リマ中が風邪ひきだらけですね。
 今夜はチャスカとチャスキは、どこでねるのかな?



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