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リマのアパート猫…あらため
パチャカマックの家猫さん

(第1シーズン 傑作選)



2018年10月29日(月)

ウェブサイト引越し記念

再録・往年の迷作「変装猫」シリーズ
<第一回 ハロウィ〜ン>



2005年のハロウィーン。
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 まずは小手調べに、市販品を組み合わせ、猫たちをちょこっと変装させてみました。

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魔女の帽子は厚紙で作りました。
(しかしこのころのハシンタさまって、ずいぶん太っていたなあ…)


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 本日の猫撮影アドバイス。
 うすら寒い日の寝込みを襲うと、猫さまの瞳の焦点がなかなか定まらず、鬼気迫るスナップが撮れます(^^)


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 このホウキ、なんだかおわかりになりますか?
 ペルー名物アンティクーチョ(牛ハツの串焼き)にたれを塗るための、あのよく売ってる使い捨てのハケ(正式名称しらない)です。


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 さて小手調べが楽しくて、味をしめましたので、次は手製のお衣裳を用意してみました!

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カボチャ頭のハシンタさま。
猫型カボチャランタンにもご注目くださいね…


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カボチャをのせたら、なんか猫じゃない別の生き物になってしまったハスミン猫。

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 もう一枚は、「今宵ばかりは私も黒猫」という名のお衣裳です。
 カボチャ頭服とはちがって、ちゃんと猫耳の収納スペースがありますので、着心地はだいぶマシだったようです。
 猫たちもいくぶん表情がおだやかです…


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ハスミン猫も、「今宵ばかりは私も黒猫」に。

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何者かのかげにおびえるハスミン猫…

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 この年のハロウィンの宵は、妖しく妖しく更けていったのでありました…

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 今回使用したお衣裳。
 フェルトを手縫いしました。
 私は今でもヒマですが、13年前はもっとヒマだったようですね…



ちょっと一息。
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日常的な怪奇現象。
ハロウィンでなくても発光する猫。


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ハシンタ猫はもっと激しく発光。

(しかし当時のハシンタさま、太かったなあ…)


2006年のハロウィーン。

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 当初2006年は、猫たちを愛くるしいニャン魚に変身させるつもりでした。
 が、作りかけの魚を見た宿六が、「それ、猫の頭にぐさっと刺さってるほうが、良くない?」と言ったため、急遽スプラッター系にコンセプト変更とあいなりました。


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 作品タイトルは「フィッシュ・セメタリー」。
 恨みを残して死んで、ゾンビ化した食用&鑑賞魚たちに、かわいい猫がなすすべもなく次々と襲われる、という楽しいお話です。
 主にハスミン猫の全面的なあきらめ&協力の下、すみやかに迷作を撮り終えることができました。


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 ソンビ魚に襲われるだけでなく、おばけカボチャにおしりを舐められ、逃げ惑うハスミン猫。
 女優ハスミン、渾身の演技でした!


 (今から思うと、お衣裳の背中にハスミン猫らしい縞模様をつけると、もっと良かったですね…)

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 ハシンタ猫のほうは、「フィッシュ・セメタリー」独自の壮大な世界観に、いまいち入り込めないようでした。
 主演は最初からハスミン猫を想定していたので、ゾンビ魚のかぶりものも茶色で作ってありました。
 そんな毛色に合わない衣裳をおしつけられた女優としては、プライドの問題もあったのでしょう。


 (それでもいちおう、しっぽを上にあげて飼い主に挨拶してくれてるところは、にゃんともかわいいですが!)

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「どうせ私はヒロイン代役」


 それでも何とか女優の仏頂面をやわらげようと、照明も工夫してみましたが…
 うーん、だめですねこれは。


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「…ぼちぼち刺さったお魚、抜いてくれません?」


 やがてハスミン猫のほうも、集中力がなくなったので(猫は眠くなると、両目が左右にじわじわ乖離し始めるのですぐわかりますね)、撮影会はお開きとなりました。

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 今回使用の手作りお衣装。
 魚たちの無駄な立体感が、当時なかなかのご好評をいただきました…
 やっぱり2006年もヒマだったんですね、私は。


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 かくしてこの年もまた、ハロウィンの晩は妖しく妖しく更けていったのでありました…


2018年12月21日(金)

再録・往年の迷作「変装猫」シリーズ
<第二回 クリスマスと年末年始>


その1 楽しいクリスマス



2004年のクリスマスは、ごくごく控えめに仮装…


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 (よく覚えてませんが、たしかサンタ帽を細工して、ウサ耳に作りかえた記憶が…)

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「どこが控えめじゃ、猫の身にもなってみい!」
あいかわらずのぶんむくれ顔のハシンタ猫。


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「うふっ、ちょっと寄ってかない?」



 ハスミン猫は、シャッターチャンスが多いんだけどなあ…
 思ったのとちがう職種の仮装になっていますが…


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 ハシンタ猫に水商売が向かないのはよくわかりました。愛嬌のなさは飼い主似。

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瞬間芸「赤鼻のトナカイ」。

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 ハスミン猫はクリスマスツリーが大好きです。あったかいので。

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 しかしちょっとでも目を離すと、破壊活動開始!

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 破壊が思うほどはかどらなかったときの、照れ隠しポーズ。

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「そこにツリーがあるから私は登る!」

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 かわいいんですけどね…
 でも、おかげで何本のクリスマスツリーをへし折られ、使用不能にさせられたことか…


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 ごきげんのいいときに、2004年クリスマス公式写真を撮影。

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 ハシンタ猫も一枚。うーんやっぱり笑ってくれない。
 それにしてもハシンタ猫、ほんと太ってましたねー今より顔がふたまわりくらい大きいです。



2005年は、も少し気合入れてみました。

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七面鳥のかぶりものを作りました。

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 ハスミン猫のほうは、すぐポーズを決めてくれて、あっというまに撮影終了。

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 パネトン(ペルー式激甘パネトーネ)の衣裳も、着せるなり、いい感じの一枚が撮れました。

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パネトンの広告に使えそう…?

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 めずらしくちょっとほほえんでくれた ハシンタ猫さん。

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せいいっぱいのお愛想…

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「やはり私は、素顔の三重あごで勝負!」

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 ハスミン猫は、撮影会場の目新しいものを、綿密にチェック。

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 針金が好きなハスミン猫、ガジガジかじって、ほっておいたら栓が吹き飛んでいたかも…あぶないあぶない。

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今回使用の手作りお衣裳その1、「七面鳥ディナー」

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お衣裳その2、「パネトンとチョコラテ」


その2 猫の手も借りたい大掃除



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 2006年には、Michikaさんから猫たちも大掃除を手伝えるようにと、かわいいエプロンを頂きました。
 さっそく取り調べを始めたハスミン猫…


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自分の衣裳と悟って逃亡を試みるハスミン猫。

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でもすぐ確保。あらかわいい!

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 昼寝中のハシンタ猫もすぐ捕獲され、エプロンによく映える美脚を披露!

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 さすが猫好きのMichikaさん、猫のサイズ感をよーーくご存知ですね、ほんとにぴったり!

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 飼い主の私も、お揃いのエプロンをいただきました!

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 結局は、やっぱり散らかすほう担当の猫たちでした…でもかわいいから許す!



その3 年末パーティ

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大晦日の盛装?
男装の麗猫ハスミン


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「あ、今の猫缶あけた音?!」



 ごちそうへの期待で瞳を輝かせるハスミン猫。

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 そうです2005年の大晦日は、pacollamaさんから頂いた日本の猫缶ディナーだったのでした!

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 あんまり嬉しくて、涙目になっちゃった…
 猫ってほんと、おいしすぎると涙こぼすんですよね(笑)


 涙腺と味覚をそれぞれつかさどる場所が、脳内で隣り合わせだとか?聞きましたが、飼い主には感涙にしか見えず、ますます感情移入してかわいくなってしまうのですよね〜

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 と、しばらくかわい子ぶっていたハシンタ猫、じきに本性を露呈…
 あけたばかりのスペイン産オリーブ缶に、手をつっこんでくれました…(人間のおつまみが一品減った…)


 当時は知りませんでしたが、一部の猫はオリーブの香りだけでメロメロになるようです。
 今もときどき、ハシンタ猫に干しオリーブを見せて遊んでおります。


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 ごちそうが終ったら、年越しパーティ!
 人も猫も(笑)若いうちに、バカなことしてうんと遊んでおいて、ほんと良かったー!(^^)


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 名優ハスミン猫、今回も演技派なところを見せてくれました。
 「酔いつぶれかけてるけどまだ飲みつづけたいパーティ客」という難役です。


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アドリブも余裕で披露!
「ウーイ、ぜんぜん酔ってないぞわしは!」


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(あそっか、羽根が気になって上見てたのね…)

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 さてめでたく年も明けて、飼い主たちは新年恒例の民芸品市で、大きな壺を仕入れてきました。
 本来はトウモロコシ酒を醸すための壺です。


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すぐ壺と役に入り込む名優ハスミン猫。

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 でも小さなほうは、中が暗くて、ネズミがいそうで、もっと気になる…


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つい手伝う宿六(笑)

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 ハシンタ猫も壺の暗がりを気にしていましたが、当時は太かったので…

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猫草をやけ食い。

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 かくしてお祭りシーズンも終り…
 クリスマスあとの空しさをかみしめるハスミン猫……


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なんてことは全然なくて、当地ではクリスマスと新年が過ぎると、今度はもっと楽しい夏休み〜!

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 2006年のクリスマスに、kotetsuさんから頂いた仲間たちと、新年最初の記念撮影。

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そしてみんな仲良く日向ぼっこ。

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体型的にジジに近いのはハスミン猫。

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当時のハシンタ猫は、やはりこっち寄りかと…

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 黒猫さんといっしょに、太陽の良いにおいをかぐハスミン猫。
 夏ですねえ。


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毎日楽しい水なし海水浴!
みなさまものんびり楽しい年末年始を!



2019年1月24日(木)

教祖猫の優雅な年越し


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 2018年の年末は、カルメンM子さんから頂いたオーナメントといっしょに記念撮影!
 素朴な風合いのフェルト細工で、見たことのない珍しいオーナメントだなあと思ったら、なんとネパール製なのだそうです。


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 フェルトの手触りは、猫の毛並みにもよく馴染むみたい。
 ハシンタ猫も完全にリラックス。


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 17歳になっても、シャッターチャンスの多いハスミン猫。
 (本当は、眠くなるとすぐ片目がくっつきやすい猫、なだけですが…)


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 そのハスミン猫も、クリスマスツリー登攀だけは引退してくれたので、ほっとしています。
 でもライトであったかいクリスマスツリーは、あいかわらず大好きなようです。
 近くにお席を作っておけば、期待通りにちょこんと座ってくれます。


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 昨年からはますます気位高く、椅子やソファの上でしかお食事を召し上がらなくなったハシンタ様(19歳)。
 それもカリカリは拒否、新鮮な手作りエサでないとだめ、という、下女にとってはなかなかたいへんなことになっております〜
 誕生日(1月1日)のメニューは、メルルーサ入り地鶏シチュー、幸いご好評いただきました。


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 「食べられないもので料理を飾るのって、日本人の悪い癖よね」
 とぼやくハスミン猫は、床で食べるほうが猫らしくておちつくそうです。


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 猫たちへのプレゼントは、電気不要・座るだけでぽかぽかする猫用マットを、米国Amazonよりお取り寄せ。
 柄はものすごいアニマルプリントで、インテリア的には少々問題ですが、猫さまには大好評です。
 中にアルミ層があって、それが体温を反射してあったかくなる、らしいです。


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 試しにわれわれ人間も座ってみたら、ほんとうにあったかいので、あと二枚追加購入しました(猫用マットを人用に購入)。
 冬のパソコン作業に最適です。


 それに、えーっと猫っていろいろ粗相をしますよね、そういうとき、アルミ層のおかげで下に浸透しないのも、ひそかに便利だったりします(^-^;
 洗えばすぐかわきますし。


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 テレビ好きなハシンタ猫には、『日本百鳴鳥』というDVDも買ってあげました。
 3時間以上えんえんと小鳥が囀るきれいなビデオで、猫さまのお食事準備中に、少々お待ちいただくときなど重宝しております。
 アオバトやチドリが特にお気に入りのようです。


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「なによ、この美猫……
まさかうちで、これ飼うんじゃないでしょうね?!」


 ハスミン猫は、テレビにはほとんど興味を示しません。
 でもNHKの猫番組で、美形のベンガル猫がうつったときは、急にガバっと立ち上がり、ひどく警戒していました。
 ぱっと見はちょっと自分と似てるけど、むこうのほうがずっと美人、という、女性としていちばんいやなケースだったからでしょうか(笑)


 ところで、テレビ台の下段には柵がはめてありますが、これはハスミン猫の侵入防止用です。
 配線だらけのところに猫が入ると、危ないですもんね。
 設置してから数年たちますが、ハスミン猫は決してあきらめず、日に一度は開いていないか見回りに来ます。
 猫の執念っておそろしい。


 そこでかわりに、となりの空きスペース(以前サブウーファーが入ってたところ)に、ここなら配線もないし、猫が座ったらさぞかわいかろうと、毛布を敷いてやりました。が…
 ご想像の通りで、だれも入ってくれません。
 猫は禁止区域にしか興味がわかないようです。


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 テレビの裏も、ハスミン猫侵入予防のため、こんな見苦しいことになっています…
 壁とテレビ台のすきまをどう埋めるか、ずいぶん考えましたが、野性的な猫には原始的な方法がいちばんのようです。


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 私の部屋も、ハスミン猫のたんすへの登りやすさ、それだけを考えて家具を配置しています。
 私の使い勝手は、とってもわるいです。
 たんすの南京錠も、ハスミン猫が上から扉をこじあけて、猫をのせたまま扉がゆるゆる開いていって、ハスミン猫が「あ〜れ〜〜、助けてたもれ〜」となるのをふせぐためです。


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斜めの製図台の上で、意地でもくつろぐハスミン猫



 ハシンタは自分専用のソファに固執し、そこ以外ではぜったいに熟睡しませんが、ハスミン猫はもっと柔軟。
 そこら中にねぐらがあります。


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「あなたが黒板に書いたことって、ぜったい実行しないよね。
じゃなんで書くの?」




 それも、固い板の上や、写真のように家具の飾りが頬にぐさっと刺さるようなところ…で寝るのを好みます。

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 寝相もすこし謎で、よくこんなふうに、片手でいっしょけんめい、どこかしら押しながら眠っています。
 睡眠中も筋肉を鍛えているのかもしれません。


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 こちらもなかなか力の入った眠り方。
 ヒッチハイクの夢でも見ているのか……なら、も少し親指立てないと?


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 ハシンタ猫のほうは、ひたすら安楽を追求。
 のら猫母子の苦労話など眺めつつ、保温マットの上でアザラシのようにころがっているのが、今いちばんのお気に入り。


 みなさまよくご存じのように、猫は年々飼い主への要求が厳しくなる生き物です。
 わが家で昨年新しくできた決まりは、「ハシンタさまが食事中に移動なさったときは、下女下男は即座にお食事を持って後を追わなくてはならない」、というものです。
 かくしてハシンタ猫は、真の職住近接…じゃなくて食住近接の暮らしを実現しています。


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「『あたためモード』じゃなくて、もっと長い『ダニ退治モード』よろしく!」



 そして夏でも、ちょっとでも涼しいと布団乾燥機を御所望になります。
 冬はもちろん毎日なので、前の冬も電気代がそれはそれはたいへんでした…


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 さらには取れたてキャットニップというお楽しみも。
 庭に繁茂するキャットニップは、洗って電子レンジでパリパリに乾かして、猫専用バスマットの上にまいてやります。
 こうするとあまり散らからなくて、掃除も楽です。


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 ハシンタ猫さまも、キャットニップまぶしのマットで遊ぶのがお好きです。

 ところで、ハシンタ猫はときどきかわい子ぶるのを忘れて、キツネのように狡く金色に光る眼で、こちらをじーっと観察していることがあります。
 珍しくそれが写せた一枚!
 「明日はこの者に、マグロでも解凍させるか…」とか思っているのでしょうね、きっと。


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「水ばっかり三皿って、ありえないんですけど?!」



 こちらも写しにくい一瞬が撮れました、ハスミン猫さまが無言で、眼力だけで飼い主を叱るときのお顔。
 お猫さまがたもご高齢なので、水飲み場を増やしていますが、掃除のときまとめておいたら、「なんで水ばかり?!」とお叱りを受けてしまいました。
 ああ宮仕えはたいへん…


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(家具の飾りがあごに刺さるところで眠るのが、小顔を作る秘訣なのかも?)



 さてさいごに、ありがたい教祖猫の教えをみなさまに。

 「なにもしない私たちがこれほど神に愛され、かくも美しく(笑)生まれた上に、下男下女を与えられ安楽な暮らしを保証されているのは、なぜだかわかりますか?
 それは過去は一瞬で忘れ、何も考えずに今を楽しみ、明日の心配など一切しないから、かえってすべてがうまくいくのです。
 人間たちもそろそろ、私たちをよく見て、上手な脱力の仕方を学ぶように!」


 さいきん撮った中で、いちばん脱力できそうな、ありがたい御真影を載せてみます。
 毎日たんすの上から、こんな顔で見下ろされていると、人生このままでぜんぜんいいよね!…という気が激しくしてきます。


 わたくしも長年、「人生を深刻&大げさにとりすぎる病」を患っておりましたが、今はうちの教祖たちから、日々脱力法を楽しく学んでおります。
 なにしろ生き方が徹底している教祖たちなので、私もけっこう上手になってきましたよ…



2019年4月19日(金)

再録・往年の迷作「変装猫」シリーズ
<第三回 ハッピー猫イースター!>



 本日は、2005年のイースター猫を再録いたします(まだ聖金曜日ではありますが)


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うっわ、これはかなり怒ってる…



 2005年は酉年でしたので、年末、姉のうちでは猫にめんどりとヒヨコの扮装をさせて、年賀状を作ったそうです。
 そして年が明けてから、おさがりがまわってきました。
 次の酉年を待つのもなんですし(今から思えば待っても大丈夫でしたが)、じゃあかわりに復活祭に使ってみよう!と思いたちました。


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 さいしょは、めんどりとヒヨコのかわいいツーショットを狙っておりました。が…
 ハシンタ猫を取り押さえているあいだに、敏捷なハスミン猫はすぐ逃亡。


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 それでも黒子の大活躍で、なんとか写せた!…と思いましたが…
 あああああ、黒子の手が……


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 あきらめて一匹ずつに方針変更…
 例によってハスミン猫は、すぐいい感じのカメラ目線を下さいました!


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 しかしハシンタ猫は…
 カメラ見ないで、黒子を見てますね、明らかに。
 たぶんこのとき、黒子は必死でおもちゃ振り回してたんですよね。


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参上!卵を守るウルトラめんどり!


 うーん、まあこれくらいなら、ハシンタ猫としてはベストショットといえるでしょう!

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「キキリキ〜!」
(スペイン語圏のコケコッコ)



 ハスミン猫のベストショットはこちら!
 さんざ飛び回ったハスミン猫、興奮してお鼻がまっかですね〜かわいいなー


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 この日は逃げまわる猫たちと、ころころ転がる卵を相手に、なかなかの大騒ぎでしたが…

 結局は、扮装ナシのこの一枚をカードに使いました。
 私の苦心作のイースター卵を、期待通り?すぐハスミン猫が割ってくれたのが、なんともかわいくて。


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そしてハシンタ猫は…
「どーせ私はダイコン女優…」と、日曜にもらってきた棕櫚飾りに八つ当たり。


みーーんな若かった(当社比)ころの、楽しい聖週間の思い出です!



2019年7月26日(金)

再録・往年の迷作「変装猫」シリーズ
<第四回 愛国猫>




 2005年と2006年の愛国猫たちを再録いたします!けっこう力作?ですよ〜

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まずはありきたりに、国旗の前で一枚…
でもなんか物足りないね、ということになり…


 それにしても、二匹とも若いなあ!
 幸い晩年まで毛皮はつやっつやでしたけど、でもやっぱり「若い」のと「若く見える」のとは、だいぶちがうようですね。



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 引き出しをかきまわして、見つけた手持ちの民芸品で扮装させてみました。
 題して、「チンチェーロのかわいいチョリータ(田舎娘)」。
 教会はアヤクーチョのだけど…。


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「チンチェーロのかわいいマクタ(田舎の若者)」


 ハシンタ猫のことは、宿六はいつも「チョリ」と呼んでました。チョリータの略だそうです。
 「先祖はセビーリャ出身」(カラベラ船のネズミ取り要員として港で拾われたそうです)、と主張する本猫としては、いくぶん不本意な呼び名だったかも?
 でも、ふかしたトウモロコシとジャガイモが大好きだったので、やっぱり立派なチョリだったと思います。


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ハスミン猫、国歌を絶唱!


 いつも期待通りに、きっちり場をさらう大女優ハスミン猫。あいかわらずいい仕事してます。


 さてお次は、独立記念日の軍事パレード編…


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「なになに、なにが始まるの?これ食べられるの?」



 目新しいものがあると、チェックせずにはいられないハスミン猫。
 なので宿六は、「チビチェック」という妙な名で呼んでました。猫はみーんな、たくさん名前があるんですよね。


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「ま、どうせこーゆーことだろうと、予想はしていたがね……」
(緑の迷彩はフォトショです、ねんのため…)


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あ、ハスミン猫ノってきたね!
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ちょっとノリすぎ…
(たぶん黒子が手を引っ掻かれてます)


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「私の鬼軍曹姿、いけてる?」
(こちらも迷彩はフォトショです)



 当時はよく太っておじさん顔だったハシンタ猫、こういう扮装は似合いますねえ。

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うんうん、もう軍隊ごっこはじゅうぶん。
おうちに帰ってパーティにしましょう。


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「おうちパーティで扮装、必要っすかね?」

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「しかもさっきのより、重装備じゃんこれ…」

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「あの〜、マジでそろそろやめにしません?」


 瞳がこういう不思議な金色になってくると、ほんっとうに眠いってことなんですよね。
 はいはい、おつかれさまでした、撮影会は無事終了です!


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今回使用のお衣裳はこちらです。

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 ここからが本当の、猫が嬉しい独立記念パーティ!
 モデル料はたっぷりと、みなさまからの頂き物の猫缶でお支払い!


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 長年にわたって(なにしろ18年!)、みなさまが下さった山ほどのプレゼント(缶詰やおもちゃやかわいい手作り服、あごのせ枕などなど…)
 また私が運び屋さんをお願いして、ご面倒をおかけした品々(自動給餌器や首輪、マタタビ、納豆菌といった健康食品などなど)…
 改めて深く感謝しております!!
 もし二代目がやってきたときは、またよろしくお願いしますなんちゃって。


 残された人間どもは、たいへん久しぶりの、猫ぬき祝日を迎えようとしております。
 もちろん寂しいですが、こうして昔の写真を引っぱり出してきて、けっこうそれなりに盛り上がっております。
 二匹とは、後悔のしようがないほど年がら年じゅういっしょでしたので、そこはちょっと気持ちも軽いのです…



2019年10月14日(月)

再録・往年の迷作「変装猫」シリーズ
<第五回 むらさき月の猫たち>



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 以前は10月になると、どこに行っても必ず出会った、「パチャカミーリャのキリスト」の在俗信者のみなさん。
 お揃いの紫の衣裳をまとっているので、すぐそれとわかります。(さいきんは見かけることが急に減ったようにも感じますが…)
 2006年、ハシンタ猫とハスミン猫にも、信者の色に染まってもらいました。



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 女性たちは白いレースで頭を覆い、香炉や紫の花を手におまつりに参加します。


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こちらは男性のケープ。


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 後年猫たちが、パチャカマックで6年近くも幸せに暮らせたのは、このとき「パチャカミーリャのキリスト」によくお参りした功徳かも…しれません。


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 プロセッションが終ると、そそくさと立ち去るハシンタ猫。
 ほんとにハシンタ猫には、妙にあっさりと自立?したところがあり、アチラへの旅立ちも実にさらっとしたものでした…



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お衣裳はいつものようにフェルト製。


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 でもリマではゴワゴワしたフェルト地しかなくて、わざわざpichitankaさんに送って頂いたこともありましたね!


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これでストレス解消!


 撮影会のあとは、おわびに宿六が、ひと遊びして差し上げる決まりでした。特にハスミン猫。


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同じく2006年10月の、瞑想中のハシンタさま
春になりましたねえ



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 10月のリマは、だんだんと晴れの日も増えて、アマリリスもたくさん咲いて、なかなか良い季節です。
 油断すると風邪をひくので要注意ですが。


 (そういえばうちのアマリリス、今年はどうも出てこない、おっかしいな?…と思っていたら、アルパカたちが芽吹く先からこまめに齧っていたことが判明…
 まさに今、永吉君に追加の囲いを作ってもらっているところです…早くロープも巻きにいかなくちゃ…)



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 これも同じころのハスミン猫。
 旅立ちから5,6か月がすぎて、さいごの日々の悲しさもだいぶ遠くなり、可笑しかったことをたくさん思い出すようになってきました。良い傾向です。


 特にこんなつやつやの若いころの猫たちを見ると、あと一年もしたら第二シーズン開始してもいいかも…という気持ちになってきます。
 まだ決心はつきませんが、もし次があるとしたら三毛猫さん二匹にしよう、ということだけは決めています、ハシンタ猫の無病息災ぶりには驚嘆しましたので。
 できればハシンタ猫似のうすぼけ三毛と、ハスミン猫のおもかげのある縞三毛さんが理想かな…




2012年12月30日(日)

たいへんおひさしぶりです。
人間にはなかなか大変な一年でしたが、おかげさまでうちの猫たちは、変わらず元気に、リマのアパート暮らしをつづけております。


うすぼけ三毛のハシンタは、あさってが13歳の誕生日です。
二毛虎のハスミンは、先月11歳になりました。


へたなビデオですが、おひまでしたらご覧ください。






猫用歯磨きガムを愛するハスミン&ハシンタ猫。





自分の尾で遊ぶハシンタ猫。





のどを鳴らすハシンタ猫。


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