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パチャカマックの蝶々

MARIPOSAS DE MI JARDIN
@Pachacamac Peru


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2022年5月6日作成



庭の花や木を増やすにつれて、蝶の種類も少しずつ、でも確実に増えていっています。今までのところ、庭から一歩も出ないで、蛾も入れると計50余種ほど見つかった…みたいです。
蝶の多さで知られるアンデス東斜面と比べたら、もうその足元にも及びませんし、またうちに来る蝶は顔ぶれも地味です。でもカラカラの海岸沙漠地帯にしては、思ったよりずっと多くて驚いております。


虫には疎いため、学名や和名その他いろいろの情報は、手に入ったわずかな資料からの推定にすぎません。どうか、もしかしたらそうかも、程度におとりください!
写真は、基本すべてうちの庭で撮影したものです。食草なども、うちの庭限定の観察記録です。また蝶の数え方については、「頭」がどうも私にはしっくりこないので、勝手ながら「匹」で押し通します。


<パチャカマックの虫蝶ニュース> 2023年3月30日up.png
<パチャカマックの庭の蝶々 一覧>
<パチャカマックの蛾のみなさん>
<パチャカマックの庭の虫 いろいろ>
<おまけ・ アンデス高地の蝶などちょっぴり>

<パチャカマックの庭の蝶々 一覧>

アゲハチョウ(1) シジミタテハ(1)
タテハチョウ(7) シロチョウ(8)
シジミチョウ(10) セセリチョウ(13)


パチャカマックのアゲハチョウ
パチャカマックのシジミタテハ

(1)タスキアゲハ (Papilio paeon)

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(1)黒紋付風シジミタテハ君 Melanis leucophlegma

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パチャカマックのタテハチョウ
↑タテハチョウのページでは、今のところ(1)タテハモドキのみ紹介しています

(2)オオカバマダラ Danaus plexippus

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(3)ヘイタイマダラ Danaus eresimus

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(4)ウラギンドクチョウ Dione juno

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(5)ヒョウモンドクチョウ Agraulis vanillae

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(6)ウスベニタテハ(シロクジャクタテハ) Anartia jatrophae

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(7)ヒメアカタテハの仲間 Vanessa carye?

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パチャカマックのシロチョウ仲間
↑詳しくはシロチョウ仲間のページへどうぞ


パチャカマックのシジミチョウ
↑詳しくはシジミチョウのページへどうぞ


パチャカマックのセセリチョウ
↑詳しくはセセリチョウのページへどうぞ   (*)印の蝶は、今のところ実在が疑わしいため、数のうちに入れていません



<パチャカマックの蛾のみなさん>



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(1)スズメガ
(Hyles annei ? Hyles lineata ?)


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真夏の日暮れ時、庭を飛びまわるスズメガ


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スズメガの幼虫。
黒白のシマシマが、成虫とお揃いなのが最高!



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(2)ヒトリガ Dinia subapicalis


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(3)ヒトリガ Cyanopepla alonzo
このままブローチのデザインに使えそう。



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(4)ヒトリガ Hypercompe ocularia


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同じくHypercompe ocularia
こちらはベンハー君撮影。



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(5)スズメガ Manduca mossi


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(6)スズメガ Manduca rustica


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(7)ワタヘリクロノメイガ Diaphania indica


 南アジア原産の蛾のようです。
 おしりについている金茶色のぽんぽんを、ときどき左右にゆっくり動かすのですが、それがなんとも奇妙な感じで…
 はじめは遠目に、毛むくじゃらのクモに襲われているのかと思い、同情していました。でもよく見たら、毛むくじゃらも本人の一部でした。



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これもDiaphania?


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(8)シロオビノメイガ Spoladea recurvalis

新しいセセリチョウ飛来か?!…と
ぬか喜びさせてくれたお方。



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(9)ケナシクロオビクロノメイガ

Herpetogramma phaeopteralis


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(10)トモエガ Melipotis trujillensis


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トモエガの別種? Melipotis


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(11)トモエガの別種 Melipotis


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トモエガの別種 Melipotis


 このMelipotisにはものすごくたくさん種類があるようです。指先ほどの小ささながら、ふしぎと存在感があり、気になっています。


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(12)ハイマダラノメイガ?


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英名では黒魔女と呼ばれるヤガ
Ascalapha Odorata


 この写真だけは、ブハマ浜で撮りました。
 手のひら大の夜蛾で、よく見ると紫の模様など入ってなかなかきれいです。うちの庭でも夕方ごろ、黒っぽい姿でヒラヒラとびまわるので、はじめはコウモリとまちがえました。残念ながらうちではまだ、とまっているところを見たことはありません。


 蛾にはとても興味があるので、照明を使って集める方法を思案中です。カブトムシ系が来ちゃうのが怖いのですけれど…


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(13)イチジクキンウワバ Chrysodeixis includens?


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(14)トリバガ Pterophoridae


以下、ぜんぜんわからない皆さん

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Gymnoscelis?


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Disclisioprocta stellata?


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Disclisioprocta stellata?


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つい先日バラに取りついていた、みごとに薔薇色の幼虫。
何が出てくるか育ててみようと、入れ物を探して戻ったら、もう姿を消していました。




<パチャカマックの庭の虫 いろいろ>

探す気もないのに見つかった虫たちです。
本気で探したら、まだいくらでも種類が増えそうです。


トンボ
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中南米のアオモンイトトンボ Ischnura capreolus

色違いのメスにも
そのうちお目にかかりたいです



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Erythemis plebeja


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アメリカシオカラトンボ Orthemis discolor


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アメリカシオカラトンボ Orthemis discolor ♀


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ペルーの青目のヤンマさん Rhionaeschna elsia


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不明…
成熟して塩辛化したどなたか?でしょうか?


カゲロウ

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クサカゲロウ Ceraeochrysa


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ウスバカゲロウ Myrmeleon


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ウスバカゲロウ Millerleon

なぜか私の本棚でバサバサしていたのを発見。
(ウスバカゲロウときくと、北杜夫さんの「薄馬鹿下郎」を思い出しちゃいますね…)


テントウ虫

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Cycloneda sanguinea?


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ナミテントウ Harmonia axyridis

はるばるアジアから害虫コントロール用に導入されて、
害虫になっちゃたらしいです


バッタ方面

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ササキリ? Neoconocephalus

色といい顔つきといい、これはかわいい!


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ササキリ? Neoconocephalus

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ツユムシ Microcentrum

バッタ系は、子供のころいつも富士霊園でつかまえていたので、わりと平気です。
うちの庭でも、探せばもっと見つかりそうです。


ハチとハエごちゃまぜ

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ギングチバチ Stictia signata


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ペルー&チリのドロバチ Pachodynerus peruensis


 泥で壺状の巣をつくるので、陶工(壺作り)アシナガバチ(Avispas alfareras)と呼ばれているようです。


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アシナガバチ Polistes weyrauchorum? Polistes peruvianus?


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セイヨウミツバチ


 もともとペルーにはいなかったセイヨウミツバチ。いつ、そしてどうやって連れてこられたのでしょう?


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ヒメバチ Netelia


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ムカシクモバチ Pepsis ruficornis


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ムカシクモバチ Pepsis


 うすきみわるい虫ですが、マンガチックな悪魔的かわいさ、ないでもないですね…


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ヒラタアブ Toxomerus


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ヒラタアブ Victoriana


 このヒラタアブと比べると、アリッサムの小さな花が、こんなに大きく見えます。


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ムシヒキアブ? Andrenosoma?


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ナミハナアブ Palpada


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美しすぎるハエ
マダラホソアシナガバエ Condylostylus


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 これはイエバエでしょうけれど、こうしてみるときれいなものです。
 毎日庭の決まった場所で、エメラルドグリーンに輝きながらホバリングしています。


大の苦手のカブトムシ系

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タテヅノカブト golofa


 こいつがヴーーーン!と飛んでくると、私も宿六も逃げ惑います。


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アヤヒシムネハナムグリ Gymnetis merops


 アーティチョークの花が咲くと、うじゃうじゃやってくる虫ですが、新種として登録されたのはやっと2018年になってからだそうです。
 きっと微妙に模様がちがうハナムグリがいっぱいいるのでしょうね。


けっこう好きな蜘蛛たち

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イエユウレイグモ Pholcus phalangioides


 リマのアパートにはいなかったので、最初は大きさに仰天しました。でもいつも屋内の定位置でがんばっているので、次第に顔見知りとなり、蜘蛛フォビアの宿六も騒がなくなりました。
 たまに代替わりして、見えないほど小さな蜘蛛の子と入れかわっていると、「ああ、あの人?もとうとう旅立ったか」としみじみしたり。



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アゴグロハエトリ Menemerus bivittatus


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 これもハエトリグモかな?
 小さな体で素早く走って、蚊など捕まえてくれるので、いつも応援しています!



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コガネグモ Argiope argentata


 夏の晩、庭を歩いていて、しばしば蜘蛛の巣に顔からつっこみます。
 私も迷惑ですが、蜘蛛にはもっとご迷惑でしょうね。商売あがったりだものね。



<おまけ・アンデス高地の蝶などちょっぴり>


さいごにうちの庭を離れて、旅先のスナップを少々。
前にもご紹介したと思いますが、その後学名など大体わかりましたので、ここにまとめておきます。
(下のほうに大蜘蛛が出ます、苦手な方はお気をつけて
!)



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アプリマック川を見渡す道ばたで…
(Curahuasi近く、河原の標高1875m)


 雪解け水で作られる微気候のおかげで、この河原では20種以上の蝶が見つかるそうです。
 いつかゆっくり歩き回って、探してみたいものです。



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タテハモドキ(Junonia vestina)に会いました。


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広い広い風景がつづくワンカベリカ郊外で…
(Sachapite近く、標高3900m)



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…美しい高地のシジミチョウ、Madeleinea koaに会いました。


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アンダワイラス郊外で見つけたのは…
(リャマなどの岩絵が数多く残るLlamachayoq、標高3449m)



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…黒と白のシックなジャノメチョウ(Pedaliodes)。


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翅を開くと、びろうどのような黒!


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こちらは蜘蛛がお持ち帰り…


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ワイラス渓谷の、凍てつく寒さのパロン湖では…
(Laguna Paron、標高4185m)



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…意外にもこんなにきれいな蛾を見つけました。
シャチホコガ Scea bellona



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たまらなく長閑なアンダワイラス空港では…
(標高3444m)



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…まわりの畑の色を映したような、
きれいな黄緑色のコガネムシがたくさんいました。
スジコガネ Platycoeliina



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温暖なアンダワイラス郊外で、いくらでもあるブロメリアを、
ひとつ失敬していこうとしたら…
(Sotoqmachay近く、標高2530m)



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…ブロメリアの水タンクのところから、
巨大な蜘蛛が這い出してきました!ギャー!
オオツチグモ Theraphosidae



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そしてぐっと下って、ルリン川中流部では…
(Nieve Nieve、標高約800m)


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…この世のものとは思われぬお姿の、
トゲグモ君(Gasteracantha cancriformis)に会いました。
宿六はきっと、ダースモールを連想するでしょうね…



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