アルパカのいる庭
(2)破壊的草食系とのクラクラする日々(2019年9月〜11月)
アルパカのいる庭 |
季節のおいしい新素材。 「今週は桑の若葉になりまーす!」 |
サラダ用の食用タンポポもやられましたー! ペルーにはないのを育ててたんですが… もはや期待通りで嬉しいくらい。 なんてグルメなの… 決して引っこ抜かず、上手に葉だけ食べるのは、さすがアルパカさん。 でも畑を続ける気は、なんかなくなっちゃったなー。 …いえむしろ、すっぱりやめる口実が出来て、ちょうどよかったような気も!! |
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今日もまた、オオイタビの剪定作業に余念のないチャスカさんチャスキさん。 お食事中に近づくと、チャスキは警戒してすぐ振り向きます。 でもチャスカはおかまいなしに、むしゃむしゃ食べ続けます。 性別は、実は私たちはまだ確信がないのですが、やはり神経質なチャスキがオスっぽい…? もしぜんぜん違ってたらおかしいでしょうね。毛刈りのときにわかるかな? |
壁のオオイタビ。アルパカ投入後。
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さてもうひとつ、アルパカさんがなしとげた、別の仕事のお話。 (オチまでちょっと長いので、お暇でしたら) 二年ほど前まで、永吉君の子供たちに、だいぶ手を焼いていました。 「小さな家」とこちらは庭つづき、仕切りがないので、三人それぞれ好きなときに入ってきては、なにかとやらかしてくれたからです。 一家がうちに越して来た当初は、三人に鳥や蝶や花のことを教えてあげようと、けっこう楽しみにしていました。 でもざんねんながら上の子二人は、動植物への興味も敬意も、ぜんぜん持ち合わせていないようでした。(はじめのころかわいかったハム君も、親戚がスマホを買い与えてから、いつもだるそうな別人になってしまいました…) 私の庭まで来るのは、親に聞かれたくない話があるときだけ…らしく、長女おみっちゃんはスマホにしがみついたまま、手当たりしだいに草花をむしって捨てたり、魚がいる池に石を投げこんだり、ハム君にいたっては、お菓子の包みやペットボトルを平気で芝の上に捨てていったり。 またおみっちゃんがとつぜん、大柄な同級生をぞろぞろ連れてきて(うちは公園ではない!)、てっきり強盗と思った私がパニックに、なんて騒ぎもありました。 二人の傍若無人さに呆れつつも、一度とっつかまえて道理を聞かせたところ、さすがに十代ですから二度と繰り返しはしませんでした。 でも困ったのが、まだ道理など通じない、当時3歳くらいの末娘ひとみちゃん! 昼食後が魔の時刻で、お母さんが爆睡してしまうらしく、毎日のようにひとりでふらっと来ては、物陰でコマコマと悪さをしていきます。 「いたずらはともかく、誰もいないときに池や井戸に落ちたら、いったいどうするの!」と、永吉君には何度も何度も注意しました。でも、「子供や奥さんにいやな顔をされるのが何よりこわい」という人ですから……結局なにもせずじまいです。しっかしてくれお父さん! |
取付け工事中の、「魔の3歳児防御柵」 車道をはさんだ向こう側が、すでに包囲し終わった「小さな家」。 |
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せっかくかわいい扉をつけたのに… 永吉君一家はいつもあけっぱなしにします。 それじゃ工事した意味、ないじゃない! いいかげんにしてよ! …と、数か月ごとに言っていますが、この先もずーっと言い続けることでしょう。 |
それからややあって、近所の井戸に若者が落ちて亡くなる、という事故が起き、パチャカマック界隈は大騒ぎとなりました。 それでも永吉君は、末娘に起こりうる危険を、何も感じないようでした。 ちょうどその翌日のことです。 ひとみちゃんがまたひとりでやってきて、何を思ったか、池に犬のフンをたっぷり投げ込んでいきました。(当時門の外で飼っていたワン公のフンを、わざわざ持ってきたらしいのですが、子供ってほんと謎…もともと永吉君一家の食用に育てていたティラピアですが、以後捕獲&料理を禁止しました…) ペルーに来て「歩く忍耐」となった私も、ついにブチっ…と来ました。次に池か井戸に落ちるのは、犬のフンじゃなくてひとみちゃんだ、とピンときたからです。 とはいえ、あの親御さんには、何を言っても時間の無駄。また、「ここは永吉君の良き人柄に免じて…」という気持ちも大いにあります。 結論。毎度のことながら、自衛策を講じるしかありません。ペルーでうまくやっていくには、それがいちばん早いのです。 まずは井戸にふたをつけ、犬はフランクリン君に引き取ってもらいました。 それから「小さな家」を鉄柵でぐるっと囲んで、中からなにも(笑)出てこないようにしました。(「小さな家」の庭は200uはありますから、これは一家虐待ではありません)。また念には念を入れ、車道をはさんだうちの庭も、柵で完全に閉め切りました。 残るは車庫ですが…ちょっと迷ったけれど、扉をつけると不便なので、やめておきました(←ぜひここで、いやな予感を味わってください) さあこれで安心です! いかな魔の3歳児ひとみちゃんといえど、ふたつの柵を乗り越えてまで、池に落ちに来たりはしないでしょう。 緑の柵をめぐらせた庭は、急にかわいい公園風になり、それもけっこう気に入りました。そして一か月ほどは(たった一か月ほどは)、双方のプライバシーと安全とが守られた、平和な日々を過ごすことができました。 ところが。(ここで「ところが」が来なくちゃ、ペルー暮らしとは言えません) ほどなく「小さな家」では、自分の庭の新しい扉を、ひとえに不精から、あけっぱなしにするようになりました。 そして車道に出ほうだいとなった末っ子ちゃん、今度はうちの車に目をつけました… 家族はだれも見張ってませんから、もうやりたい放題です。かわいそうな車をマジックペンで汚したり、石でひっかいて無残なキズをつけたり、タイヤまわりにいたずらしたり… 再び私はブチっときて、そうです、今回もひたすら自衛策あるのみ! |
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フィアット君旅立ちの、寂しい小雨の朝… 車庫の扉は、ジュリアス・シーザー君(永吉君の弟)が張り切りすぎて、無駄に重々しい、鉄の塊みたいな不便きわまりないのを作ってくれました。 なぜか、永吉君の末っ子が悪さをするたびに、おじさんのジュリアス・シーザー君がもうかるようになっています。 ぜひかわいい姪っ子にコミッションを支払うよう、言っておきました… |
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物入りなクリスマス前に、仕事が入ってごきげん ジュリアス・シーザー君 ちょうど時節柄、おやつに支給したパネトン袋が、右下に見えています。 仕事に来た人たちに、糖質とグルテンのかたまりを出すのは、主義に反してたいへん気がひけます。 が、ペルーの人は糖質とグルテンしか喜ばないので、しかたありません。 |
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ミニバラに絡めとられたチャスカ (霧雨後の見苦しい姿、お許しください。 乾けば元通りになります→) 9月18日は、チャスカの厄日でした。 なんと一日のあいだに四回も、バラに「捕獲」されたのです。 うちの悪アルパカどもは、バラの花と葉が大好物。でもバラのほうも、決して黙って食われてばかりではない、というお話… |
「これが本当の、わ・た・し!」 (自然乾燥後のチャスカ) |
すぐまた別のバラに捕まったチャスカ。 チャスキがそばで心配しています。 チャスキ(♂)は神経質で、いつもビクビク警戒しているので、バラの茂みに深く入り込んだりはしません。 でも食いしん坊のチャスカ(♀)は、食べ始めると夢中になって、ぐいぐい前に進んでいくので、それでバラにもすぐ捕まってしまうのですね。 いったんこうなると、まず自力では脱出できません、歩く巨大毛玉みたいな生き物ですから。 |
午後には、今度は大きなバラに、ぐいっと首根っこを押さえられていました。 (バラの葉がぜんぜんないのは、すでにアルパカたちがきれいに食べてしまったからです…) 日に何度もこんなことが起きると、バラが心配なのはもちろんですが、チャスカのほうも心配になってきます。 今はふっかふかの歩く毛玉なので大丈夫ですけど、初夏の毛刈り(←年末のお楽しみイベント、乞うご期待!)のあとは、バラの棘でケガをするかもしれませんし。 |
アルパカ屋のFさんも、家畜慣れしている永吉君も、「囲いを作って、アルパカを閉じ込めればいいのでは?」と助言してくださいますが… 私たちは、アルパカが庭を勝手に歩き回る、このプチ放牧感がとても気に入っているのです。 そこで……… バラのほうを囲うことにしました。 宿六が探してきたユーカリの材木を、永吉君に頼んで、バラの植え込みのまわりにぐるっと打ち込んでもらいます。 すぐには腐らないように、少しセメントを入れて固定し、そのあと私がひとつひとつロープを張って歩きます。 |
(雑草でお困りのmonarcamonaさま。 うちではウッドチップかなり役立ってます!) 仕上げは、これも腐敗防止を兼ねてペンキを二回塗り。 ロープはさいしょ二か所だけ巻いていましたが、例によってチャスカがぐいぐい長い首をつっこんでしまうので、様子を見ながら調整中です。 まだ寒いうちに大急ぎで囲ったのが幸いし、今バラはすべて新芽を伸ばし始めています。 リマのバラは年中緑で、いつでもなんとなく咲いているので、いつ剪定したらいいのかわからず、長年ほったらかしでした。 でもこのたびアルパカたちが、古い葉を食い尽くしてくれたおかげで、初めて枝ぶりがよく見えるようになり(笑)、この機会に思い切って刈込みもしてみました。もしかすると今後は、もっとよく咲いてくれるかも? |
と、喜んでいたのも、ほんの束の間…… ある朝、今度は玄関先から、ワシャッ、ワシャッ、ワシャッ、ワシャッ…と、草食動物が何かを食らう不吉な音が…… コーヒーカップを放り出し、走って見にいくと、あーーーーっ!今度はアガパンサスが襲われています! ついさっきまで、濃緑の大きな葉が茂って見事だったのに! (草食系男子とか言いますけど、そうとう破壊的ですよ、草食系って…) |
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百日紅の苗も念のため囲いました… Ma's vale prevenir que lamentar despue's. つまりアルパカたちは、バラに口が届かなくなったので、ほかの植物の試食を始めたのですね。 よーーし、わかった!このさい、心配な植物はぜんぶ囲ってしまいましょう! せっかく永吉君も杭打ち名人になり、私もロープ扱いに慣れたことですから。そして宿六が杭を買いに走ります。 |
はんぶんヤケで、家のまわりも大きめに囲ってしまいました。 そして柵の内側に、アルパカが狙う草花(バラ、ペンタス、ゼラニウム、ランタナ、ヘリオトロープなどなど、要するに芝以外のほぼすべて)を、庭のどこかで見かけるたびに移植しています。 最終的に、いったい何本杭を打ったかわかりません。 こうしてそこらじゅう、杭だらけになってみると……あら?意外にいい感じ? なんだかとっても牧場風です。アルパカ牧場ではなく、あくまで「バラ牧場」ですけれど。 この半月ほどは、主にこの作業で終始しました。 今年はとても寒い冬でしたから、つい猫のぬくもりを思い出し、薄暗くなりそうでしたが、アルパカたちが盛大に庭を引っかきまわしてくれて、毎日なにかしら緊急事態発生で、おかげでとても気が紛れました! 「こんなだったら、さいしょから猫もらってきたほうが、ぜんぜん楽だったんじゃない?」という冗談も出ておりますが… でも今は、庭を少しずつアルパカ向けに変えていくのが、とても楽しいです。まったく新しい経験って、やっぱりいいものです。 いずれアルパカたちともよく馴染み、また懐かしい二猫の余韻もじゅうぶん味わってから、改めて次猫さんのことも考えようと思います。 |
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夏はいつも、玄関先を堂々たる花で飾ってくれるアガパンサスですが、これから年末にかけてどこまで立ち直ってくれるでしょうか。 |
さて、そのほかのアルパカさんお仕事レポート。 ビワの葉もおいしいらしく、口が届くところはすべて剪定終了。 それにしても、何とかわいい立ち姿! 「こんなにかわいいなら、もっと早くから飼えばよかったなあ」と言いかけて、ハタと気づきました。 もし庭の作り始めから飼っていたら、背の低い苗はぜんぶ食われて、木は何も育たなかったはず… だから今年あたりが、アルパカ導入の最高のタイミングだったのでしょうね。 |
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アルパカたちは、ハイビスカスの剪定にも熱心に取り組んでいます。 裏口の良い目隠しになっていたのですが、下部がシースルーになってしまいました… |
でも今年はなぜか、ものすごい勢いで花が咲き始めています。 もしかしたら「アルパカ剪定」のおかげで、活気づいたのかも? 肥料に使っているアルパカの落とし物も、そろそろ効いてきたのかもしれません。 |
バナナの子株もむしゃむしゃ……うん、これは食べてよろしい。 バナナの木ってなんかだらしない姿なので、本音では始末したいのです。永吉君が惜しがるので、しかたなく残していますが。 |
ところで最近、チャスキの隠れたチャームポイントを発見! |
後脚は、いろんな茶色の組み合わせで、なかなかおしゃれなのですが… |
もっとかわいいのが前脚! 白一色かと思ったら、チョコレート色のショートソックスはいてました! いつも芝に埋もれていて、今まで気づきませんでした。 …バニラとチョコレートのアイスクリームが食べたくなりました。あした生クリーム買ってこよう。 |
わが家の偏食アルパカ……というか正確には、「芝以外は」ありとあらゆるものを食べるアルパカたち。 現在のところ、最高に好きなのは、やっぱり桑の葉のようです。 |
「ちょっと、放しなさいよ、あんた!」 あんまり好きで喧嘩になるほどです。 |
それからムラサキウマゴヤシの干し草。一心不乱で食べます。だから食べてるあいだは触りほうだい。 |
すでにお話ししたようにバラやペンタスも大好物ですが、囲いの中に避難させたところ、どう見てもまずそうなパピルスまで食べるようになりました。 もしかして飼い主へのあてつけ?…なのかな…? |
思い起こせば猫たちのほうが… |
よっぽど喜んで芝草を食べてくれたような……… |
その後アルパカたちは、壁のオオイタビも桑も、口が届く高さの葉は食べ尽くしてしまい、ついにはモンステラの枯れ葉までガジガジと… すぐ足元には、青々と芝草が生い茂っているにも関わらず、です。 「どうしても何があっても、こんりんざい芝だけは食べない」、と決めているようです。 これも、ラクダ科動物の頑固さのゆえなのでしょうか? |
感動の瞬間、隠し撮りに成功! ところがです、本日、ついについについに!アルパカたちが芝草を食む現場を激写! わが家的には大ニュースです!! |
チャスカとチャスキがうちに来てから、もうすぐ三か月ですが、芝を食べたのは木に繋いであった初日だけ。 なのでちょっと自分の目が信じられず、望遠でよーく観察しましたが、たしかに芝草、チャスカの口に入っていますね! |
チャスキのほうも、しっかり噛んで飲み込むところまで確認しました! |
「…意外においしゅうございました」 あーーー良かった! 花への被害は、杭とロープでなんとかなりますが、気になっていたのがアルパカさんの栄養面。 もともと芝草が主食の動物ですから、慣れないものをあれこれ食べすぎて、ミネラルその他の過多、もしくは不足があっては心配だなあと、少し気になっておりました。毒のある植物だって多いですしね。 願わくばこれからは芝草メインで、ほかの植物はデザート程度、にしてくれるといいんですけど。 さっそく明日から、ムラサキウマゴヤシを少し減らしてみようと思います。 ついでながら、写真左のバラの囲い、ロープがだるだるになっているのは、食いしん坊のチャスカがぐいぐい頭をつっこむせいです。 もっと広く囲わないと、ぜんぜん意味がないとわかりましたので、今また杭の打ち直し作業中です〜 |
なんでいつも、二頭同時にトイレタイムに入るのかいな チャスカもチャスキも、意地を張るのをやめて?芝を試したら、けっこうおいしかったらしく、今日の午後は長いこと芝の上に屈んでいました。 これでだいぶアルパカらしくなりました。 あとは、庭中どこでもトイレにするのをやめて、アルパカらしく一か所に決めてくれると、たいへんありがたいのですが…… |
日本はもう立冬ですね。 つまりこちらは立夏で、たしかに急に陽射しが強くなりました。 それでも新年までは、夕方になると必ず曇ってひんやりするので、油断禁物なのですが、リマのみなさまは日暮れまで平気で海水浴してますねえ。 それも、いつでも冷たいフンボルト寒流で… ぜったい寒いと思うんだけどなあ。 |
日光が強くなったおかげで、アルパカたちの微妙な色の違いも良く見えるようになりました。 そういえばチャスカとチャスキは、まだリマの夏を知らないのですよね、やっと一歳だものね。 夏めいてきて、毛刈りをいつすべきかが悩ましいところですが、念のため12月半ばまでは待とうと思います。 日盛りにはそのへんの木陰で涼んでいるので、まあ大丈夫でしょう。 |
「チャスカ、今日はなんの実つけてるの? それ食べられるの?」 夏めいてくるとクリスマス。 ということで、アルパカたちがどれくらい仮装に耐えるのか、軽く実験してみます。 |
「今日はレトロにきめてみました!」 チャスカは桑の葉で釣れば、とってもかんたん。けっこうこういうことには鈍いんだ、チャスカって… 市販の子供用かぶりものが、ぴったりサイズのようですね。 |
「み、見えない…」 |
「ど…どうしたのっ?!」 チャスキが心配して飛んできます。 チャスカは平然と食べてます。 |
チャスキにも試してみましたが… ぜんぜんだめです。 |
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チャスカ、ど、どどどどうしたのっ?! (仮装に目覚めてストッキングはいてきたのかと…) さて、そんな平和な日々が(ほんの数日)続いておりましたが… ある朝、美人のチャスカが、こんな世にも情けない姿で発見されたのです! うわ……四つ脚ぜんぶ、ドロドロに汚れています… |
このところアルパカたちのマイブーム(死語?)は、繊維たっぷりパピルス食。 池の中でパピルスの根がスポンジ状に繁茂し、なかば陸地化したところに、よくこうやって乗っかっています。 それが何かのはずみでズブズブズブッ…と、土のあるところまで脚がはまってしまったのでしょう。完全に乾くまで、二、三日はなんだかチャスカ、小汚かったです… (右のチャスキはいつものように、ぴっと尾を上げて挨拶してくれています。 チャスカも尾を持ち上げるようになってきましたが、何か夢中で食べているときはしません。とても尾まで神経がまわらないようです) |
石を詰めたフィルター池のミニパピルスも、よく食べています。(チャスキは食べながら尾で挨拶…) パピルスは増えすぎて困っているので、一向にかまわないのですが… ただアルパカたちは、猫に負けないパニック体質。 うっかり水の近くでパニックを起こしたら、浅い池でも溺れかねません。 やはり池のまわりも、ぐるっと杭で囲ってしまったほうが、われわれ人間は安心して暮らせそうです。 そう私が決めたところ、宿六が言うには、 「アルパカは生まれつき湿地が好きだから、水に入れなくなるのはかわいそうだ。 安全なアルパカ専用池を別に作ってやろう!」 ま、それもいいかと思いますが、でも少なくとも年内はやめましょうね… しばらく土木工事は遠慮させていただきたいです。今年もほんといろいろあったから。 |
先ほど、働く永吉君を隠し撮り。 (別に隠し撮りしなくてもいいんだけど結果的に) 赤手袋が妙にポイントになってますね… ということで、今日はまたもや、杭の並べ替え中。 永吉君、何度もやりなおしをお願いして、わるいねえ。 でも私たちはアルパカ初学者だから、しかたないですよね、毎日少しずつ傾向と対策を学習中です。 さてそれでは私は、これから杭にロープを張ってきます。 そのあとアルパカさんの岩塩入りのお水をかえて、お夜食のムラサキウマゴヤシをお出しします。 幸い今日もしっかり、芝草(とパピルス)を食べていたので、ムラサキウマゴヤシはちょっぴりで大丈夫そうです。 |